はりは痛いですか?


正直に言うと痛くないとは言い切れません。痛いこともありますし、まったく無痛のこともあります。個人差(痛みに関する感覚の違い)、特定の条件によって感じ方が変わります。


1切皮時の痛み

                                                             「切皮」とは針を刺入する際、針が皮膚を突き破る瞬間のことを言います。この時に「チクッ」と痛みを感じることがあります。針治療が初めてで緊張し身体に力が入っていたり汗ばんでいたりすると痛みを感じやすくなります。皮膚のキメが細かく、もち肌タイプの方も痛がる傾向にあります。

稀に毛穴に針が入ることがありこの場合は「チクーッン!」とかなり痛みます。



2針の響き(ひびき)による感覚


「針の響き」とは針が体内に入ってきたときに感じる針治療特有の感覚です。「針響(しんきょう)」「得気(とっき)」たんに「響き」と表現することもあります。感じ方は個人差があり「ビリビリと電気が走る」「ズーンと重くなる」「チクチクとつねられている」「じんわり温かくなる」等、様々です。この「響き」の感覚が「痛く」感じる方と「効いてる」「気持ち良い」と感じる方にわかれます。



上記の1に関しては細心の注意を払っていますが避けきれない事があります。刺入する部位を変えたりやり直しをします。痛みがあるときは遠慮なくおっしゃってください。2に関しては「響かさない」針治療が出来ますので我慢なさらなくても大丈夫です。


A&S池袋 ぼくさんのブログ-hari2
左からマッチ棒、注射針、針治療のはりです(写りが悪くてスイマセン)。注射針は直径0.55mm鍼灸針は直径0.14mmです。



A&S池袋 ぼくさんのブログ-hari1
注射針の薬を通す穴に鍼灸針が入っている状態です(これも写りが悪い・・・)。これくらい鍼灸針は細いものです。

注射針は血管に穴をあけて薬を入れるものなので針先が鋭くなっています。鍼灸針は血管にあたると曲がってしまうくらい細いものです。「はり」と聞くと注射針を想像してしまう方が多いと思いますが、注射針を体中に刺しまくるわけではないのでご安心ください。