7日の未明
むーんちゃんは一人寂しく旅立ちました…


夜中にずっと私を呼んでいました…
何度か見に起きて

「寝ようよ…」って声を掛け体を撫でてあげたけど
呼び続けて…

仕方なく私の使ってたネックウォーマーを着せてベットに…


でも暫くすると
また呼んでいた…

目が見えないのか
傍に行くと私を探す…
「どうしたの?」足元がおぼつかない…

「寝ようね…」と声を掛け私が寝てしまった


朝起きると
床から落ちていて…

冷たい玄関の床に…
その体は冷たくなって

私の
「むーんちゃん、何で…」って声に息子が起きてきて
むーんの亡骸を泣きながら
毛布にくるむ姿を黙って見つめていた…

ただただ泣き続ける私…


泣きながらお弁当を作り
母のもとにむーんの訃報を…

いつしか母の腕の中で
声をあげて泣いていた…


その間…
息子はどんな思いで家にいたんだろう…
心が痛い…


その日
ただ黙って仕事をこなした…
気が緩むと涙が出るから…
仕事中は絶対に泣いちゃいけないと…


家に帰ると
母が待っていてくれた…

誰もいない家に帰るのは辛いだろうと…

家に入ると
寝ているはずのむーんは居なくて…
主の居ないベットがぽつんと
そこにあるだけたった…


母に悟られぬように
帰ってから
また、声をあげて泣いていた…

息子が帰って来るまで…

いつもは
帰るとlineしないのに
この日はなぜか連絡が…

息子にまで心配掛けてしまったね…
ごめんね…

その夜は、
ずっと息子が傍に居てくれて…
だから泣かずにすんだ…


今年の目標は
悔いなく笑って…だったのに…

数日で笑えなくなった…

あの時なんで起きなかったんだろう
なんで抱いて暖めてあげなかったんだろう…
そうすれば
今日もわがまま言ってたかもしれない
冷たい床じゃなく
私の腕の中で静かに旅立てたかもしれない…

そんな
後悔の念に泣いて過ごした…


薄々別れを感じていたのに…

明日もいつも通りに起きて来ると…
だから
明日は
朝、散歩に行って
ご飯あげようと…

でも
起きては来なかった…

命あるものは
必ず最期の時を迎える…
そして
残されたものの
悲しみは…


こんな別れを後何回するんだろう…


今は
ただ…

ごめんね…を繰り返す…


むーん  享年11才
私の可愛い娘犬…



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