「不在 Ⅴ章」彼を待つ、夜の、闇に。明かり。 柔らかな、蛍光灯の、彼が選んだ穏やかな色。 ふと手を見ると、青く、血管が浮き出ていて、彼女のころと、私の、年数の差を、感じるのだった。 「思ったより、長く生きてるなー」 なんて。 だって。 ノストラダムスの予言って、あったもんねー。 んー・・・・・・。 辺りを、ぐるりと見渡して。 いまも、なにかしら予言って、あるのだろうなぁ・・・・・・。 ぼんやりと思いながら。 なんだか眠たくなってきた。