「らくがき★誇り Ⅶ章」ボクの存在の透明感と言ったら・・・・・・。 透明感が、ありすぎる。 というか。 「無」だ。 きっと誰も、ボクのことなんて知らない。 悲しいよー。 知られたい。ボクも、誰かに知られたい。 誰も居ない教室になると、ボクは・・・・・・。 「ありがとう」の残像が、ボクの胸を締め付ける。さめざめと泣くこともできずに、ボクは。 ぬいぐるみだから、泣くことなんてできないんだ。って。 誰が決めたか知らないけれど、泣けないもの。 泣かない。でも。 泣きたくなる、この気持ちは、本物だ。