ボクの存在の透明感と言ったら・・・・・・。
 
透明感が、ありすぎる。
 
というか。
 
「無」だ。
 
きっと誰も、ボクのことなんて知らない。
 
悲しいよー。
 
知られたい。ボクも、誰かに知られたい。
 
誰も居ない教室になると、ボクは・・・・・・。
 
「ありがとう」の残像が、ボクの胸を締め付ける。

さめざめと泣くこともできずに、ボクは。
 
ぬいぐるみだから、泣くことなんてできないんだ。って。
 
誰が決めたか知らないけれど、泣けないもの。
 
泣かない。でも。
 
泣きたくなる、この気持ちは、本物だ。