海は広くて気持ちがいい!
昨年6月以来、行けてなかった魚釣り
久々、友とのスケジュールも合い
平戸の波止にでも行こうと予定していた月曜日
しかぁーし
友は急用で行けなくなったと前日の夕方連絡
があり意気消沈
久々に釣りを楽しみにしていた私は
諦めきれずに
顔見知りの岡船長がいる
佐世保、相浦の三平丸で
一人、沖磯を目指す事に決めました。
天気は曇り時々雨の予報だが、降水量は1ミリ
以下、風も5メートル未満なので
何とか釣りになるだろうと
前夜10時に佐世保へ向けて出発しました。
AM12:00には佐世保市の釣り具の加藤に
到着、お店が開くAM3:00まで車の中で
仮眠をとって餌を買い込み相浦へ
向かいました。
朝6:00に船が出るまでにまだ時間があるため
撒き餌を仕込んで再び仮眠
デカ真鯛を釣る夢を見るのでした・・・・・。
出航の時間が近づき三平丸の周りに集まった
三人組のグループに話を聞けば
なんと、久留米、佐賀それに私の実家のある
黒木からのお客さんたちで話も弾み
一人で来た寂しさも吹き飛びました。
お客さんも集まり、朝6:00いよいよ出航です。
船長の登場「ご無沙汰してました、船長!」
「森田さんお久しぶりすね」のやりとりの後
「森田さん狙いは?」船長に聞かれて
「はい、マダイとクロです」
「できればガニ瀬方面に行きたいのですが」
船長「マダイ、クロやったら片島方面がよかで
すよ!」
それでも私は、テレビの釣り番組で見た
ガニ瀬でマダイを釣り上げる元野球選手
のシーンを思い出し、ガニ瀬を希望したのでした。
船長に案内されて降り立った瀬はガニ瀬本島。
ガニ瀬本島。
この日は雨こそしょぼしょぼと降るものの波穏
やかで風も微風、絶好の釣り日和でした。
私の釣り座
大潮の二日目、潮はかなり早く流れると予想し
ていましたがAM9:00満潮の上げ潮は
多少流れたものの
以外にその潮は緩く、その中を
博多の釣りの賢者に伝授された
釣り場到着直後の☆「お魚ちゃんいらっしゃい
撒き餌20連発」と
☆「初めて行く釣り場ではまず、棚を決めずに全誘導で探る」を手本に
00号の浮きに微量の板オモリを打ち
浮きごと沈ませる全誘導釣りで、くまなく潮筋を
探りました。
しかし、どの潮筋を流しても
海底付近まで届いた付餌は、根がかりするか
ベラ、フグ、アラカブしか針がかりしません。
マダイもクロもかかりません。
浮きを替えたりハリスを細くしても
効果はありません。
そうこうしていたら、もうお昼12時。
船長が釣果を心配して見回りに来てくれまし
た。
「森田さぁ~ん、どうですか?」「釣れますか?」
「今のところ、ベラとフグ、アラカブだけです」
船長 「瀬替わりしましょうか?」
私、自分でガニ瀬を選んだ手前・・・「ここで頑張
りまぁ~す」
優しい船長 「乗らんですか、ガニ瀬4番のもっ
と深い所で釣りましょう」
船長に促されて再び三平丸へ乗り込みました。
ガニ瀬4番
ガニ瀬4番、大潮の下げを釣るが
ここもやっぱり大潮の割には潮が緩く
流れも一定していません。
あの手この手で果敢にお魚ちゃんにアプロー
チするも、お目当てのマダイ、クロちゃんは
微笑んでくれません。
時計を見ると回収時間のPM3:00が迫ってい
ます。
その時、足元の瀬際7~8メートル先に正面向いて右に流れる潮を発見
その潮の中をじわじわと沈めながら探る事にし
ました。
一投目・・・二投目・・・
もうこれが限界、これ以上釣ると後片付けもあ
るので回収時間に間に合わなくなる・・・・・
最後の一投と心に決めて仕掛けを投入
じわじわと仕掛けは沈み、底付近に到達した
その時でした!!
リールの道糸がバチバチバチ~と弾けて
慌ててリールのベールを閉じて合わせを入れ
ると重たい手応えと、竿を揺さぶる様な
魚震が伝わって来ます。
「ん、これはかなりの大物か???」
その証拠に、愛竿メガティス1.25号が描く曲線
の弧が「つ」の字に曲がっているではないか!
ハリスは1.75号、「お願いだから切れないでく
れ・・・・・・・」
必死の想いでなんとかタモに納めたお魚は
赤い色ではなく、銀色
そう、おチヌちゃんでありました。
50㎝に迫ろうかと筆者が誤認した元気のいいチヌでございます。
久々の手応えで憶測を誤ったか、50センチに
迫ろうかと思われたチヌは
船長の計測で42.5㎝、1.2kgでありました。
ギリギリまで粘った末に
「お土産なし」の事無きを得て、なんとか家路に
着くことができました。
今回もお世話になった、親切で愛ある
三平丸の岡船長と
船で乗り合わせたお客さん達
それから、博多の釣り賢者Hくん
そして、私を心の底から楽しませてくれた大自
然の大海原に感謝をしつつ
今回の釣行を終えたのでした。



