弟の軌跡
わが弟の初七日終わりました
6月28日
耳鼻科にいたわたしの元に母からのメールが届きました
そこには
弟が亡くなった
と一言だけ
見た瞬間
夢かと思った
何かの嘘だと思った
現実じゃないと思った
その直後に呼ばれ
娘の耳からテープの欠片が出てきて
思わずアホか!!
と突っ込みしたくらい
診察が終わって
会計を待っている間にもう一度メールを開いた
先ほどのメールはない
と思いながら・・・
でもあった
もう一回読み返して
何度も読み返して
これは現実なのか?
なんかのトリックなのか?
現実味がわかなくて
今ここに足をつけていないような感覚に襲われていた
現実なんだとわかった瞬間
人目も憚らずに泣くしかできなかった
早く帰らなきゃ!!
早く帰って弟の姿を見なきゃ!!
と気持ちだけははやる
パパに
弟が亡くなったらしい
と一言メールする
とにかく運転して無事家に帰る
それで精いっぱいだった
足ががくがくしていた
パパはそんなわたしの様子に
すぐ帰る
と帰ってきてくれた
家に帰ってから
実家に行くための準備に取り掛かって掃除して
あちこち動いて
休みなく動いて
現実を見ないようにしていたというか
考えないようにしていたというか・・・
とにかくすべてがフワフワした感じだった
準備が終わってパパの帰りを待って
次の日の朝一の飛行機を取って
ぼーっとしてたら
わけもなく涙が止まらなくなる
娘は
死ぬ
ということの意味がわからない
だからずっと誰が死んだの?
連呼して
最後には死ぬ死ぬ言うな!!!
とブチ切れてパパに投げた
わたしが一番現実を受け止められていなかった
いきなりだよ
彼女もいて
ダンスも楽しんでいて
急性心不全
まだ30歳の命でした
実家に着いて
冷たくなって横たわっている弟の姿を見た途端
号泣
ホントに死んだの?!
嘘でしょ!!
なんで?!
ずっとずっと弟の冷たくなった頬から手を離せなかった
その日はずっと涙が止まらなかった
弟には2年会ってなかった
パパと結婚する前は一緒に暮らしていたのに
虚脱感
去年行ったとき
何としてでも会えば良かった
後悔はキリがない
それでも思わずにはいられなかった
娘たちをすごく可愛がっていた
ダンスに関しては厳しかった弟が
娘たちの顔を見ると目じりを垂らして可愛がっていた
お通夜告別式にはたくさんの方が来てくれました
弟の生徒さん
小中高大の同級生
ダンス仲間
弟が尊敬してやまない先生方
ダンス関係のトップが集まってきたそうそうたる顔ぶれに弟のすごさを感じせずにはいられませんでした・・・
わたしの知らなかった弟の一面を知りました
ダンス界では相当有名だったということ
ダンスの神様と呼ばれている先生が弟のことを
出来の悪い子ほど可愛い
と東京からお別れをしに来ていただいたり
みんなが号泣していて
胸いっぱいになったり
弟の偉大さを知ったとともにやるせない気持ちになったり・・・
遺影はダンスの格好でキメているのを選び
棺にはタキシードを入れ
火葬場に入れられる棺に号泣して
妹は立てなくなったり
そして
何より
生まれてきて34年
父の涙を初めて見ました。。。
いつも一生懸命でおちゃらけてる
父の涙を、泣いている姿を
初めて見ました
それでも我慢していました
それでも溢れてくる涙は止められなかったのでしょう
弟の彼女さんには
もうたくさんのありがとうがあります
最後まで一緒にいた彼女さん
ずっと泣き通しながら
気丈にわたしたちと共にしていました
一緒にお酒を飲んで
一緒にお香をあげて
七日まで一緒に過ごしました
彼女には幸せになってほしいと思っています
幸せを願っています
そして
弟が亡くなったことで改めて思う
「今」を大事に生きること
あのときは戻ってこない、ということ
だからこそ
大好き
愛してる
ありがとう
その言葉をたくさん今大事な人に伝えて
と思います
後悔しても
戻ってこないのです
わたしは弟に伝えられませんでした
でも弟とはいつだって真正面から向き合ってきたつもりです
可愛い弟だもん
弟はこれからもわたしの心に生きていきます
弟の分も幸せになるよ
弟よ
安らかに眠れ
今までありがとう
お疲れ様でした
ゆっくり眠れ
お悔やみのメッセージくださった方ありがとうございました
6月28日
耳鼻科にいたわたしの元に母からのメールが届きました
そこには
弟が亡くなった
と一言だけ
見た瞬間
夢かと思った
何かの嘘だと思った
現実じゃないと思った
その直後に呼ばれ
娘の耳からテープの欠片が出てきて
思わずアホか!!
と突っ込みしたくらい
診察が終わって
会計を待っている間にもう一度メールを開いた
先ほどのメールはない
と思いながら・・・
でもあった
もう一回読み返して
何度も読み返して
これは現実なのか?
なんかのトリックなのか?
現実味がわかなくて
今ここに足をつけていないような感覚に襲われていた
現実なんだとわかった瞬間
人目も憚らずに泣くしかできなかった
早く帰らなきゃ!!
早く帰って弟の姿を見なきゃ!!
と気持ちだけははやる
パパに
弟が亡くなったらしい
と一言メールする
とにかく運転して無事家に帰る
それで精いっぱいだった
足ががくがくしていた
パパはそんなわたしの様子に
すぐ帰る
と帰ってきてくれた
家に帰ってから
実家に行くための準備に取り掛かって掃除して
あちこち動いて
休みなく動いて
現実を見ないようにしていたというか
考えないようにしていたというか・・・
とにかくすべてがフワフワした感じだった
準備が終わってパパの帰りを待って
次の日の朝一の飛行機を取って
ぼーっとしてたら
わけもなく涙が止まらなくなる
娘は
死ぬ
ということの意味がわからない
だからずっと誰が死んだの?
連呼して
最後には死ぬ死ぬ言うな!!!
とブチ切れてパパに投げた
わたしが一番現実を受け止められていなかった
いきなりだよ
彼女もいて
ダンスも楽しんでいて
急性心不全
まだ30歳の命でした
実家に着いて
冷たくなって横たわっている弟の姿を見た途端
号泣
ホントに死んだの?!
嘘でしょ!!
なんで?!
ずっとずっと弟の冷たくなった頬から手を離せなかった
その日はずっと涙が止まらなかった
弟には2年会ってなかった
パパと結婚する前は一緒に暮らしていたのに
虚脱感
去年行ったとき
何としてでも会えば良かった
後悔はキリがない
それでも思わずにはいられなかった
娘たちをすごく可愛がっていた
ダンスに関しては厳しかった弟が
娘たちの顔を見ると目じりを垂らして可愛がっていた
お通夜告別式にはたくさんの方が来てくれました
弟の生徒さん
小中高大の同級生
ダンス仲間
弟が尊敬してやまない先生方
ダンス関係のトップが集まってきたそうそうたる顔ぶれに弟のすごさを感じせずにはいられませんでした・・・
わたしの知らなかった弟の一面を知りました
ダンス界では相当有名だったということ
ダンスの神様と呼ばれている先生が弟のことを
出来の悪い子ほど可愛い
と東京からお別れをしに来ていただいたり
みんなが号泣していて
胸いっぱいになったり
弟の偉大さを知ったとともにやるせない気持ちになったり・・・
遺影はダンスの格好でキメているのを選び
棺にはタキシードを入れ
火葬場に入れられる棺に号泣して
妹は立てなくなったり
そして
何より
生まれてきて34年
父の涙を初めて見ました。。。
いつも一生懸命でおちゃらけてる
父の涙を、泣いている姿を
初めて見ました
それでも我慢していました
それでも溢れてくる涙は止められなかったのでしょう
弟の彼女さんには
もうたくさんのありがとうがあります
最後まで一緒にいた彼女さん
ずっと泣き通しながら
気丈にわたしたちと共にしていました
一緒にお酒を飲んで
一緒にお香をあげて
七日まで一緒に過ごしました
彼女には幸せになってほしいと思っています
幸せを願っています
そして
弟が亡くなったことで改めて思う
「今」を大事に生きること
あのときは戻ってこない、ということ
だからこそ
大好き
愛してる
ありがとう
その言葉をたくさん今大事な人に伝えて
と思います
後悔しても
戻ってこないのです
わたしは弟に伝えられませんでした
でも弟とはいつだって真正面から向き合ってきたつもりです
可愛い弟だもん
弟はこれからもわたしの心に生きていきます
弟の分も幸せになるよ
弟よ
安らかに眠れ
今までありがとう
お疲れ様でした
ゆっくり眠れ
お悔やみのメッセージくださった方ありがとうございました
それが全てじゃない
人はひとりじゃ生きられない
でもひとりでも生きていける
だけど忘れないで
そこには
いろんな人が手を差し伸べてくれて
わたしも差し伸べて
支えて支えあって
その延長上に今がある
ということ
わたしがわたしらしく生きることで
離れられていくことがあっても仕方のないこと
だけど
色々な過程を歩んできた見守ってくれた
モノ、人
それはお金に換えられない宝物なんじゃないか
それを大事にしてこそ成り立つものもあると思うんだよ
その人、モノを大事にする
ということはわたし自身を大事にすること
わたしがすこしでも触れたモノだもの
わたしがすこしでも関わった人だもの
それをすこしずつ積み重ねることで
わたしを大事に出来るようになる
わたしを慈しむことができる
でも捨てなきゃいけないときもある
どうしても不要になっちゃうときもある
そんなときは心込めて
ありがとうございました
と伝える、想う
空気も粒子も届くんだよ全て
この延長上に
わたしを大事にする
があると思うの
わたしへの戒めとして
でもひとりでも生きていける
だけど忘れないで
そこには
いろんな人が手を差し伸べてくれて
わたしも差し伸べて
支えて支えあって
その延長上に今がある
ということ
わたしがわたしらしく生きることで
離れられていくことがあっても仕方のないこと
だけど
色々な過程を歩んできた見守ってくれた
モノ、人
それはお金に換えられない宝物なんじゃないか
それを大事にしてこそ成り立つものもあると思うんだよ
その人、モノを大事にする
ということはわたし自身を大事にすること
わたしがすこしでも触れたモノだもの
わたしがすこしでも関わった人だもの
それをすこしずつ積み重ねることで
わたしを大事に出来るようになる
わたしを慈しむことができる
でも捨てなきゃいけないときもある
どうしても不要になっちゃうときもある
そんなときは心込めて
ありがとうございました
と伝える、想う
空気も粒子も届くんだよ全て
この延長上に
わたしを大事にする
があると思うの
わたしへの戒めとして
謝ること赦すこと
先日、わたしに謝ってきた人がいたのです
わたしは彼女に、すごいなー
と畏敬の念を抱いたのです
謝る
ってすごくエネルギーを遣うから
そのエネルギーをわたしに遣ってくれた彼女をすごい、と思ったのです
色々苦悩して悩んで
自分を振り返って認めて
声に出してくれたのだと思います
彼女がしてきたことを考えたら
相当な勇気がいったと思うのです
わたしが彼女に立場になった時
同じことを出来るか?
と言ったらわからない
でも、相当苦しむんだろうなというのは見えているのです
現実に向き合ったら…
わかるんです
だから
わたしは赦しはしなかった
彼女自身にとって赦しを乞う相手は
わたしじゃないから
彼女が自身を赦すことで
その想いからも解放されるんだと思うのです
だから
わたしは彼女に大丈夫?と声をかけました
そして
ありがとう
と伝えました
わたしは
もうすでに
わたし自身の中で
そのときのことを
苦しみ
向き合いながら
すべてのことを
認め
赦したのです
わたしはわたし自身がわかることで
守れるのも
動かすのもわたし自身だと
だから
彼女に対しても赦す赦さない
という気持ちはとっくに過ぎていたわけです
地獄に堕ちればいい
と思っている人にも
すごく淡々としている
静かに時を待つ感じなんですね
いつかは起こるんだと思っているのです
謝る
っていう勇気を持ったあなたに最大の尊敬を込めて❤