この心臓が止まっても

傍にアナタが居ればいいと

何度も泣いた夜はあった

どこまで行けば

答えはあるのかと

何度も問う時間はあった

その時さえ止められれば

その時さえ進まなければ

私が望んだものは

何よりも浅はかで

愚かで

馬鹿だったと

あとから笑った

愛なんてきっと

この世界のどこにでもあるくせに

誰もわかってなどいないんだ。
目を開けて

ほら

耳を澄まして?

ねぇ

よく見てよ




アナタを愛してるのは私だけ。

アナタが求めてるのは私だけ。
小悪魔的な愛情で

いつもアナタを魅了してたいの

興味を持ってほしいの

だから私はアナタに言うわ

「ほかのヒトに行っちゃうかもね?」

その言葉はただの駆け引き

行く気なんてない癖に

引きたいの

惹きたいの

アナタの気持ち全てを

こっちに向けたいだけなの

小悪魔的な愛情で

いつもアナタを束縛してたいの

視線をはずさないでよ

手を離さないでよ

アナタだけでいいくせに

嘘吐いてる私の方が好きでしょ?

でも

それは本当にそうなの?

勘違いじゃないの?

だってもしこの言葉をアナタが本気で受け取ってしまったら

私はアナタを失ってしまうことになる

アナタとの駆け引きは

私を崩して行く

上手に

丁寧に

ばれないように

ばれるように

この駆け引きは

そう簡単にはいかないことくらいわかってるんだから。
求めてるから

手に入らないんだよ



かわいくなりたいと思ってるから

かわいくないんだよ



愛されたいと思ってるから

愛されないんだよ



だって、なんにもしてないじゃん。

求めてるだけ

思ってるだけ

だけ。



ばかだな

何も思わないで

思う前に行動してればなれたのに

かわいくなりたいから何したの?

愛されたいから愛したの?

見返りを求めてるうちは

神様は何もくれない

ただ一心に

ただ無償で

ただ一筋に





想いは必ず伝わる

思いは実行が付き物

重くなる前に

何もいらないと思えばいい

そうすれば

急に手に入ったもの全てが

輝いて見えるんだから






私は、

好きになってもらえなくても

ずっとアナタを愛すだけ。
苦しめてよ

もっともっと

縛り付けてよ

もっともっと

私はソレを求めてたんだから



嘘でもいいの

そう偽善者ぶって

嘘を見つけたら問い詰める

私なんて忘れてよ

そう強がって

忘れそうになったら必死でしがみ付く



あーぁ。

私ってサイテイね

いい子になりたいけれど

それは誰にとってのいい子なのか

あの子にはもう嫌われてしまった

私は結局

アナタ以外愛せないから。
私が思い描いていた現実は

今よりずっと楽しくて

今よりずっとかわいくて

今よりずっと優しかった

悪かったのは私だ。

人のせいにしていたのは私だ。

誰にも見つけられないと泣いていたのは私だ。

見つかっても、逃げていたくせに。

どうして?

こうなってしまった現実を

必死で訴えて

謝って

嘆いて

苦しいなんて言う資格もいなと

口にしては後悔して

本当はそんなこと思っていないもの

アナタが悪いよ

私をこんな風にした人全てが悪いの

私は悪くない

そのまま変われなかったから

今まだずっとこのまま

アナタは悪くないよ

そういう口は嘘吐きのチャック

「アナタが悪いよ」

「アナタのせいだよ」

「どうして私をこんなにしたの?」

嘆いて

喚いて

怒鳴って

あーそっか。

結局それで終わりなんだ

私が怒りさえすれば

アナタは私を嫌ってくれる

そう

嫌われたかった

嫌われたくないのに

嫌われたかったの

捨ててほしかった

私なんてバッサリと

そうすれば私はちゃんと

前を向いて歩けたんだから





結局全部

アナタのせいなんだから。
知ってるよ

アナタが嘘つきだってことくらい。

もういいよ

どこまでが本当で

何が嘘なのか

わからなくなってしまったから

嘘をつかなくていい

あの子と身体を重ねて

それでも私を抱くの?

何度も何度も

愛してると言って

何度も何度も

唇を重ねて

それでも信じきれない

こんなにも嘘を重ねているんだから

もういいよ

嘘じゃないアナタが知りたい

あの子は好きじゃないなんて嘘でしょ

私に戻りたいなんて嘘なんでしょ?

早く別れたいなんて、嘘なんでしょ・・

あの子に触れてもいないなんて嘘なんでしょ?

私は信じたいの

ただ、好きな人を想っているだけなの

だから教えてよ

本当の事。

あの子にこんなにたくさん嘘をついて

平気で会いに行けるアナタなんだから

私にも嘘をついているに決まってるんだから

そんなこと、知ってるんだから。



なのにどうして

私はそれ以上責められなくなるんだろう

アナタの腕の中で

安堵してしまうんだろう

苦しい

痛いよ

開放されたい

なのにどうして

私はこんなにアナタを好きなんだろう

どうして私は「愛してる」と言われたら

何も言えなくなってしまうんだろう

問い詰めなきゃいけない

離れなきゃいけない

いけないのに。



嘘をつき続けるアナタ

知ってて傍にいる私

何も気づかないあの子




馬鹿は


誰なの?
何も戻らないくらいに 全部グチャグチャに 壊れてしまえばいい

私をこんなに壊したんだから 壊れてしまえばいい

一番辛いのが何か 一番苦しいのが何か 私は知っている

でも本当に壊れてしまったら? 私は怯えてる

私がまだ 壊れきっていないから

アナタはまだ 与えてくれているから

もしアナタが私を壊したら その時は私が全てを壊す

アナタが一番苦しい方法で

うぅん。

アナタが一番楽な方法で

私はアナタを解放してあげる・・・。

あの子と言う 悪魔から。
今この時間の私の涙は もう誰にも拾われない。
ずっと、ずっと、耳に残ってるの。

アナタの「愛してる」の言葉が

首を絞めるの

泣いても
泣いても

消えないほどに

癒えないほどに

もう一度時を戻して

届くことのない天井に必死で手を伸ばして

永遠に泣くの

たとえアナタを手に入れても

もうあの頃には戻れない

一度でも手の届かないところに行ったアナタを

私は笑顔で迎えられない

ねぇ

笑ってるのは私なの?

それともアナタなの?

どうしてこんなに苦しいの?

何がこんなに苦しいの?

好きって何。

愛って何。

誰でも良かった

私を受け入れてくれれば良かった

でも今

私が受け入れられなくなった

アナタ以外を

感じられない

アナタ以外で

泣けないの

こんなに好きな気持ちを

殺して生きる私は

少しずつ

私を殺す

死んで行ってくれればいいわ

いつか本当に

私が死ねるまで

ねぇ

見守って?