無音


静寂


昼も夜もない…




美しい世界



自分の鼓動すら雑音に聴こえてしまう…



青の世界



瞬きも惜しいくらいの…


青の世界



たまに差す銀色が…


より美しい青を作り出す



いっそう…


このまま…


青の世界



黒を知らない…

青の世界



無限に広がる…


青の世界




偉大なる…


青の世界




散りゆく華は

儚くも



彩る景色の


可憐愀
毎日

毎日

同じ時間に

同じ道を通る…


いつもの木々達を頭上に感じ…


毎日違う気持ちで…

木漏れ日に身を委ねる…


雨の降る6月も…


少し洒落付く9月も…


淡い気持ちになる4月も…


全てを忘れ去りたい12月も…


彼らは…力強くそこに在る…


存在は変わらずとも…

装いをしっかりと纏い…


彼らはそこに在り続ける…


全身で感じた季節を…

全身で伝えてくれる…


醜いものでも…一緒懸命華を咲かす…


また同じ日常に…彼らは存在する…


昨日とは違う僕の心を見透かすように…

見知らぬ人に見上げられながら…


彼らは


強く…


強く…



そこに在り続ける