(前回ブログ「大宮~糸魚川」からの続きです)
北アルプスを越えて日本海に抜けた。
温泉も堪能しつつ、暴れ川として有名な姫川を下りながら。
糸魚川駅までやってきた。
初めての場所。
あっちこっちをうろうろしつつ、東京行きの北陸新幹線にはまだ少しばかり時間がある。
そこで、ネットで地図を検索しつつ。
行き当たりばったりの小旅行に出る。
とりあえず糸魚川駅からえちごトキめき鉄道に乗る。
数駅乗ったところですねー。
かつてTVで放映しているのを見たのを覚えていた駅です。
筒石駅(勝手に2214と呼んでおります)。
トンネル駅大好きなんですが。
結局のところ、山に囲まれた地形をトンネルを掘って反対側に抜くとなると。
人家のある地域がトンネルの上の地上っていう場合も出てくるってことなんでしょうね。
上越線の土合駅が有名で、そっちはすでに行ったことがあるんですけど。
筒石駅は初めてです。
当然かつては北陸本線の駅だったんだろうけど。
現在は北陸新幹線の開通により、えちごトキめき鉄道という第3セクターが運営する駅となっています。
駅に到着。
自分を乗せた電車は轟音とともに行ってしまった・・・。
そして乗る人もいなく、降りる人もいなく。
暗いトンネルの中で。
超無機質な静寂の中に取り残されます・・・。
これがたまらなく好きな感覚でして。
この無機質さが2214と表現したい部分なのであります。
土合駅で降りたときは、最終電車であったこともあり、乗務員さんに
「宿は取ってあるのですか?」と降りるときに質問され。
暗に危ないことをする人ではないか確認されたのを思い出す。
誰もいないので、駅を散策。
駅看板は、第3セクター化して間もないからとってもきれいわよ。
隣の駅は「能生」駅っていうのね。ローマ字表記が「No」ってちょっとクール。
プラットホームに出るためにはこのドアを開ける必要があります。
ここもとっても2214っぽい無機質さ。
ちなみにドアの上にある表示機は、列車が接近するとかなり大きい警報音とともに点灯します。
これが、人が全然いないためとってもホラーな場所でもある。
さて、地上に向かいましょう。
まずは長い階段を上ります。
そして登りきると・・・。
また通路。
そしてまた階段。
今度は手すりが中央寄りに設置され、その左側はスロープになっており。
まさかエスカレーターを設置する予定だったのか!?
なんて想像しちゃうのですが。
まあ、なんとすべてが非日常で、ワクワクしっぱなしですが。
この階段を上りきると駅舎になりまして。
思い切り有人駅で会社の人がいらっしゃいました。
モニターの画面もあったので、自分の行動はモニタリングされてたんだろうなぁ(失笑)。
地上は思い切り筒石駅です。
ただ、山の中腹になるので、駅前通りっぽい道路は舗装されているものの。
山道の途中で商店などはありません。
駅の紹介など掲示してあります。
糸魚川界隈は国連のジオサイトに指定されている関係もあるのですが。
ローカルな鉄道情報も掲載されていて、鉄ヲタを呼ぼうとしている意図は感じられます。
ええ、その意図に乗りました(笑)。
せっかくなので散策します。
地学の教科書に出てきそうな斜めの断層を横目に見ながらやや急な山道を下りますと・・・。
10分くらいで日本海!
子供たちをバスが乗せて家へと運んでいます。
とっても日本海っぽい風景がそこにあります。
日本海は曇り空が似合うのね。
そして、戻る電車が日没に近いので、海には下りず駅に戻り。
駅員さんに一礼して、筒石から2214への復路を楽しみ。
刹那の無機質空間への小旅行は終わりを告げました。
この小旅行を楽しめる人って、結構いると思うんすけどねー。
本当、展開が多いし飽きさせないですから。
一応、2214の列車接近動画をYou Tubeから持ってきますね。
今は第3セクター化しているので通過列車って少なく可能性低い画像になりますが、ちょっとホラーです。
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行ってみたいと思った方はいいね下さいっ!!