クランベリーズのヴォーカリスト、ドロレス・オリオーダンさんが急死したという。

通勤の新幹線でこのニュースを知り、びっくりした。

レコーディング中に急死されたとのこと・・・。



クランベリーズは、ものすごく透明感のある音がセールスポイントで、これを演出しているのが彼女の声の存在が大きいのは言うまでもない。

ただ、透明感とともに憂いというか、明るくなりきらない影の部分とか、時にものすごく切迫した緊迫感が伝わってくるので、いろいろな色彩があって。

クランベリーズの音と対峙するときは、聴き手の自分がどんな状態にあるかで感じ方が様々だったのがものすごく記憶にある。

時に救いを感じたり、ダークな気持ちになったり、サーッと聴けてしまったり。

好きな音楽を聴くときというのはいろんな気持ちにいざなってくれるというのをこのバンドは教えてくれた。


このバンドで一番好きだったCDは「Bury The Hatchet」という作品。
多分人生で聴いた回数で10位以内には確実に入るな。聴きすぎて買いなおしたよ。

この作品の中で、こんなニュースを知ってしまった今日のような憂鬱な朝に聴くと「しょうがねえ、今日もやってやるか」とそっと背中を押してくれる(強く押すわけじゃないの。そこがポイント)1曲をのせて彼女への追悼の気持ちを表します。

「Animal Instinct」/THE CRANBERRIES