プリンス殿下やレミー御大のブログ記事でも描いたのですが。

好きなアーティストが来日してくれるのならもう、行くか行かないか迷うくらいなら行くようにしないと。

行かないで後悔するのはもうたくさんだ!

 

そして、自分的にはいつか絶対にしておかないといけないと決めていたこともあった。

ROCKの楽しさを思いきり体感できるライブに行っておきたいということ。

 

自分はダークだったり重い音楽の方が好きだから爽快感満載のライブって社会人になって殆ど参戦していない。そりゃ学生の時代は時間もあったからよく見に行って楽しんではいたけれど。

うーんASIAの再結成のライブくらいかなぁ(何故か3回行ってますけど:D)。

ああ、あとFOREIGNERも行ってピックもゲットしてたか。

 

でも、どちらも本当楽しかったのだが、シリアスで大人な時間だったわな。

 

爽快感があって「スッキリ!」ってイメージで日本によく来てくれるっていう自分的条件。

自分的検索結果の1位と2位がブライアンアダムスとナイトレンジャー(順不同)なのです。

 

今回のブライアンアダムスは行くと決めてた。

決めた後に1/26に自分の講演がブッキングされて、準備に追われていても関係ない。

そして準備しながらブログも上げる(笑)。

むしろライブに行った方がいい気分転換になっていい講演ができるかもしれないし。

 

ってなわけで武道館へ。

ライブハウスばかり行ってるもので、武道館は不慣れで。

 

お客さんの入りも上々!

 

自分ブライアンアダムスは決して熱狂的なファンではなかったんす。

でもアルバム「Reckless」はよく聴いていた。

まだ小学校時代だったけど、兄貴が録画したSONY MUSIC TVのブライアンの特集は何度も見てた。

 

なんで見てたかっていうと音楽的に影響を受けたというよりは、PVの彼と彼らのバンドの掛け合いを見て。

特に「Summer Of 69」かな。

今考えればPVなんだけど小さいおいらは純粋に「バンドをやるって本当に楽しそうだなぁ」って思ったんだよなぁ。

実際にこの記憶が自分もバンドをやる一つの引き金になったのは間違いない。

 

そして自分をバンドをやるようになって、しばらくしたときに同じバンドのギターをやってる親友がある日ブライアンの「Reckless」のバンドスコアを持ってきた。

2人でスタジオ行って、2本のギターで楽譜をみながらガチャガチャやってたのが昨日のことのよう。

一番びっくりしたのが、彼の曲にはリードギターのパートとリズムギターのパートが分かれていなくて、縦横無尽に交錯しながら展開していくってこと。

いまだにブライアンはどっちのパートを演奏していたのかわかってない(笑)。

だって、多分だけど、同じような音色のギターを使っているから判別不能なのよ。

 

普通に聴けばオーソドックスでどこかで聴いたようなメロディーなんだけど、演奏するとなるとあ、うんの呼吸が超必要なのよ。相当練習しないとできないなって。

 

なので、「Reckless」の中の唯一のバラード曲である大ヒットナンバー「Heaven」はいたって普通で、むしろ浮いてる曲だなとさえ思っていた。彼にとって「Heaven」はビルボードで初めて1位になった曲らしいのだけど。

 

そんなこんなで彼はあの交錯した2本のギターのマジックよりもバラード曲が多くなって(もちろん嫌いではないんですけどね)自分も超あさっての方向に行ってしまったため、全然聴かなくなってしまっていた。

 

とはいえ、彼は稀代のヒットメーカーだからして、知っている曲のオンパレード。

本当に良い曲描くよなぁー。すごいと思う。

そして、3-4分の曲を30曲くらい。

 

あんまし好きじゃなかった「Heaven」もより情感がアップしてとってもキレイ。

 

シンプルに一つ一つの楽器が適度のルーズさを持ちながら進んでいきます。

空間の多いアンサンブルが本当に快適です。

 

自分的ブライアンBEST3

「Summer Of 69」

「This Time」

「Run To You」

は全部やってくれましたし。

 

何よりも曲がいいから楽しくてしょうがない。

自然と笑顔になれます。

 

そりゃ、あの「Reckless」の時代のような疾走感、衝動性はないですよ。

60-70%くらいのテンションで、燃え尽きる瞬間を作らず名曲がどんどん来ます。

 

昔を取り戻すよりも、今を自然に表現しようってスタンス。

彼が真摯にロックと向き合い続けた結果が自然と今の音に熟成されているのがわかります。

昔の突っ走るようなテンションはなくてもいいわって普通に思いました。

 

そりゃそうです。時間は経って、ブライアンもTシャツ&ジーンズから髪も整えてYシャツ&ジャケットの人へ。

それに加えて、ブライアンは肥ったりせずちゃんとシェイプアップもしていて、声も出てるし、かっこいいまんまですからね。

 

かっこいいでそ!

 

音も外見もちゃんと連動してるから。

そこでがっかりすることが多い80年代アーティストの悪いところは全くありません。

 

面白いと思ったのがニューアルバムの曲と彼がアナウンスした曲はもろBEATLESっぽくもありエルビスっぽくもあり、彼も自然とどんどん原点に帰ってシンプルになってるってこと。

プロデューサーが気になり、調べてみたらELOのジェフリンだって!

そっかそりゃそうなるわなー。

 

新しい曲もライブの大事な場所に配置されていて浮くこともないしだれることもない。

 

あっという間の2時間30分でした。

 

前半スクリーンが調子悪くヒヤヒヤでしたけど。

演奏中にスタッフの突貫工事で復旧。

 

ブライアンの尽きないスタミナは、本編とアンコールの間の2分以外、一切休みなしで常にハイパーに演奏し続けていて、本当に元気が良い。

歌も昔よりうまく感じたし。

 

いやぁ、ロックの楽しさが十分満喫できました。

最高だったな。

 

ブライアンは、「18 Till I Die」なんて曲を描いちゃうくらい。

死ぬまで18歳だって!

何言ってるねんって思っていたけど。

 

彼のステージの動きを見る限り、本当にキレキレ過ぎて。

こっちがごめんなさいって思った。

本当に18のままでいるつもりなのかもだ。

 

積んでるエンジンがハイブリッドすぎるよ。モノが違う!

 

武道館に来る前に知り合いにブライアンアダムスのライブ見に行くってゆったら、Pops聴くんだねって意外そうなリアクションばかりだったけど。

実際そんぞそこいらのHR/HMバンドなんかよりもよっぽどロックしてます。。

 

原点回帰のシンプルなロックというのは実はよっぽど骨太でたくましいんですね。

 

本当におみそれいたしました。

 

帰り道脳内で流れていたブライアンの歌は自分が好きで聴きたかった曲よりもむしろ数度しか聴いていないニューアルバムの曲だっていうのも初体験でした。

 

 

あ、そうだ。

ギターのパート分けの答え。

ブライアンがずっとリズムギターでした。入れ替わってない。ってことは、あの「Reckless」スコア通りには演奏していないってことよね。

あ、でも相方の方はずっと同じ方のはずですよ。

ブライアン本人もメンバーの方との絆もまた熟成されているのですね。

昔も今も本当に楽しそうに演奏してるよ。

 

 

こうゆう歳の取り方したいよなぁー。

 

 

メンバーとか曲とか全然不勉強なままブログ化してしまいファンの方は気分を悪くされるかも。そこはお許しを。

 

 

とにかくまあ、彼のライブは絶対的に万人におすすめです!