今月のASIAの再来日にあわせて過去のライブをプレイバックしていく企画。
前回に引き続き第2弾です。
2度目の来日は1回目の来日が全公演SOLD OUTだったことから東京国際フォーラムAで開催されたのですが、仕事で大遅刻してしまいブログ化しませんでした。
3度目の2010年5月のライブ評が今回の記載になります。
セットリなどを含めて公開します。
今回もPachi-Ringからの転載です(←オリジナリティねぇと批判しないでね)。
専門用語とか曲名とかをいれないぶん、誰でも読める内容にはなっているかも。
それにしてもPachi-Ringは昨年10月に閉鎖されたわけですが、このブログ、気になっていたんで保護しておいて本当に良かった・・・。
こんな風に役に立つ機会があるからわからないもんですね。
それでは2010年5月にプレイバック(今回も完コピだお)!!
仕事場を久しぶりに早抜けし・・・。
向かいし先は渋谷C.C.レモンホール!!
要は渋公(渋谷公会堂)かぁ。おいらのバンドの旧たまり場でもある。酔うと全力疾走をするという意味不明なことをするうちらのバンド。
目的地には渋公が常にあった。
とまあ、よもやま話はさておき。
C.C.レモンホールでライブがあるのはエイジア。
かつて日記にもライヴのルポを描かせていただきました。
余程AORが好きなんだって思われる方もいるかもしれませんが、実際のところおいらはエイジアのファンではありません。
そもそも、実体験世代ではないですから。彼らの黄金時代はおいら小学生ですし。
でも、来日公演は再結成後3度目の来日ですが、毎回ライヴには行ってます。
何故か。
勉強になるからです。彼らは最高の教材なんです。
道を極めしものの生きざまも見れる。普段の実生活を投影することにもなるし、自分のこれからの生き方なんかも考えるきっかけにもなるし。
その日、全力で仕事をこなしていましたが開演時刻に間に合わず、30分の遅刻・・・。しゃあないとしか言いようもないのですが、前回のタイトルになった「Only Time Will Tell」も聴き逃しちゃったり・・・。
でも途中からでも珠玉の時間は流れていきます。
そして、目に付いてしまったこと。
ステージ上の動きが明らかに落ちてしまっているっていうことです。
それもまた、しゃあないですね。
彼らは全員60代になってますし。
自分、60代になって、自分のフィールドでこれだけの仕事ができるかと問われればまったく自信ないですし。
3年間での変化は彼らには早く、老いの影というのは確実に彼らにも迫っているようです。
おじいちゃんが「年をとると時間が経つのが速くなる」って言っている意味が何となくわかった気がします。
音はずしも多いのも事実。
でもですね、キメないといけないところはバチッとキメてきます。切れ味も抜群なんです。
持続力の低下を潔く認めると、瞬間の煌めきの精度は高まるものなのだろうと思いました。
演奏の内容に関しては、自分にとっては少しキツかったです。それはテクニカルな問題ではないです。むしろ彼らがバンドとして成熟したから、個のルーツが演奏の中身に相当染み出てきていると感じられたからです。
彼らはプログレ出身者たちが多いですから、プレイが曲には忠実だけど遊べるところはかなり自在に遊んでいるってこと。
テクニシャンというのは、秩序に従って決められたことを演るという行為を好みません。
ましてや、彼らはその道のトップの人たちですし。
しかも、ツアーですから毎晩同じ曲を演奏すると絶対に飽きてきますからね。
おそらく彼らも毎晩違う演奏をしているはずです。
おいらもいろんな音楽と自由に付き合えるようにはなっていますが、レゲエとかパンクとかジャズとかNGな音楽ってありますし、彼らのルーツはやはりNGに近いです。プログレは得意じゃないです。
それよりも、印象に残ったのが、ヴォーカルのナレーション。
一番再結成を喜び、ステージでも子供のように嬉しそうにはしゃぎまわっていたジョン・ウエットンが元気がないんです。
痩せてしまったし・・・動かないし・・・。
ナレーションでも、「ここで生きてステージに立てている幸せを歌います」と言ったり、「人生の終わりについての曲です」とか。
悟っている人達ですから、おぼろげに見えてくるものがうすうすと見えているのではないか・・・と。
彼らと会えるのは最後なのかなぁ、とさびしくなりました。
センチになり、本篇も終わり。
彼らの今回のライブは「Future」がキーワードかと思いました。
「当時を忠実に再現」という「Then&Now」な再結成当時のレベルから前向きにベクトルを伸ばして4人組のユニットとして自己表現していく本当の意味でのバンドにようやくなれたんだと思います。
そして、アンコールの1曲目に事件が。
演奏した曲は「Go」。
これ、大事件です。
結成して2年で伝説を作り、そして空中分解してしまった彼らが、空中分解後の曲を初めて演奏してしまったのです。
4人のうち2人が脱退している時代の曲。そして、おいらのエイジアとの出会いとなった曲。
嬉しかった。
曲が聴けたこともそうだし、しがらみが存在しなくなったことを確信できたこともそうです。
この時既に脱退していたハウ爺がオリジナルからかなりかけ離れた演奏をしていたことも微笑ましかったし^@^チャメッケタップリ
まだ認めてない部分もあるような気がしてかわいかった(笑)。
「Get Up & GO!!」
立ち上がれ!そして進め!!
このサビの部分の合唱は一生忘れないでしょう。
ライブが終わった後、師匠のことが気になりました。彼はガンと闘病中。
老いるということは彼らのような教えを請えなくなることなのかな、自分で歩きださないといけないことなのかなという悲しい悟りを目の当たりにしてしまったライブかもしれません。
でも、高齢期というくくりの中にも進化をしている彼らの姿は病床に伏している師匠とともに明日を生きていくエネルギーに変えてあげないと失礼になると思いました。
今日はいつもよりちょっと頑張って仕事をしている気になってます。
(これより加筆した分です)
今回も当時のセットリなどもまとめてみます(他サイトのコピペです)。
1.I Believe
2.Only Time Will Tell
3.Holy War
4.Never Again
5.Through My Veins
6.Don't Cry
7.The Smile Has Left Your Eyes
8.Open Your Eyes
9.Finger On The Trigger
10.Time Again
11.An Extraordinary Life
12.End Of The World
13.The Heat Goes On
14.Sole Survivor
(アンコール)
15.Go
16.Heat Of The Moment
再結成後の新曲が多く演奏されていた。
これは彼らの現在進行形なのだというプライドだと思う。
今、プライベートで音楽に触れられる時間が激減しているので彼らのCDも再結成後の新作は買ったんですが、サラッとくらいにしか聴いていない。
けれど、全体的な流れには非常になじんでいて心地よかった。
前回のYESなどのセルフカヴァーがないのは残念なのだが、だからと言って満足感が損なわれたわけではなかった。
そして、今回のブログで1曲ブイを出すのだとしたら・・・。
迷いはない。
彼らのライブに行き、名曲の数々に触れたので今はエイジアと言えば・・・「Heat Of The Morment」なんだろうし主なところは一緒に歌えるようにはなってる。
だけど、彼らのCDでベスト盤以外で持っているおいらが唯一時代を共有できた「Go」こそが、彼らが散りじりとなっていた25年間のおいらの中の代表曲として君臨していたのは事実なのである。
KISS信者のバイト先の先輩がいて「お前の一番好きなKISSの曲は?」と問われ・・・。
「そりゃもちろん「Heaven's On Fire」に決まってますがな」って答えたら露骨に嫌そうな顔をされた(笑)。
だってしょうがないじゃ~ん。昔の曲知らないもの。
そこはそこで許してくださいね^@^ノ
3rd album 「Astra」よりASIA / 「Go」
本文中に出てきた師匠は翌年ご逝去されました。
今もわからないことがあった時に師匠はどう考えるんだろうなぁって想うことがある。
とにかくエイジアと同じく、アイディアが無尽蔵にある方だったから。
後継者になろうなんてうがった気持ちはないけれど、自分の中にある彼のスタンスというのは自分が生きている限り死ぬことはありえない。
「しょっぱい仕事しているな」と天国から説教されることがないように、がんばりマッスル♪
本当に一時期辛かったけれどこの曲のように「Get Up & GO!!!」だと思います。
そして、次回は・・・。
来日公演のルポになる・・・予定。
参戦は9/25(火)。
何せ19時に渋谷でしょ~。
仕事を終わらせて間に合って行ける自信が全然ないのでアル。
しかも恐ろしいことに・・・ライブ明けの9/26はおいらオフィスで教育講演開催予定。
全く準備してないお(笑)。
前回に引き続き第2弾です。
2度目の来日は1回目の来日が全公演SOLD OUTだったことから東京国際フォーラムAで開催されたのですが、仕事で大遅刻してしまいブログ化しませんでした。
3度目の2010年5月のライブ評が今回の記載になります。
セットリなどを含めて公開します。
今回もPachi-Ringからの転載です(←オリジナリティねぇと批判しないでね)。
専門用語とか曲名とかをいれないぶん、誰でも読める内容にはなっているかも。
それにしてもPachi-Ringは昨年10月に閉鎖されたわけですが、このブログ、気になっていたんで保護しておいて本当に良かった・・・。
こんな風に役に立つ機会があるからわからないもんですね。
それでは2010年5月にプレイバック(今回も完コピだお)!!
仕事場を久しぶりに早抜けし・・・。
向かいし先は渋谷C.C.レモンホール!!
要は渋公(渋谷公会堂)かぁ。おいらのバンドの旧たまり場でもある。酔うと全力疾走をするという意味不明なことをするうちらのバンド。
目的地には渋公が常にあった。
とまあ、よもやま話はさておき。
C.C.レモンホールでライブがあるのはエイジア。
かつて日記にもライヴのルポを描かせていただきました。
余程AORが好きなんだって思われる方もいるかもしれませんが、実際のところおいらはエイジアのファンではありません。
そもそも、実体験世代ではないですから。彼らの黄金時代はおいら小学生ですし。
でも、来日公演は再結成後3度目の来日ですが、毎回ライヴには行ってます。
何故か。
勉強になるからです。彼らは最高の教材なんです。
道を極めしものの生きざまも見れる。普段の実生活を投影することにもなるし、自分のこれからの生き方なんかも考えるきっかけにもなるし。
その日、全力で仕事をこなしていましたが開演時刻に間に合わず、30分の遅刻・・・。しゃあないとしか言いようもないのですが、前回のタイトルになった「Only Time Will Tell」も聴き逃しちゃったり・・・。
でも途中からでも珠玉の時間は流れていきます。
そして、目に付いてしまったこと。
ステージ上の動きが明らかに落ちてしまっているっていうことです。
それもまた、しゃあないですね。
彼らは全員60代になってますし。
自分、60代になって、自分のフィールドでこれだけの仕事ができるかと問われればまったく自信ないですし。
3年間での変化は彼らには早く、老いの影というのは確実に彼らにも迫っているようです。
おじいちゃんが「年をとると時間が経つのが速くなる」って言っている意味が何となくわかった気がします。
音はずしも多いのも事実。
でもですね、キメないといけないところはバチッとキメてきます。切れ味も抜群なんです。
持続力の低下を潔く認めると、瞬間の煌めきの精度は高まるものなのだろうと思いました。
演奏の内容に関しては、自分にとっては少しキツかったです。それはテクニカルな問題ではないです。むしろ彼らがバンドとして成熟したから、個のルーツが演奏の中身に相当染み出てきていると感じられたからです。
彼らはプログレ出身者たちが多いですから、プレイが曲には忠実だけど遊べるところはかなり自在に遊んでいるってこと。
テクニシャンというのは、秩序に従って決められたことを演るという行為を好みません。
ましてや、彼らはその道のトップの人たちですし。
しかも、ツアーですから毎晩同じ曲を演奏すると絶対に飽きてきますからね。
おそらく彼らも毎晩違う演奏をしているはずです。
おいらもいろんな音楽と自由に付き合えるようにはなっていますが、レゲエとかパンクとかジャズとかNGな音楽ってありますし、彼らのルーツはやはりNGに近いです。プログレは得意じゃないです。
それよりも、印象に残ったのが、ヴォーカルのナレーション。
一番再結成を喜び、ステージでも子供のように嬉しそうにはしゃぎまわっていたジョン・ウエットンが元気がないんです。
痩せてしまったし・・・動かないし・・・。
ナレーションでも、「ここで生きてステージに立てている幸せを歌います」と言ったり、「人生の終わりについての曲です」とか。
悟っている人達ですから、おぼろげに見えてくるものがうすうすと見えているのではないか・・・と。
彼らと会えるのは最後なのかなぁ、とさびしくなりました。
センチになり、本篇も終わり。
彼らの今回のライブは「Future」がキーワードかと思いました。
「当時を忠実に再現」という「Then&Now」な再結成当時のレベルから前向きにベクトルを伸ばして4人組のユニットとして自己表現していく本当の意味でのバンドにようやくなれたんだと思います。
そして、アンコールの1曲目に事件が。
演奏した曲は「Go」。
これ、大事件です。
結成して2年で伝説を作り、そして空中分解してしまった彼らが、空中分解後の曲を初めて演奏してしまったのです。
4人のうち2人が脱退している時代の曲。そして、おいらのエイジアとの出会いとなった曲。
嬉しかった。
曲が聴けたこともそうだし、しがらみが存在しなくなったことを確信できたこともそうです。
この時既に脱退していたハウ爺がオリジナルからかなりかけ離れた演奏をしていたことも微笑ましかったし^@^チャメッケタップリ
まだ認めてない部分もあるような気がしてかわいかった(笑)。
「Get Up & GO!!」
立ち上がれ!そして進め!!
このサビの部分の合唱は一生忘れないでしょう。
ライブが終わった後、師匠のことが気になりました。彼はガンと闘病中。
老いるということは彼らのような教えを請えなくなることなのかな、自分で歩きださないといけないことなのかなという悲しい悟りを目の当たりにしてしまったライブかもしれません。
でも、高齢期というくくりの中にも進化をしている彼らの姿は病床に伏している師匠とともに明日を生きていくエネルギーに変えてあげないと失礼になると思いました。
今日はいつもよりちょっと頑張って仕事をしている気になってます。
(これより加筆した分です)
今回も当時のセットリなどもまとめてみます(他サイトのコピペです)。
1.I Believe
2.Only Time Will Tell
3.Holy War
4.Never Again
5.Through My Veins
6.Don't Cry
7.The Smile Has Left Your Eyes
8.Open Your Eyes
9.Finger On The Trigger
10.Time Again
11.An Extraordinary Life
12.End Of The World
13.The Heat Goes On
14.Sole Survivor
(アンコール)
15.Go
16.Heat Of The Moment
再結成後の新曲が多く演奏されていた。
これは彼らの現在進行形なのだというプライドだと思う。
今、プライベートで音楽に触れられる時間が激減しているので彼らのCDも再結成後の新作は買ったんですが、サラッとくらいにしか聴いていない。
けれど、全体的な流れには非常になじんでいて心地よかった。
前回のYESなどのセルフカヴァーがないのは残念なのだが、だからと言って満足感が損なわれたわけではなかった。
そして、今回のブログで1曲ブイを出すのだとしたら・・・。
迷いはない。
彼らのライブに行き、名曲の数々に触れたので今はエイジアと言えば・・・「Heat Of The Morment」なんだろうし主なところは一緒に歌えるようにはなってる。
だけど、彼らのCDでベスト盤以外で持っているおいらが唯一時代を共有できた「Go」こそが、彼らが散りじりとなっていた25年間のおいらの中の代表曲として君臨していたのは事実なのである。
KISS信者のバイト先の先輩がいて「お前の一番好きなKISSの曲は?」と問われ・・・。
「そりゃもちろん「Heaven's On Fire」に決まってますがな」って答えたら露骨に嫌そうな顔をされた(笑)。
だってしょうがないじゃ~ん。昔の曲知らないもの。
そこはそこで許してくださいね^@^ノ
3rd album 「Astra」よりASIA / 「Go」
本文中に出てきた師匠は翌年ご逝去されました。
今もわからないことがあった時に師匠はどう考えるんだろうなぁって想うことがある。
とにかくエイジアと同じく、アイディアが無尽蔵にある方だったから。
後継者になろうなんてうがった気持ちはないけれど、自分の中にある彼のスタンスというのは自分が生きている限り死ぬことはありえない。
「しょっぱい仕事しているな」と天国から説教されることがないように、がんばりマッスル♪
本当に一時期辛かったけれどこの曲のように「Get Up & GO!!!」だと思います。
そして、次回は・・・。
来日公演のルポになる・・・予定。
参戦は9/25(火)。
何せ19時に渋谷でしょ~。
仕事を終わらせて間に合って行ける自信が全然ないのでアル。
しかも恐ろしいことに・・・ライブ明けの9/26はおいらオフィスで教育講演開催予定。
全く準備してないお(笑)。