先週の30STM?Part.6(前回の日記)はいろいろとコメントも頂けましたし、凄く楽しかったです。

レスして下さった方、読んで下さった方どうもありがとうございました。

これからも30 seconds to Mars?のシリーズは続けるぞぉ~~。


本来ならRioの出番のはずの今日なのですが、音楽ネタに変更しようかと。

音楽ネタって勢いでやってしまわないと後でやるにもテンション上がらないからね。

まさに鮮度が命の領域。



音楽に触れる時間は、学生時代なんかと比べると全然短くなった。

その限られた時間は、慣れ親しんだ音楽に消費されてしまうから、新しいものと距離ができてしまうのは仕方のないところ。


古きを温めて自分で自分の聖地と言える場所を守るだけでも十分にアイデンティティーは保たれるから、最先端を追う必要もない。


音がきれいすぎて、作りこまれたというか計算された感満載の現代音楽は80-90'sがメインの自分の中ではなかなか消化しきれないエリアになるわけなんだけど。

右から左にスルッと流せる分、何も考えないで黙々と作業をしているときなんかは現代音楽ってうってつけなのである。

知っている曲を耳にするとついつい手がおろそかになって作業が遅れてしまうからな。

なので、そういう時は自分のCDとかではなくてCSが身近にあるおいらの場合MTVの流しっぱがトレンド。

2 Cellosなんかもそういう時間帯に発掘した。

そして、ある夜に流れてきた未知なる調べにフリーズした。


「何だこれは!!」と耳を疑った。


そのバンドはFLORENCE + THE MACHINEといういかにもUKテイストのあるバンド。


まずは、聴いてみましょう。



FLORENCE + THE MACHINE 「What The Water Gave Me」



自分がかつて通ってきたテイストは確実に盛られているのだが、きちんと彼らなりに消化されているっていうことは聴いているとわかる。

KATE BUSH的でもあり、ALL ABOUT EVE的でもあり、THE CRANBERRIES的でもある。

分かりやすいサビと変化&進化していくヴァースの使い方なんかはTHE POLICEやソロ作品でもSTINGが好んで使った作曲テクでもある。

ただ、これらのファクターを彼らのフィルターにかけて曲にすると、本当未知なるものそのものである。

今までの価値観ではわかりにくくて・・・。


そこをわかりにくくしているのは一発録り的な衝動性と先を読ませない曲作りのセンスだと思う。


みなで一緒に口ずさめる解放感もあれば、密室性もあり・・・。

ロックのテイストもポップのテイストも・・・。

ゾクッとする無機質なイントロとエモーショナルな歌唱・・・。

とにかくいろいろな要素が多分に盛られているはずなのに・・・。

それでいながら、散漫にならずに曲としての完成度も高い。


ビジュアル的にも妖艶な雰囲気を作ってみたかと思いきや、「Sex And The City」のような都会的でスタイリッシュな雰囲気も作ったりと、そう単純には理解してもらうつもりもないようだ。


このFLORENCEという女性、天才なのは間違いない。


この曲を聴いているとどこに連れて行かれるかわからないワクワク感がある。


この時代にも、未知なる旅をさせてくれる若き才能の出現に感謝しつつ・・・。


始まったばかりの旅はこれからも続いていく。

















冬の5℃(体感温度を5℃上げる音楽)も12月も近いからそろそろ考えないとなぁ・・・。