仕事からの帰りが遅いのでドラマの類はほとんど見ない(というか見れない)生活なのだが、何故か続けている習慣。

Rio Rainbow Gate!

見てて楽しいか?と問われると・・・
実はそんなでもなかったり。

アニメのRioは優等生過ぎて「デキル子」過ぎる気がしてしまい。

スロットを打ち込んで、ほとんどセリフを言わないRioに対して、天然でドジだけどとにかく一生懸命な姿にクラーっとしていた自分にとっては。

壮大なバイバイリオシリーズの中で自分で築き上げてしまったRioに対する妄想にアニメのRioがついてこれなかったってことなんだろうね。リオに求めてしまう水準がべらぼうに高くなりすぎてしまったんだろうね。

もちろん見所は満載よ。

とくに困った顔をしたリオはかわいいし、ミントもアニメのほうがかわいいし。

MVCD(リオパラにも出てくるキング・オブ・ディーラーの称号)を獲得するためにいろいろな対戦相手と戦っていくというストーリー性もわかりやすいし。

だからこそ、毎週必ず見ているんだけどね。

ただねぇ。

思わぬところに収穫があったんですよ。

リオを見た後(おいらは金曜BS11の23:00のリオを見ています)で、チャンネルはそのままで、事務的な作業をちまちまとこなしていると、TVから変な声が聞こえてくる。

「ねぇねぇ、ドイツ~、ハグしてハグハグぅ~~」
「・・・」
「何やってんだイタリア!!」

作業が止まる。

「何なんだ?これは」

しばし手を止めてアニメを見る。

ヘタリア!というアニメ(BS11金曜24:00-30)です。

世界各国が擬人化されてキャラクターになり人間模様が描かれているという。

写真のキャラは左からフランス・オーストリア・ドイツ・イタリア・日本・アメリカ・イギリスの順(間違っていたらソーリー)。



A.Logicの狙ってみなさい! うーんダメねぇ~












で、約5分の短編が5セット30分という設定でテンポが良い。

また、各国のキャラがその国のお国柄が反映されていて完成度が高いのです。

例えば主人公のイタリア。
戦争に弱くて、いつもマイペースでやる気もない(ヘタレ)んだけど食べ物には目がなくて好色で癒しの存在。

ナッツさんのDNAイギリス。
根暗で料理が下手で友達も少ないんだけど、策略家で頭がキレる。戦争にも強い。

ってな感じで。

ちょっとばかし国際問題に発展しかねないような描写も入ってくるんだけども(笑)。
なので地上波は絶対に無理だと思う。

じゃあ、我々日本はと言いますと。

とにかく引っ込み思案で決断力がなくて対外的な活動性も低いんだけど、真面目で勤勉で手先が器用。そしてずいぶんと武士道精神を持っている。

って聞くと今の日本のイメージよりもずいぶんと美化されているようにも見えるが、設定自体が同盟国(日本・ドイツ・イタリア)VS.連合国(アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国)という第2次世界大戦の時代の設定になっております。

てもって、アニメの中での日本の口癖は
「善処します」
先送りを揶揄しているんでしょうが。
ツボは確実についておりますよ。

史実にも忠実だし、実際にあった歴史がネタになっているので下手すりゃ勉強になってしまうかもしれません。

おいらの第2の故郷、オランダって設定されているのかなぁ。
知っている方教えてください。

とにかく面白いので観てみてください。

下らねぇ~♪って初め思いましたが、見ていくうちにアートに思えてきてしまう自分が怖い。

凄いと思います、ヘタリア。