旦那さんのおばあちゃんが
先週から調子が良くありません。
おばあちゃんの年齢は95歳。
施設で長く生活してきました。
今はお医者様の指示は点滴のみ。
食事は一応絶食。
ですが、
お医者様は食べたいものを食べてよろしいとのこと。
キーパーソンは義父。
男性なので、
はじめは多くを語ってくれず
状況がつかめず、やきもきしました（笑）。
これも私の悪いクセで（笑）
お役に立とうと思うあまり。
兄弟達で話し合った結果、
「年齢も年齢だし、負担がかかるようなことはしない」
そう決めたそうです。
長くお世話になっている施設で
看取りをお願いすることにされたそうです。
急変時も病院搬送はしない、と決めた。
ここは人それぞれ考え方があると思います。
現に病院では
90歳超えて
輸血や手術をされる患者さんもいらっしゃいますし。
私も職員だったころは、
自分の家族じゃないのに、
迷ったり
悲しい気持ちになったりしました。
でもどんな考えを選んでも、
正しいも間違いもない。
おばあちゃんの息子である
義父たちが決めたことを尊重すべきだと思いました。
人はいつか必ず死にます。
でも
いざ大切な人の死に際した時、
分からないことばかり。
介護士としての目で見るおばあちゃんと
家族としての目で見るとは
全く違う。
おばあちゃんとなると
オロオロした気持ちになる。
まだ行かないで欲しい。
もう一度元気になって欲しい。
でも苦しまないで欲しい。
いっぱいいっぱい
いろんな感情が湧いてくる。
格好悪くオロオロする。
さみしさ、悲しみ、怖さ、せつなさ、罪悪感。。。
いっぱい含めて家族なんだなって思う。
私達家族はおばあちゃんがこうなったからといって
予定を変えたりせず、
いつも通りの生活をしています。
義妹は子供二人旦那さんに預けて
東京へコンサートにも行くし、
私は大阪に友達に会いに行くし。
こういう行動ができる義妹えらいなって思ったのです。
しかし、人の命って分からないもの。
親戚、家族みんなの思いが通じたのか、
この温かい気候のお陰か、
長年生きてきたおばあちゃんの底力か。
ありがたいことにおばあちゃんは少し元気を取り戻しました。
昨日は
「めしをくわせろ」とか
「点滴をもっとたった、たったと落とせ」とか
（おばあちゃんは気が短いのでイライラするらしい）
いつものおばあちゃんらしさが出てきています。
こないだまで
ちょっと三途の川見えてたんじゃないか？
そんな表情をしてたおばあちゃんですが。
長くお世話になった
温かいこの施設のスタッフさんに支えられ。
おばあちゃんはおばあちゃんの人生。
私達のためにたくさん苦労して働いた。
ユーモアたっぷりのせっかちおばあちゃん。
わたし病院で
たくさんの家族さん見てきましたが
このおうち（旦那実家）って珍しい家族。
よくある家族のゴタゴタも全くなく
各自が自分に出来ることを
ムリのない範囲でやってる。
義母や義父もそれぞれに介護経験があり
たくさん苦労してきて
このやり方なのかもしれません。
義母や義父から学ぶことって
たくさんあります。
押しつけがましくないので
気付けないことも多い嫁ですが（汗）
私達も
オロオロする気持ち、
穏やかな気持ち
いっぱい感じながら
今の自分の人生を
精一杯生きることだなーと思いました。
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