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あたしとあたしの大切な人が
後悔しないための手紙

できるだけ長く書き綴っていきたい手紙…

私は

あなたの妹として生まれてきたことを

誇りに思う。

そして本当に嬉しく思う。


父さんと母さんの

良いところ悪いところを

かぶることなく

選んでオリジナル化した兄妹のような気がする。



あなたは後悔ばかりするし

わたしは反省しないでいる



どっちも悪いのだけれど 笑


わたしはあなたの方が

いいと思う。



あなたの方が正しいと思う。


わたしは理論立てて話すのは苦手だし

頭の回転が遅いから



黙り込んでしまうし

受け売りでしか話せない。



ただ

否定的な物言いは

話しているあなたも

聞いているわたしたちも

誰も幸せでない。



わたしは

馬鹿で弱いから黙ってしまうのか

黙っていたほうが平和だと考えるからなのか

あんまり喋らないけど



あなたは

一気に話す。



あなたが父さんに怒る

父さんは母さんにあたる

母さんはわたしに話す


わたしはー・・・?



構わない。

どうせ忘れてしまう。

ストレスだって忘れてしまう。


ぱっと見て

幸せな部分を

ふくらませて幸せだということが

高校くらいから得意になったから。

どんなに嫌なことがあっても

耐えられるくらい


大切な仲間に会えたからだと思う。




まあ、つまり

わたしがいなくなったら

母さんが困る


だからこれからはほどほどにしてやってくれということ。




わたしはあなたの妹であったことを誇りに思うのです。



将来の不安を

誰かに話して和らげるのはまだしも



過去のことをそんなに後悔しなくてもいいんじゃない?


わたしはあなたの過去も誇りに思うのです。

何故か、あなたからみればわからないけど

最低限の幸せを今あなたはもっているから。





あなたがこれを読むということは

わたしが死んだということ


つまり

わたしはあなたを看取れない



ごめんなさい



それだけが

わたしの唯一の後悔かもしれない。

母さんや父さんの死を

どうか独りで抱え込まないで

ほかのあなたの大切な人と生きてください。



あなたがあなたを否定しても

わたしはあなたを肯定します




大切な

大切な私のたったひとりの兄だから。




これから社会人。

頑張って。