今年3本目の劇場鑑賞作品!!!
アカデミー賞5部門受賞のこちら↓
「アーティスト」
観賞日:4月11日
上映時間:101分
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、他
<あらすじ>
1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台あいさつで新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。
その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。
一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず……。
<感想>
アカデミー賞5冠受賞の作品。
でも昨年ノミネートされていた
『英国王のスピーチ』やら『ブラックスワン』より地味目な作品だからか
私の周りで知ってる人があんまりいないです(苦笑)
3D作品やCG多用の作品が主流の中
あえて全編白黒・サイレントで作られた
珍しいフランス映画です。
(ハリウッドはこんな作品作らなそうw)
人生初!の白黒サイレント映画でしたが
率直に楽しめました♪
途中あまりにも優雅な音楽と
劇場の心地良い座席と
ちょーどいい室温に
ウトウトしましたが(;^_^A
けっして映画が面白くないからってわけじゃないですw
ストーリーはいたって単純。
頂点を極めたサイレント映画のスター俳優・ジョージが
自らのプライドの高さゆえに
トーキー映画(俳優の声を聞かせる映画)の波に乗れず
凋落していく物語です。
ジョージの凋落振りを際立たせる存在として
下克上女優(笑)・ペピーがヒロイン的存在で出てきますが
この2人が落ちる様子、上っていく様子を
演出で上手く表していたなぁと思います。
例えばジョージとペピーが
撮影所(会社?)の螺旋階段で偶然会うシーン。
ボーっとしてると
スルーしちゃいそうなシーンですがw
ジョージは下の階に
ペピーは上の階に行くんです。
そのシーンをあえて螺旋階段の全体を映すことで
これからの2人の行く末を暗示してるのかな…と思ったり
『声』がないぶん俳優さんの演技や
シーンの演出で表現されていて
意外と集中力を使う映画でした。w
(ちなみに最低限のセリフは
字幕で出てきてました。)
あとは犬!!
名前忘れたけど(笑)
ジョージの飼い犬役のワンちゃんが
とてつもなく素晴らしい俳優犬で!
あまりにもけなげで可愛らしい演技をするので
そこだけCGかと思いましたwww
この作品を最後に引退(!?)するようなので
非常に残念です
とにかく!!
映画の原点みたいなものを知ることのできる
良い作品でした
俳優さんの豊かな表情
映画を盛り上げる音楽
素敵な演出
どれも良かったなぁと思えます♪
あと現代社会がいかに「音」で溢れているかを痛感します(^▽^;)
どちらかというと女性向きの作品かな?
ぜひおしゃれな雰囲気を味わってみてください
おすすめです♪