10月15日(日)

朝、激しい雨の音で目が覚めました。外を見ると、なんと凄い雨でした。
マチュピチュの天気は変わりやすいと知っていましたが・・・・・・やっぱり。
少しでも、雨が弱くなってくれる事を願いながら・・・・・出発しました。

マチュピチュ村から、乗り合いバスで、遺跡の入口へ行きます。
ハイラム・ビンガム・ロードと言う、13もカーブがある、つづらおりの道を、走って行きます。こんな雨でも、バス乗り場は、大行列です。
一生に1度のマチュピチュと言う人が多いでしょうから。私もですが。
バスに揺られること30分位で遺跡入口に着きました。雨は、相変わらず降っています。明け方よりは、少し弱くなってきましたが。



遺跡入口は、大混雑。パスポートをチェックされます。

ガイドさんと共に、遺跡に入りました。


約3時間、遺跡の中を巡ります。
とはいえ、霧で、遺跡は、ほとんど見えません。


たまに、空気の流れで、遺跡が顔を出すと、皆で「見えた❗見えた❗」と、興奮状態。


遺跡をバックに写真を撮りまくります。でも、すぐに、霧で隠れてしまいます。何か、この状態が、とても神秘的でインカ人の霊がそこに現れ又消えていくような幻想的な世界を感じました。
これぞ、まさしく空中都市です!








それにしても、沢山の人が、インカの文化の謎に思いをはせて、この遺跡を訪ねている事は、揺るぎない事実です。


私も、じっくりインカの人々の業績を味わいつつ、遺跡見学を終える事ができました。
霧の中から突然現れる遺跡、かと思うと、又、霧の中に隠れてしまう。雨に濡れた石でさえ、不思議に輝いて見えました。
こんな天気だからこそ、味わえたのかもしれません。
素晴らしい経験でした。

そして、ランチは遺跡の前にあるサンクチュアリーロッジで、バイキングです。

この時、レインコートを脱いだのですが、レインコートの下は汗でびっしょりでした。


ラマ

ランチ後は、自由行動です。バスで、マチュピチュ村に戻るか、インカ道ハイキングか選びます。
私は、インカ道ハイキングを選びました。旅行パンフレットには、ハイキング初級などと記されてましたが、実際、経験してみると、とんでもない!です。
甘く見ない方が良いと言う事です。
足場は、おおきな石がゴロゴロで、飛び石状態。それに、段差が不規則にあり、おまけに雨で滑り出しやすくなってます。道端も狭く、片側は、崖の所もあります。落ちたら大怪我かあの世行きかです。おまけに、空気は薄いので、疲れやすいです。

インカ道にいよいよ入ります。
この位は、楽な方です。
険しい道の所は、写真どころではありません。
それでも、何とか太陽の門までたどり着きました。

太陽の門インティブング
太陽の門インティブングには石積みの門があり、登ってきた人々で賑わっています。
インカ道は、この先、さらに続いてます。
私達は、ここから、同じ道を戻ります。


途中、こんなに良く遺跡が見えました。

でも、しばらくしたら、足がつってしまいました。ここで、リタイアするわけにはいかないです。つった足をほぐしながら、下山していきました。幸い、痛みが和らいできたので、何とか降りれました。本当に動けなくなったら、担架をお願いしなければいけません。実際、他のグループでそういう方もいました。
とにかく、試練のインカ道でした。相変わらす雨は降っています。
達成感より、正直、疲労の方が大きかったです。



そして、再びバスでマチュピチュ村に戻りました。右側の人の列は、バスに乗る為の行列です。

ホテルに着いて、一休みしてから、夕食まで時間があったので、村の散策に出かけました。

アルマス広場 インカ皇帝パチャクティ
教会
川沿いの土産物屋

土産物屋を見て、広場て像を見て、小さな教会を見て、ホテルに戻りました。
この頃には、雨は上がってました。

その後、夕食を食べ、最後のホテルでの夜を過ごしました。
明日は、帰国です。

マチュピチュ泊