外の陽気に誘われて
散歩してみたが
風が強く
肌寒く感じた

そんなに暖かい印象を受けずに何か
騙されたかのような
気分になったが

まぁ

晴れの景色

そして

太陽も元気だったから

よしとしよう


戻ると
気分は爽やかになり
すっきりとしていた


こういう日も悪くない


これから
もっともっと
外に出たくなるんだろうな
どこかに旅行でも行きたい天気だね


最近はどこにも行ってない。
行きたいところは
たくさんあるのにな


前はそこに行くために頑張ったりしてた時もあったのに


よく要領がいいね

って言われてきたけど

最近は変わったのかな


1つのことも満足にできなくなってしまった
諦めることを体が覚えてしまったのかな

もう一度

ここに来た時の
あの気持ちを思い出して
頑張ってみよう


ちょっと散歩に行ってきます


地下まできた

外は見えない
分厚い壁に囲まれた
隔離された場所

息苦しさを感じる

見えない重圧

聞こえるのは
通気孔から唸りをあげる
風の音

通路は入り組み
迷路のよう
この腹の底に辿り着いたらなかなか外には出られない

このまま
さ迷い続けてしまうのか
そんな焦りや不安が
込み上げる

時間が経つにつれ
諦めが膨らみ
心を閉ざしてしまう

その方が
楽だと感じてしまうから

そして
ここから
抜け出せなくなる

足掻くこともせず
そこに立ちすくみ
外の景色も忘れてしまう

笑うことも悲しむこともなく
ただ呆然と立ちすくむ


ふと
微かに感じる潮の薫り
脳裏をかすめる
あの日の思い出

気付くと
足はおもむろに
動き出す

忘れることができない
あの日の思い出

そして

歩き出す

息を切らし
一心不乱に走り出す


それが

僕の目指す場所

このままどこかへ行ってしまいたくなるような
青空
何をやってもうまくいきそうにないから
とりあえず
今日はただ
何も考えずに歩いてみよう
この道は自分の道だから


歩きたいように歩かないと振り向いてばかりは嫌だから
たまにはこんな日も悪くないよね

桜の咲く頃に
しっかり歩けてれば


今は寄り道ばかりだけど
今を笑える日がくるよ

今日みたいに
青い空は
またくるから

またいつもの自分
なりたくない自分
誰にも見せたくない自分

そんな自分
早くどうにかしなきゃ

こうやって
色んなものを傷つけて
色んなものを失った

あの頃に
戻りたくはない
戻らない

そう決めたはずなのに

気付いたら
同じ場所に立っていた

手から
砂のようにこぼれ落ちる
君のこころのように

何も掴めず
何も得られず
何も見えず

そして

何も歌えず