先日司法書士試験があったようなのでちょっとそれについて書いてみようかなと思います。興味の無い方はスルーしていただいてかまいません。

 

 

僕は資格マニアですので、世の中にある資格試験の難易度などは一応詳しいつもりです。自分でも簡単な資格から難しいと言われる国家資格までいろいろ取ってきました。その僕が敗北感を味わった数少ない資格に司法書士試験というものがあります。

 

 

司法書士とは一言で言うと不動産などの登記をする資格です。この資格はクセモノで、異様に難易度が高いのです。どれくらい難易度が高いかというと、素人が本気で勉強を始めようとすると仕事をしながらではまず受からない、科目は驚異の11科目、数十万円する予備校の講座を受けないとまず受からない、無職で朝から晩まで勉強しても合格レベルになるまで3年くらいはかかる・・・という鬼畜っぷりです。

 

 

昔受けてみた感想ですが、これはとてもコストパフォーマンスが悪い資格だと感じ(あくまで僕にとってはです)、撤退しました。コストパフォーマンスということについて軽く説明します。

 

 

この試験に受かるにはよほど地頭の良い人以外は、無職になって勉強する以外ないと思います。それも3年くらい。実際に無職で朝から晩まで勉強して5年かかったという話を聞いたことがあります。受かったのは良いにしても、それって本当に幸せなことなの??と思いました。

 

 

例えばその5年かかった人が働いていたら年収が仮に400万円だったとします。その人がもし働いていたら400万円×5年で合計2000万円の損失を出しているのと同じなわけですよ。おまけに予備校代も数十万円かかるわけですしね・・・。試験に合格したからといってこのご時世に司法書士になってからの収入+αで2000万も稼げますかね??

 

 

少なくても自分には難しそうだと考えて僕は早めに撤退しました。もちろん全力で挑戦できなかったことは心の傷として今も残っていますが、撤退という選択は絶対に正しかったと思います。 なぜなら僕は自分の頭が良くないのわかっているからです。

 

 

ただ挑戦し続ける方には全力で敬意を表します。地獄ですからねあの試験は。並みの精神力と半端な財力では続きませんよ。人生賭けなきゃできません。一方で人を不幸にする試験だと思っています。司法試験みたいに受験回数の制限がないから10年以上受験を続けてしまう人もす。自分の心が折れないかぎり何度でも受けられる。肩たたきをしてくれる人がいないのはもしかしたら辛いことなのかなと最近思ってしまいました・・・。