今日は漫画の話なのですが、漫画にはヤンキー漫画というジャンルがあります。僕の世代というとそれなりに流行ったヤンキー漫画は結構あって、特に愛読していた作品は、ジャンプでは「ろくでなしブルース」、マガジンでは「湘南純愛組」などがありました。

 

で今マンガワンという漫画アプリで無料で読める作品が色々とあるのですが、最近特にハマってしまったのが、「CUFFS~傷だらけの地図~」という作品です。まぁいあゆるヤンキー物なのですが、連載は1997年~2005年までに週刊ヤングジャンプに連載されていたとのことでした。当時から漫画好きを自称していたにもかかわらず、恥ずかしながら知りませんでした。

 

ストーリーは、「不良の聖地」と呼ばれる東京都・達川町(作品内での架空の街)で最強のチンピラと恐れられた久宝龍二。若い頃から喧嘩にあけくれ、素手では負け知らずだった彼もピストルには勝てず、35歳にしてその人生を終えたが、神のいたずらか彼の魂は16歳の少年の体に乗り移ってしまう。しかもその体は、16年前に捨てた妻・沢渡涼子の息子で沢渡憂作あった。学校でのイジメを苦にした憂作が自殺をした時に魂が入れ替わったらしく、龍二は憂作として第二の人生を送ることになる・・・というものです。

 

かなりの長期連載だったのですが、連載200話前後にあったストーリーで、この漫画のヒロインが登場します。彼女は超優等生だけど白血病で、主人公と恋に落ちるものの3日間しか一緒に過ごせず、主人公と2人でいるところを敵の奇襲されて命を落としてしまいます。つまり3日間しか登場しないヒロインなのですが、この3日間の主人公と過ごした濃密な時間と心のやりとりが泣かずには読めないというか、展開がわかっていても何度も読んでしまいます・・・。

 

なぜこんな面白い漫画を知らなかったのかと悔いました。リアルタイムで読めていれば、ガッツリと大人になった今とは違った印象を受けたんでしょうね。