思えば僕が社会に出た頃はバブルがとっくに崩壊していて、日本企業は完全に元気を失っていました。もちろん今もです。よく失われた10年なんて言葉を昔聞きましたが、バブル崩壊は1991年ですから今は2018年なわけで、もう日本経済は失われ続けて27年ですよ・・・。
酷い低迷ですよね。政治も短期的には色々やってきましたが、長期的に見ると効果が出ていませんね。だってこの27年で国民の生活は豊かになっていませんから。一社会人としてはむしろまだ2000年前後の方が良かった気がします。
日本企業を代表する企業はというと、トヨタ、ホンダ、SONY、パナソニックなどモノづくりの会社が相変わらず頑張っている感じですが、シャープや東芝は壊滅状態、富士通はNECに至ってははミジンコレベルの存在感です。
つまりは今の世界をリードしているのは、情報を扱う会社やIT企業です。GoogleやFacebookにAmazonといった感じです。孫さんのソフトバンクは頑張っていますが、モノづくりで日本に敗れたアメリカはとても上手く方向転換して、昔以上の支配力で世界に君臨しています。日本人にはこういった企業を生み出す想像力がないのでしょうか?それとも生み出しても大きく育てる力がないのでしょうか?
ただGoogleやFacebookやAmazonが超大企業になったからといってアメリカや世界の景気(もっと言うと雇用)が改善するとは思えません。なぜならこれらの企業はモノづくりの企業と違って人をあまり雇わずに成立するシステムになっていますから。つまりアメリカから大企業が出たからといってアメリカ人の雇用が増えてみんなが豊かになるってわけじゃないのです。一部の金持ちがより金持ちになるだけです。
日本の低迷を政治のせいだけにしたくはないのですが、27年も低迷している国ですから、どうかんがえても政治が有効な手を打てていなのは事実です。今のところ明るい兆しが見えて今後も日本は今後も低迷し続けるのでしょうか・・・?