✏️はるの級長日誌'19⑷ | 井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。
昨年の✏️はるの級長日誌⑷



前回の沖縄旅の続きです☺️


沖縄県平和祈念資料館に行きました。


一昨年は、平和祈念公園には来たのですが
裏側の「沖縄師範健児の塔」から来て
396段の階段で摩文仁の丘をのぼり
時間がなくなって(笑)
資料館まで入れなかったのです…😅

高校の修学旅行で来た時も、
平和の礎は見た記憶があるのですが
資料館は…どうだったかなぁ。
あまり覚えていないので
今回が初めて、の気持ちで見学しました。



展示のプロローグのことば

「かつて琉球の先人は
平和をこよなく愛する民として
海を渡りアジア諸国と貿易を結んだ
海は豊かな生命の源として
平和と友好の掛け橋として
いまなお人々の心に息づいている」

とありました。

沖縄県史の本で琉球王国について学んだり、
「琉球 美の宝庫」展を観たりして
私が沖縄に惹かれる理由はこれだ。と
思ったのが、

【平和をこよなく愛する民】というところ。


☝︎争いではなく、交流をすることで
いろんな国と贈り物をし合い、
その国々の良いところ、文化、宝物を
少しずつ取り入れて独自の文化を発展させた
琉球王国。

それなのに、
明治政府が武力的な琉球処分を断行し、
皇民化政策によって急速に「日本化」させられ
あげく本土決戦のための捨て石とされるとは
あまりにも酷いと思ってしまう。。

まさしく
♪支配され 利用され 見捨てられた沖縄
なのです。


最後のブロックでは
戦後の収容所生活、27年間の米軍統治、
復帰運動などについても詳しく展示されていて
私の中の『タイム・フライズ』
知念明海ちゃんがザワザワしました!
1960年代、ベトナム戦争の頃の
基地の町並みが再現されていたり…

こういうのを見ると、
沖縄戦〜祖国復帰〜現代の基地問題、と
すべては地続きになっているわけで、
基地問題が沖縄だけの問題ではなくて
本土の我々が他人事にしてはいけないように、
やはり沖縄戦についても
他人事にしていてはいけないのだと思う。


展示むすびのことばは、

「沖縄戦の実相にふれるたびに
戦争というものは
これほど残忍でこれほど汚辱にまみれたものはない
と思うのです
このなまなましい体験の前では
いかなる人でも
戦争を肯定し美化することはできないはずです

戦争をおこすのはたしかに人間です
しかしそれ以上に
戦争を許さない努力のできるのも
私たち人間ではないでしょうか

戦後このかた私たちは
あらゆる戦争を憎み
平和な島を建設せねばと思いつづけてきました

これが
あまりにも大きすぎた代償を払って得た
ゆずることのできない
私たちの信条なのです」


素晴らしいことば。

「戦争するしかない」だの
「国民一人一人が血を流す覚悟を」だの
平気で言ってしまう政治家の方々は
なぜわからないのでしょうか?
不思議である。




今回は資料館をじっくり周って
公園内はあまり見られなかったので、
一昨年ガイドさんのミニカーに乗って
園内をぐるりと周ったときの動画をば。




☝︎平和の礎には
24万人以上の名前が刻まれている。
平和の礎の奥の海が見えるところは
当時捕虜になるのを恐れて
女性が沢山飛び込んだ崖だった。




☝︎都道府県のそれぞれの塔には
遺骨は入っていない。それは、
どの遺骨が誰のものかはわからないから。
米須霊園にも都道府県の塔があり、
どちらの場所で多く出身者が亡くなったかで
塔の建っている場所が違うとのこと。




☝︎「沖縄師範健児の塔」側から
摩文仁の丘へは、396段の階段!(笑)
のぼった先に、牛島満中将の自決した壕や
黎明の塔などがあります。
そしてこの動画の広場に出るようです。

(声の特別出演は
一昨年のはる役ダブル守屋由貴ちゃん💕)



平和祈念公園のあとは、
ひめゆりの塔へ向かいました。




お昼も過ぎていたのでひとやすみ。(笑)
☝︎今回ず〜っと運転をしてくれた
月組キヨ役の福田沙樹ちゃん。

アメリカ生まれ、沖縄育ちの
ブルーシールアイス🍨私はさとうきび味!


腹ごしらえを済ませてから、
ひめゆりの塔へ。





献花して、手を合わせ、
ひめゆり平和祈念資料館へ。

と、その前に

ひめゆりの塔から、
ひめゆり平和祈念資料館に入る
ちょっと手前の左手に、
ちいさな碑があるのはご存知でしょうか?

これは、ここ伊原第三外科壕で亡くなった
民間人の方の慰霊碑です。
同じ敷地内にあるけれどとても小さいので
気づかない方も多いでしょうね。
私も一昨年訪れた時にはじめて知れたので
手を合わせることが出来ました。


「あれから40年以上たちましたが、
戦場の惨状は、私たちの脳裏を離れません。
私たちに何の疑念も抱かせず、
むしろ積極的に戦場に向かわせた
あの時代の教育の恐ろしさを忘れていません。

戦争を知らない世代が人口の過半数を超え、
未だ紛争の絶えない国内・国際情勢を思うにつけ、
私たちは一人ひとりの体験した戦争の恐ろしさを
語り継いでいく必要があると痛感せざるをえません。

平和であることの大切さを訴え続けることこそ
亡くなった学友・教師の鎮魂と信じ、
私たちはこの地にひめゆり平和祈念資料館を
建設いたしました。」

☝︎1989年の設立時に書かれた
パンフレットの文章より。
(30周年の資料館と同い年の私☺️)


ひめゆり平和祈念資料館は3度目の来訪。
いつも、最後の「鎮魂」の展示室で
遺影や証言に釘付けになってしまって、
伊原第三外科壕のジオラマがあるのを
横目では確認しているのに
みる時間がなくなってしまっていたので
今回こそ!と思い、ジオラマもじっくり見学。

地上から射し込む光のなんと頼りないこと…





生存者の証言映像と、
米軍のフィルムを合わせた映像が
大きなスクリーンで流れている
展示室があります。

この日、私がその展示室で映像を観ていると、
亡くなった日本兵が斜面をザザザーッと
落っこちてくるのをややアップで写した
米軍の映像が流れました。
それを観て、前の方の席に座っていた
若い女の子たちが数人、びっくりして
急いで次の展示室に向かっていきました。

そうだよなぁ〜。。。って。思って。
見たくないよね、って。
その感覚、普通だから忘れないでね、って
なんか、思いました。
やっぱり人が亡くなる、しかも殺される、
というのは普通じゃない。
でも、たぶん、当時の学徒たちは
こんなのもう慣れっこだったと思う。
いちいち、うわぁ!って
思わなくなってたんじゃないかな…


この日の夜に、一緒に旅してた
むらこさん(劇団員の村上恵子さん)と、
そういえば今日あの映像の展示室で…
という話になって、
あ、やっぱりむらこさんも同じように
思ってたんだ。とも、思って。

なんだかうまく言えないのですが…


あの兵隊さんも、
あんな風に見られるために
生まれてきたわけじゃないのに。
戦争のせい。


って、思います。



また次の記事に続きます。




はる・あかねーね



【出演情報】


ミュージカル「ひめゆり」

@戸田市文化会館

711日(木)〜15日(月)全6回公演

ダブルキャスト月組・はる役

出演回

11日(木)18:00

13日(土)18:00

14日(日)13:00

出演回以外もご予約承ります。

詳細ブログはこちら🌺

https://ameblo.jp/a-k-a-n-e-m-u-s-i-c-a-l/entry-12457341202.html




UDAMAP vol.8

「紙風☆スクレイパー」

@池袋・シアターKASSAI

821日(水)〜28日(水)全12回公演

公式ホームページはこちら🌈

http://bewoodlive.com/

71日(月)正午チケット予約開始予定!




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