北海道では桜が芽吹いた
5月初旬
実家の祖母を亡くし
しばらくココロがザワザワしていました。
人はこの世に生まれて
いつかは死を迎える
分かっていることだけど
いざ身近な人がいなくなると
ココロがぽっかりしちゃう。
祖母は90年という
長い道のりを
キチンと全うし
病気を抱えながらも
自分の今世の使命を
成し遂げ
静かに息を引き取りました。
そんな祖母を
尊敬しつつも
未だ寂しさを感じます。
働き者で
いつもうるさいくらいに心配や
家族の世話をしてくれた祖母。
母が仕事で忙しかったので
いつもご飯支度をしていてくれたのも祖母でした。
ここ2~3年は
心配してくれることも
発してくれる言葉もなくなりました。
手もあまり掛からず
割とあたまもしっかりしており
家族にもさほど迷惑をかけずに
逝ってしまいました。
しかも
祖父の命日の次の日に。
なんか祖母らしい気もします。
祖母の
どんどん弱くなっていく呼吸は
かすかに聴こえるくらいでした。
人間は呼気で
この世を去っていく
と聞いたことがありましたが
ほんとに最期はそんな感じでした。
穏やかに眠って逝った顔が
いまもあたまに焼き付いています。
病気を患っている間も
老人ホームへ行っては
祖母に簡単なマッサージをしてあげたり
あたまやおなか、足などを
撫でてあげたりしてました。
自力ではなかなか動きづらく
なっているのか
おなかにそっと手で触れていると
"キュルキュル~"と
やっと動き出していました。
何もできない私でしたが
祖母をトリートメントで
癒してあげるより
祖母の傍で
言葉はなくても
そっと寄り添うことができました。
トリートメントのお仕事でも
人さまを癒して差し上げるって
ことではなく
寄り添える人に
なりたいな
などと
いろいろココロに沁みる時間でした。