■「首の痛みがちょっと残る程度です」

 12日(日)である。
 10日のブログに書かせて頂いたが、大阪と福岡での3回の講演を終えて、そのまま長崎県入りをし、故郷の島原の母の元気な様子を見て帰宅したのだが、ホッとしたのも束(つか)の間、11日午後には、群馬の小澤昌人氏と4月の私の講演のことで打ち合わせをさせて頂き、その足で息子の龍明と共に、越川禮子先生宅へお伺いさせて頂いた。
 越川先生が、片道3時間の地方での講演を機に、腰痛を訴えられて、
「腰の痛みが、鍼治療と共に身体の他の個所に移動していって・・・、身体の痛みで夜も眠れず、正直、電話に出るのもおっくうです」
との話を電話で耳にしたのが講演旅行の前のことだった。
 心配で駆け付けたいのは山々だったのだが・・・・、というわけで、越川先生の了解を得て、息子を伴い急きょお邪魔させて頂くことにしたのである。
 鍼灸師の横田観風(かんぷう)先生のお弟子さんの安田無観先生の鍼治療のおかげで、今では身体の痛みの峠は越して、
「首の痛みがちょっと残る程度です」
 とのことで、正直ひと安心であった。
 夕食をご一緒させて頂き、講演旅行の折の話など、積もる話をさせて頂き、その夜は一泊させて頂いた。
 翌朝、息子は、床に掃除機をかけ、私は、台所の、特にシンク(流し)の清掃に努めさせて頂き、それらを終えて、息子と二人でトイレットペーパーなどの足りない物の買い出しに出かけるなどして、お手伝いをさせて頂き、11過ぎには御暇させて頂いた。


■「放射能の事は教えない、言わせない、触れないという学校の対応には、怒りと暗い気持ちになり正直落ち込んでいた」

 さて、話は変わって、福島原発事故による放射線被曝に関してである。
 ちなみに、大阪や博多での講演の折に、福島原発事故後の子どもたちの鼻血の頻発について話をさせて頂いたのだが、
「そんな話は初耳です」
 とのことで、関東とは違って、放射線への不安や恐怖感は皆無と言ってよかった。
 マスコミは、敢えて関東一円に住む人々の健康被害をとりあげようとはしないようである。ひたすら被害の過小評価に努める民主党もさることながら、野党である自民党も、原発推進派であったことから、この件の隠蔽に関しては、一蓮托生といっていいようである。
 以下は、私のブログの読者で、小6の長男と幼稚園児の次男という2人の男の子のお母さんのY子さんから2月10日(金)に頂戴させて頂いたメールである。
 そのいきさつであるが、本ブログの昨年の9月29日の本ブログの記事
『●「9月にはいり鼻血をだして保健室にくる子供が多いです」江東区の某小学校』
 に掲載させて頂いた記事に関係して頂戴させて頂いたものである。
 未読の方は、できれば上記9月29日の記事を一瞥して頂き、そのうえで以下のメールを一読頂きたい。
 なお、文中に出てくる木下黄太氏は、山本太郎氏とのジョイント講演などに努めている方である。
ともあれ、とても有益なメールを下さったY子さんには、感謝申し上げる。なお、以下の見出しは、私こと筆者である。
 

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●「今の公立学校は戦前、戦争中の教育よりひどいですよ。戦争中、子供は一応疎開などさせた、今はさせない。子供を守りたければ、徹底的に学校と闘わないとだめですよ」


林田明大 様
 初めまして●●ともうします。
 メールの返信が来ないので、お返事をあきらめておりました。
 実は11月12月と私の咳がとまらず、咳をしすぎて肋骨にひびがはいり、家事以外は薬を飲んで寝ているという状況。
 で、久しぶりに見た受信メールにお返事があったのでびっくりした次第です。
 お返事を出してくださっていたのですね、ありがとうございます。感激です。

 私には二人の息子がおります。長男は小六、次男は幼稚園の年中です。
 9月、次男の鼻血があまりにもでるので
「おかしい・・」
 と思った次第ですが、その後は鼻血はだしておりません。
 長男の小学校で5月の日光へ行かなかったのはウチの子だけでした。
 給食の牛乳を飲んでいないのもクラスではウチの子だけです。
 周りとの温度差に正直へこみそうな毎日です。
 そして学校関係者には怒りしかこみあげてきません。

 12月に豊洲にて、ブログで危険を訴えて下さっている木下黄太氏の講演会があり、行ってきました。
(豊洲界隈の知り合いのママ友が来てるかなーと思いましたが、近所の知り合いはだれもいなかった。)
 そこで以下の事を質問しました。

「学校の給食は、食材の検出下限値20ベクレル、牛乳は20ベクレル、それ以下は『不検出』という表示です。つまり合計40ベクレル以下は安全であるという江東区教育委員会です。これは安全なレベルですか?」
木下氏「安全なわけないじゃない!!」(ため息)
「公立の学校は日光や岩井臨海学校(房総の海で海水浴)へ例年通り連れて行きました。公立の学校の対応は適切ですか?」
木下氏「今の公立学校は戦前、戦争中の教育よりひどいですよ。戦争中、子供は一応疎開などさせた、今はさせない。子供を守りたければ、徹底的に学校と闘わないとだめですよ」


 インフルエンザなどの予防医学には毎年力を入れてる学校ですが、放射能の事は教えない、言わせない、触れないという学校の対応には、怒りと暗い気持ちになり正直落ち込んでいたので、木下氏の言葉をきいて正直すくわれた次第です。

 最近ではテレビでも原発事故と放射能汚染のことは放送されませんね、あまりですが、木下氏のブログでは
『4号機の危機的状況』
 や
『いまだ東京を避難していない皆さん』
 という記事がUPされています。

 私は毎日気にしています。
 江東区からもストロンチウムによる土壌汚染が報告されていますが、区はなかったことにして無視している状態です。

 次男が小学校に入学する前には東京から脱出したいという思いで今います。次男が入学すれば、私はまた一人神経質な親扱い、牛乳はパス、ホットスポットへの移動教室もパス、六年間このような状態で過ごすには精神的にも負けそうです。
 今、やっと横浜の保護者が日光への移動教室をやめるよう要望をだしておりますがどうなるのでしょうか・・。
「放射能」
 のことを
「放射脳」
 と揶揄して神経質になりすぎる親の事が新聞記事になったりして世間との温度差に正直負けそうです。
 でも夏休みにドキュメンタリー映画
『チェルノブイリハート』
 という映画を長男と見にいきました。
 20年後の日本に起こる現実が映し出されているようで、鳥肌がたち涙し、暗い気持ちになってしまいました。
 ガンや白血病だけではない病気の多発、今の子供たちが子供をうむ年代になってから奇形、病気の赤ちゃんの多発、健康でない赤ちゃんの数は25年たった今も減っている感じがしないむしろ増えているような印象をうけるという内容でした。(涙がこぼれました)


 とりあえず、マンションが売却できるかどうかから動こうと思っています。
「保健だより」
 に鼻血の子が多いというお便りをスキャンしておりますので添付しますね。
 参考にしてください。
 ウソはいっていません。ということをお伝えしたかっただけです。

 お返事本当にありがとうございます。
 ネットでは有名ですでにご存知だと思いますが、私がいつも参考にしているブログをリンクしておきます。

http://onodekita.sblo.jp/ 院長の独り言
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/c/28437a365885c2ef56b77f094706d3da
木下黄太氏のブログ

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