■「リフティングが、前よりうまくなったんだ。今までは、5~6回しか出来なかったのが、20何回も出来るようになったんだ」

 1日(月)である。
 夕方7時頃、息子・龍明(小6)が、長野での3泊4日のサッカーの合宿から帰宅した。
 ちょっと精悍な顔つきになっていた(笑)。
 帰宅して荷物を置くなり、
「リフティングが、前よりうまくなったんだ。今までは、5~6回しか出来なかったのが、20何回も出来るようになったんだ」
 と嬉しそうに言ってきた。
「それはすごいね。上達したね」
 と私が言うと、
「一学年下の子が、家に帰りたいって泣いてたよ」
 と龍明。
 私は、
「それはホームシックッていうんだよ。龍明は、泣かなかったの?」
 と聞くと、龍明は、
「泣かないよ。でも、俺も早く家に帰りたかった」
 と答えて、
「お土産だよ」
 といって、バッグから煎餅とおまんじゅうをとりだした。
「お金が無くて、これしか買えなかったんだ。後は、お姉ちゃんと俺の分」
 そう言って、携帯ストラップを見せてくれた。
「お姉ちゃんの分も買ってきてくれたんだ。龍明、ありがとう」
 とお礼を言った。
 子どもたちは、携帯電話は持っていないが、バッグにとりつけるらしい。
 そして、私は、龍明から、凄い量の洗濯ものを受け取った(苦笑)。

 
■事故から4カ月余りがたったいまでも、福島第一原発からは、毎日、高濃度の放射線物質が放出されているのである。 

 テレビで、ちょっと驚きのニュースが流れた。
「福島第一原発で、毎時1万ミリシーベルト(10シーベルト)以上の高線量を計測した」
 という。
 事故から4カ月余りがたったいまでも、福島第一原発からは、毎日、高濃度の放射線物質が放出されているのである。
 以下、そのニュース。

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●毎時10シーベルト超の高線量 福島第1原発内で最高値
「共同ニュース」8月1日(月) 22時11分

 東京電力は1日、福島第1原発1号機と2号機の間の屋外で、毎時10シーベルト(1万ミリシーベルト)以上の高線量を測定したと発表した。
 これまで敷地内で測定した中で最高値で、東電は周辺に作業員が近づかないよう目印を付け、原因の調査に当たる。
 計測器の限界を超えており、正確な線量は不明
 10シーベルトを被ばくするとほぼ全員が死亡する
 この日は作業員3人が線量を測定したが、被ばく線量は最高で4ミリシーベルトだった。


●1万ミリシーベルト超の放射線量
「NHK NEWS web」8月1日 21時4分

 東京電力福島第一原子力発電所の、1号機と2号機の原子炉建屋の間にある屋外の排気筒付近で、1日午後、これまでで最も高い1時間当たり1万ミリシーベルトを超える放射線量が計測されました。東京電力は付近を立ち入り禁止にして原因を調べています。

 東京電力によりますと、1万ミリシーベルトを超える極めて高い放射線量が計測されたのは、1号機と2号機の原子炉建屋の間にある排気筒の底を通る配管付近で、1日午後、東京電力の社員が棒の先に付けた線量計で測定したところ分かりました。
 この場所は、先月31日、特殊なカメラを使った観測で高い放射線量が出ていることが分かったことから、1日、改めて詳細な計測を行ったということで、東京電力は付近を立ち入り禁止にしました。
 また、計測した作業員が、最大で4ミリシーベルトの被ばくをしたということです。
 福島第一原発でこれまで計測された最も高い放射線量は、
▽屋外では3号機の南側で見つかったがれきからで、1時間当たり1000ミリシーベルト、
▽屋内では1号機の原子炉建屋の中の1時間当たり4000ミリシーベルトで、今回はそれらを上回っています。

 東京電力によりますと、今回、極めて高い放射線量が見つかった配管は、地震の翌日の3月12日に、1号機でベントと呼ばれる外部に放射性物質を放出した際に使用したもので、その際に高濃度の放射性物質が付着したのではないかとみて調べています。
 また、東京電力によりますと、この付近で今のところ復旧作業を行う予定はないほか、1号機を覆うカバーの設置も遠隔作業で行うため、影響はないとしています。


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