■「千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で千葉、首都圏では、科学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。傘やレインコートの使用をお願いします! 広めて下さい!」

 私の友人たちも住んでいるので、やはり気になって以下書かせて頂くことにする。
 詳しくは、
『ギラのぎらぎらな日々』 2011-07-07 06:21:54
「注意!コスモ石油火災事故 劣化ウラン」
 を一読願いたいのだが、福島第一原発事故が起きた3・11の日に、千葉県市原市の「コスモ石油千葉製油所」の液化石油ガス(LPG)タンク火災・爆発があったのだが、驚くなかれ、このとき、隣接する「劣化ウラン保管施設」も延焼していたというのである。
 
「イラク戦争・湾岸戦争で、アメリカがイラクに対して劣化ウラン弾を使って攻撃しました。
 そして、イラクでは、沢山の子供達が放射能で被爆してしまい 今も尚白血病やガンで苦しんでいます」(同上「注意!コスモ石油火災事故 劣化ウラン」)

 とあるように、「劣化ウラン」は、非常に怖い放射性物質なのだ。

 さらに驚かされたのは、この火災事故の直後に、

「Fw:Fw:みなさんぶじですか?回ってきたので転送します。
千葉、首都圏の方へ。
千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で千葉、首都圏では、科学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。
傘やレインコートの使用をお願いします! 広めて下さい!
とりあえず広めて!雨にあたらないようにして下さい!
ほんとに危ないみたい。友達に回してあげて!気をつけて!」


 というチェーン・メールが出回っていたにもかかわらず、「コスモ石油」は、あえてそのメールの情報を否定する以下のような広報を出していたのである。

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●【東日本大地震】コスモ石油、「有害物質が降る」チェーンメールに注意呼びかけ
「レスポンス」2011年3月12日(土) 17時23分

 コスモ石油二次災害防止情報」として、
「有害物質が雨といっしょに降る」
 といった内容のメールが不特定多数の人に送信されるという事例が起きている。
 これに対しコスモ石油はウェブサイト上で、
「このような事実はありません」
 と否定、注意を呼びかけている。

 メールの内容は、コスモ石油関係者の名を語り、
「千葉製油所の爆発により、雲などに付着した有害物質が雨などといっしょに降ることがわかった。傘やレインコートを用意し、外出しないようにしてほしい」
 などといったもの。

 同社ウェブサイトでは、
「タンクに貯蔵されていたのは
『LPガス』
 であり、燃焼により発生した大気が人体へ及ぼす影響は非常に少ない」
 と説明、
「近隣住民の方々をはじめ、関係する皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしております事を心よりお詫び申し上げます」
 としている。《宮崎壮人》

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 ところが、事故から約4ヶ月経過した7月1日になって、コスモ石油が否定したはずの事故で劣化ウラン765キログラムが燃えていたことが、公表された。
「放射性物質の漏えいはなかった」
 と述べているが、誰がどう考えても、洩れなかったなどということは、あり得ない。
 では、何故、最初は否定し隠ぺいし、今になって発表したのか、安全ならば、隠す必要などなかったはずである。隠す理由は、ただ一つ、後ろめたいからだ。
 
 千葉県市原市及び東京都東部にお住まいの人たちは、この事実に決して黙っているべきではない。

 私に言わせていただくなら、イタリア、ドイツ、スイス、さらにはアメリカと並ぶ原発推進国のフランスでさえ、原発推進反対派が大勢を占めているというのに、この度の原発事故で諸外国に迷惑をかけている当事者の日本が、何故、原発反対の声をもっと挙げないのか、広島、長崎の県民が、何故もっと原発反対の声を挙げないのか、不思議としか言いようがない。
 その国が崩壊するのは、決して外部要因からではなくて、今の日本のように内部から崩壊していくのである。
 まるで、幕末期の日本を思い起こされている。
 徳川幕府の親衛隊ともいえる旗本の無能が、幕府の崩壊をもたらしたのである。歴史(過去)に学ばなければ・・・、そのための歴史学なのだ。
 この続きは、また次回にでも。

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●劣化ウラン保管施設も延焼
コスモ石油のガスタンク火災で 千葉県議会

2011年07月01日14時42分

 6月千葉県議会は30日、総務防災と総合企画水道の2常任委員会が開かれた。
 総務防災では、東日本大震災で発生したコスモ石油千葉製油所(市原市)の液化石油ガス(LPG)タンク火災・爆発に伴い、隣接する劣化ウラン保管施設も延焼していたことが明らかになった。放射性物質の漏えいはなかったとしている。

【総務防災】
 県消防課は、同製油所のガスタンクの火災・爆発事故で、隣接するチッソ石油化学の劣化ウラン保管倉庫の屋根が焼け落ちていたことを明らかにした。
 同課によると、同倉庫は
「核燃料使用事業所」
 として国の許可を受け、ガス製造用の触媒として使われる劣化ウラン765キログラムが保管されており、放射性物質が0・3%含まれていた。



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