■少なくとも、関東に住んでいる人たちは、3.11以後の何度かの爆発事故で、かなりの内部被曝を余儀なくされたのである。

 8日(水)である。
 私のブログへのお母さん方からのコメントが目立つようになってきたので、関東でお子さんをお持ちのお母さん方へ向けて、以下、話をさせて頂きたい。
 私も、一時期は、政府の発表を信じる傾向にあって、
「考え過ぎだ、気にし過ぎだ、騒ぎ過ぎだ」
 などと、自らに言い聞かせ始めていたことがあったのだが、その後、知れば知るほど、東電を含む政府の発表や対応があてにならないことを思い知らされ、日々今回の原発問題についての理解を深めてきた。
 
東電や政府の対応にもっともカチンと来たのは、3.11以後、最悪の事態を想定して、強制退去や避難勧告を急ぐべきだったにもかかわらず、事故を過小評価して、福島県民を含む関東一円の多くの人々を被爆させたことである。つまり、少なくとも、関東に住んでいる人たちは、3.11以後の何度かの爆発事故で、かなりの内部被曝を余儀なくされたのである。
 中でも、子供たちはすでに大人の3~5倍の被害を受けているのだ。

 責任は、民主党だけではない、原発推進の自民党にもおおいにあるといっていい。
 ちなみに、私はさいたま市在住である。


■横浜では、すでにお母さん方が小・中学校にお願いをして、水筒、弁当持参を許可してもらったケースも出てきている。

 今朝は、午前0時を回って、中学校のHPを開いてメールを打たせて頂いた。
 この方法で、皆さんにも、是非、小・中学校に父兄の声を届けるようにされたらと思う。
 本来なら、挨拶をかねて直接出向いてお願いと言おうか、提案をしなければならなかったのだろうが、今の私には、一日も早い原稿アップが急がれており、その余裕がまるでない。
 メールには、水筒持参の許可をお願いさせて頂いたのである。
 私の本ブログの読者の方からの情報では、横浜では、すでにお母さん方が小・中学校にお願いをして、水筒、弁当持参を許可してもらったケースも出てきている。
 弁当というのは、給食には福島産の野菜も一部含まれているとの学校側からの返事を受けて、一部の父兄は、給食をやめてやむなく弁当持参に踏み切ったのだそうである。

 水筒の話にもどす。
 文科省では、あいも変わらず、「水道水は安全」という姿勢を崩さない。だから、生徒が勝手に水筒を持参することを許さないのである。
 では、
「水道水を飲む人が減って、その分、浄水器が売れ、ミネラルウォーターが売れているのはどうしたことなのか。水道水が飲んでも安全なのであれば、水は売りたくても売れないだろう」
 と問いたいのだが、それに関しては明確な返事は返ってこない。
 ずいぶん以前から、私の子供たちは、水道水を飲まないように言って来たのだが、それでもさすがに夏は咽喉が渇くので、口の中を濡らす程度に飲んできていたようである。
 今は、毎日放射線が飛来してきているのである。
 現実に、原子炉内に溜まった放射線を含む水蒸気を外部に放出する
「ベント」
 を繰り返してきているし、海にも汚染水を流し続けてきたし、今後もベントはありうるのである。
 この度の福島第一原発は、チェルノブイリ原発事故と違って、原子炉が爆発したわけではないのだが、原子炉が爆発した場合は、プルトニウムのような重い放射線物質も、遠くへ飛散することになる、ヨウ素やセシウムのような軽い放射線物質は、タンポポの種のようなもので、空気中に漂い風に運ばれて、さらに遠くへと運ばれてしまうのである。


■グラウンドでの練習のときには、腕立て伏せなどのように、地面に口や鼻を近づける運動は、この時期、絶対にやめるべきであるし、グラウンドでの運動は、出来るだけ控えて、体育館にするべきである。

 
某テレビ番組で、ホットスポットで放射線を測っていたが、地表とその同じ地表から1メートルの高さを測ってみたところ、その計測値はなんと10分の1に減った(驚)。
 この事実から、地上1メートルとか、2メートル、数メートルの計測にはまるで意味が無く、幼児たちがしゃがんだり、転んだりする土地の表面を測らないとダメなのである。
 それと、民間のスポーツ・クラブにも言えることだが、グラウンドでの練習のときには、腕立て伏せなどのように、地面に口や鼻を近づける運動は、この時期、絶対にやめるべきであるし、グラウンドでの運動は、出来るだけ控えて、体育館にするべきである。そう、学校にお願いするべきだ。

 放射線物質は、原発から運ばれてきては、その地面に雪が降り積もるように毎日積っているのだ。日にちがたてばたつほど、雪が降り積もるように、放射線値は高くなるのである。
 数年後に、幼児や子供の甲状腺がんがふえて、訴訟が頻発し、社会問題になることは確実だが、親としては、今この時期に、可能な限り放射線から子供を守る義務がある。
 今現在、我が家で徹底していることは以下である。他に、いいアイデアがおありであれば、ご教示いただきたい。

◆「雨具、雨に濡れた靴は、室内に持ち込まないこと。ベランダに出す前に、雨水は水道水で洗い流すこと。雨に濡れた衣類は、すぐに洗濯する」※洗い流す場所も、風呂場や流しはやめた方がいい。そうなるとベランダがベストか。
※なんといっても降り初めの雨が、もっとも放射線を多く含んでいるので、要注意。

◆「外出時には、帽子を着用させる」
※放射線は、髪の毛に吸着されやすい。
※雨に濡れた帽子は、すぐに水で雨水を洗い流し、ベランダに干す。

◆「梅雨時でもあるので、外出時には、傘やレインコートを常に持たせる」
※出来れば、マスクも常時持っているべきと思う。最悪の事態を想定し、報道でさらに原発事故が拡大したことを知ったなら、ガーゼやハンカチを濡らして、マスクの内側に入れて、放射線をブロックするべきだから。

◆「牛乳、ヨーグルト、キノコ類は控える」※福島の牛を他県に持ち込み、「○○県産」と表示して、販売したことが発覚したばかり。

◆「福島、茨城、栃木産の野菜は控える」

◆「室内に観葉植物を置く」
※すでに、本ブログ上で紹介したことだが、今後、さらに放射線被害が拡大した場合は、室内に閉じこもり、外部の空気とともに放射線が入り込まないように密閉する必要があり、そうすると室内は二酸化炭素が充満するので、新鮮な酸素を補給するには、観葉植物が必要になる。

◆「グラウンドでのサッカー練習は、極力欠席」
 息子は、サッカー・チームに所属し、練習に通っているのだが、人工芝ならまだいいのだが、グラウンドを走りまわる練習は、控えさせている。地面から舞いあがる埃の中には、高濃度の放射線が含まれている。


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