■感心したのは、映画のなかで使用される『吟遊詩人ビードルの物語(The Tales of Beedle The Bard』 という短編集にある「三兄弟の物語(The Tales of The Three Brothers)」の完成度である。

 26日(火)である。
 肝臓の方は、薬を飲み続けているので、と言っても、年のせいか、時々飲み忘れる、本当に徐々にだが、好転している。
 というわけで、教育評論社の編集者の安達さんとも、日本酒を2合くらいはお付き合いさせて頂けるようになった。もちろん、それでも普段は断酒を心がけている。
 今月も残り少なくなってきている。エンジン全開にと思っているのだが、根を詰めると、さすがに疲労するようで、睡魔に襲われてしまい、どうしようもなくなる(苦笑)。

 さて、私は、仕事の一環で、映画、といってもDVDで見る機会が多いのだが、数日前、子供たちが楽しみにしている
『ハリーポッターと死の秘宝、パート1』
 を見た。といっても、私は仕事をしながらであるが。
 これは、今から数ヶ月前以上に予約注文していたものである。
 これは、映画公開時にも言われたことだが、やはり全体に画面の暗さが気にかかった。
 それでも、子供たちは大喜びで見入っていた。
 感心したのは、映画のなかで使用される
『吟遊詩人ビードルの物語(The Tales of Beedle The Bard』
 という短編集にある
「三兄弟の物語(The Tales of The Three Brothers)」
 の完成度である。
 『吟遊詩人ビードルの物語(The Tales of Beedle The Bard)』は、そもそもJ・K・ローリングの著作なので、当然、「三兄弟の物語」も彼女の作品なのだ。
 「死の秘宝」というのは、
「ニワトコの杖」
「蘇りの石」
「透明マント」 
 という三つの物のことで、三つ全てを集めることができた者は
「死を制する者」 
 になれるというのだ。
 そしてこの「死の秘宝」の最初の持ち主が、ペベレル家の3兄弟アンチオク、カドマス、イグノタスなのだという。

 これは以前にも本ブログに書かせていただいたかもしれないが、この話を耳にして、突如として私が思いだしたのは、北欧神話
『三びきのやぎのがらがらどん』 
 である。
 三匹のヤギが谷川の橋を渡るとき、橋の下にすむトロルという怪物と対決するという話で、ノルウェーの昔話だという。
 私が小学生の低学年の時、この絵本を読んでくれた女の先生が、三匹目が橋を渡ろうとしたところで、読むのを止めて、
「この後、三匹目のヤギはどうなったでしょうか?」
 と質問してきたのである。
 何人かが、持論を述べるなか、私も手をあげて、私の考えを述べたところ、ピンポーン、であった(笑)。
 すでに読んで結末を知っていたわけでは決してなく、
「こんな結末だったらいいのになぁ」
 という思いから考えたことであった。
 で、この三匹のヤギの話は、とても印象に残ってしまったのだが、おかげで吾が子供たちに絵本を買い与えることになった、今回の三兄弟の話は、とてもよくできていると感心した次第である。

 「三兄弟の物語」や「三びきのやぎのがらがらどん」のストーリーをあえて書かなかったのは、知ってしまうと本を読む楽しみが半減するからである。ご理解いただきたい。
 三~四歳からの小さいお子さんがいらっしゃるご家庭には、是非、絵本『三びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)をお薦めさせて頂く。

 子供たちと、一つ映画を見る、そして親子で話題を共有する、というのはとても大切なこと。どんなに忙しくても、また貧しくても、それができるくらいの心の余裕は持ってほしい。

■「彼らはハリーポッターの台詞を真似するんですよ。最も人気のチャチャ入れは『グリフィンドールに3ポイント!』というものでした」

 以下、ちょっと気になる芸能ニュースを掲げさせて頂いた。
 エマ・ワトソンといえば、ハリー・ポッター・シリーズのハーマイオニ・グレンジャー役の女優である。天狗になって、生意気になったという風評も伝えられているので、からかいが高じて、いじめがあったとしても、当然かもしれない。
 あのロック歌手の矢沢栄吉だって、売れに売れていた若い頃は、近年になって矢沢本人が認めるほどの傲慢さだったのだから。元マネージャの友人で矢沢栄吉の大ファンのH氏から、そんな話をよく聞かされたことがあった。

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●イジメが原因? エマ・ワトソンさんがブラウン大学を退学
4月25日13時44分 提供:ゆかしメディア

 英女優エマ・ワトソンさん(21)が、休学中の米ブラウン大学を退学することがわかった。
「退学の原因は大学内のイジメ」
 と一部メディアが報道しているが、代理人はこれを否定した。ヘラルドサン紙が報じた。

 ワトソンさんは2009年にブラウン大学に入学したが、2011年3月に女優業で多忙なことを理由に休学を発表していた。
 代理人のヴァネッサ・デイヴィース氏によると、ワトソンさんはブラウン大学を退学後、今年の秋から別の大学に編入するという。
 ニューヨーク市のコロンビア大学かニューヨーク大学が有力と見られているが、大学名はまだ明らかにされていない。

 一部メディアでは、
「ブラウン大学退学は学内のイジメが原因」
 だと報道されているが、デイヴィース氏はこれを根拠の全くない噂だと否定している。


●ブラウン大学休学のエマ・ワトソン:実は同級生のいじめが原因?

 「ハリー・ポター」シリーズでハーマイオニ・グレンジャー役を演じているエマ・ワトソン(Emma Watson)は、アメリカのアイビーリーグ所属の名門大学ブラウン大学に入学し勉強してきたが、先月、仕事との両立が難しいためと休学することを発表した。
 しかし、実際の理由は大学の同級生からのいじめがあったためだという噂。
 エマ・ワトソンは2009年にブラウン大学に入学しヨーロッパ女性史とドラマを専攻し勉強していた。普通の生活を送りたいと望んでいたが、「ハリー・ポター」での頭のいいハーマイオニ役のイメージが強すぎたためクラスメイトにからかわれることもしばしばだったと言う。
 映画ではハーマイオニはいつも先生の質問に手を上げて正解を答える優等生役。そのためエマちゃんが大学のクラスで講義の質問に答えるといつもクラスメイトからチャチャを入れられていた。

「彼らはハリーポッターの台詞を真似するんですよ。
 最も人気のチャチャ入れは
『グリフィンドールに3ポイント!』
 というものでした」

 という情報筋。

 グリフィンドールは魔法学校ホグワーツスクールの寮名のひとつでハーマイオニやハリーが所属していたところ。生徒が良い行いをするとポイントがもらえ他の寮とポイント争いをする。

 その他、エマちゃんがブラウン対ハーバードの大学対抗のアメリカンフットボールを応援していた時も、ハーバードの学生にブラウン大学生のエリアに入って来られて追い掛け回されたと伝えられたという。
 というのもエマちゃんはオレンジの蛍光ベストを着たセキュリティがついていてどこにいるのかが一目瞭然だったから。
「普通の大学生活を送りたい」
 と言ってもこれでは無理。
(「ハリウッド・セレブ・ニュース」2011年4月23日〈土〉)


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