■今朝6時過ぎ、新たに爆発があり、周辺の放射線量が急上昇し、原発の職員の一部が避難を始めた

 
福島第一原発の2号機で、今朝6時過ぎ、新たに爆発があり、周辺の放射線量が急上昇し、原発の職員の一部が避難を始めたという。
水素爆発を経て、昨夜は、
「予断を許さず」
 そう思っていたが、ますます大変な状況になってきている。
以下、そのニュースである。

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●福島第一原発2号機で爆発音
「TBS JNN News」3月15日 8:26

 原子力安全保安院や東京電力によりますと、午前6時10分すぎ、東京電力・福島第一原子力発電所の2号機で爆発音があったと連絡があったということです。この爆発により、原子炉を覆う格納容器の一部が破損された可能性があるということです。

 破損した可能性があるのは
「圧力抑制室」
 という内部の圧力を抑制するための装置です。

 また、この爆発音の後、周辺の放射線の量が急激に上がり、午前7時50分ごろ、福島第一原発の正門付近で、1941マイクロシーベルトを検知したということです。

 原子力保安院によりますと、
「ただちに健康に影響がある数字ではない」
 としていますが、東京電力によりますと、原発の復旧作業に当たる関係者以外の従業員は、すでに発電所の敷地内から避難を始めたということです。(15日08:21)


●福島第一2号機で爆発音、圧力抑制室が損傷か
2011年3月15日(火)09:29(読売新聞)

 原子炉の冷却機能が低下している東京電力福島第一原子力発電所2号機で15日午前6時14分、大規模な衝撃音が起きた。
 原子炉格納容器の一部で圧力抑制室(サプレッション・プール)の圧力が通常の3気圧から1気圧に下がっており、圧力抑制室の一部が損傷し、格納容器から外部に放射性物質が漏れだした可能性がある。東電が15日7時50分過ぎ、発表した。

 第一原発の正門前では、爆発1時間半後の午前7時50分、毎時1941マイクロ・シーベルトの放射能を観測。さらにその40分後には8217マイクロ・シーベルトに急上昇した。この値は一般人が1年間に浴びる量の3・4倍に相当する。同原発周辺では、北東から毎秒1・5メートルの風が吹いているという。正門は2号機の風下に当たる。

 爆発が起きたのは、格納容器の下部の圧力抑制室で、格納容器内の蒸気圧が高まった場合に、圧力を下げる機能を持つ。格納容器本体の圧力は7・3気圧で変化していない。

 原子力安全・保安院によると、圧力抑制室には放射性物質の混じった蒸気と水が入っている。抑制室のある原子炉建屋の上部には、隣接する3号機で14日に起きた爆発で生じたすき間があるため、そこから放射性物質の混ざった蒸気が流れ出た懸念がある。
 爆発直後、原発の敷地周辺の放射線量が毎時969・5マイクロ・シーベルトを記録、東電は何らかの異常事態が発生したとみて、爆発直後、原子炉への注水作業に関係のない作業員らを退避させた。
 東電は14日夕から、2号機の燃料棒が一時、完全に露出した状態になり、その後、一時回復したが、爆発前の午前3時頃には、空だき状態になっていた。
 爆発の後、原子炉の水位は改善傾向にあるが、依然として燃料棒は午前6時半現在、2・7メートル露出した状態になっている。
 爆発事故を受け、政府と東電は総合本部を設置することを決めた。


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