■桐生市が設置したいじめと自殺の因果関係を調べる第三者調査委員会がメンバーや議事内容を非公開としているというのだが、これではわざわざ第三者調査委員会を設置した意味がまるでないだろう。

 いじめで自殺した小6の上村明子さんのことでは、民主党政権になっても、相も変わらずの隠ぺい体質であるといっていい。
 政治家や官僚というのは、何党であれ、変わりはないらしい。
 もっとも、政治家や官僚、教師に関らず、人間誰であれ、保身に向かうのだろうが・・・。

 以下、最新ニュースである。
 桐生市が設置したいじめと自殺の因果関係を調べる第三者調査委員会がメンバーや議事内容を非公開としているというのだが、これではわざわざ第三者調査委員会を設置した意味がまるでないだろう。
 税金の無駄使いとは、まさしくこのことである。
 メンバーが、第三者なのか、当事者なのか、第二者なのか(笑)、市民や県民には知らされないのだから、まったくもって意味がない。こんなことを堂々と主張してくる市側の頭の中は、一体どうなっているんだろう。
 これなどは、政権与党の民主党のさしがねなのだろうが(苦笑)、桐生市議会は、まさに異常である。
 この件では、群馬県や桐生市のイメージダウンに、おおいに貢献していると言えるだろう。  
 読むとがっかりするどころか、怒りがこみ上げてくる話だが、これではいけないんだ、と一人でも多くの人におおいに発奮して頂きたい。

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小6自殺 第三者委、非公開に疑問の声 調査結果問われる信憑性 群馬
産経ニュース2010.12.16 02:27

■市は「委員の意向」一点張り
 桐生市立新里東小6年の上村明子さん(12)が自殺した問題で、市が設置したいじめと自殺の因果関係を調べる第三者調査委員会がメンバーや議事内容を非公開としていることに疑問の声が上がっている。
 市側は
「委員の意向を尊重している」
 と強調するが、密室で行われた調査結果の信憑(しんぴょう)性が問われそうだ。(伊藤徳裕)
                   ◇
 市教委では、いじめの存否を協議する臨時会を11月8日に公開で行い、いじめの存在を認めた。だが、亀山豊文市長から自殺といじめの因果関係について再調査を指示されると、一転して2回にわたり非公開で臨時会を開催した。
 さらに、市は因果関係を調査することになった第三者調査委の1回目の協議を今月8日夜、秘密裏に実施。市は翌日の記者会見でようやく実施事実を明らかにした。
 市は秘密会議にしている理由について、
「中立の立場を確保し、調査への影響を避けるために非公開にした。委員の意思で決めた」
 と説明している。
 こうした市と市教委の態度に市議らからは疑問の声が噴出している。

 市は今月13日の市議会教育民生委員協議会で第三者調査委の設置を報告。 
 その際、議員らが
「非公開では公平・中立性に対して疑問がある」
 と公開を要請した。
 これに対し市は
「委員の意向で非公開にしていく」
 と繰り返すばかりだった。

 
第三者調査委の委員長を務める新井博弁護士は非公開の理由について、
「非公開なのは当たり前だ。委員の名前の公表については最終報告書に記載されるのでいいのではないか」
 と主張。
 
 さらに調査委の結論が出る時期については
「1年間は待ってくれないだろうから、なるべく早く結論を出したい」
 と述べるにとどめ、具体的な調査期限を設けていないことを明らかにした。
 市は、明子さんの両親が市教委や学校側と早急に直接面談することを求めた通知書に対し、
「第三者調査委で公正かつ中立的な立場で調査をお願いしている。調査結果の報告がなされるまでは面談は差し控えたい」
 と回答している。
 あくまでもメンバーや議事の非公開を貫く市や調査委の姿勢に両親の不安はますます募りそうだ。


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