■幸せになりたい、未来を、今以上に住みよい日本社会にしようと思うのなら、今現在、勇気を出して、1日に一度でもいいから、思いやりを発揮するように努めて、生きるしかないのだ

 
「日本共産党めちゃ大嫌い男」さんからのコメントで、以下の記事の存在を知った。
今は、右腕が痛くて、モノも持てないしゾウキンも絞れない。
 今回は、この程度のブログ記事で、どうかご勘弁いただきたい。

 以下は、上村明子さんのいじめ自殺事件の最新ニュースと、中3少年らしい若者の焼身自殺のニュース、そして俳優の松平健さんの奥様の自殺に関する最新のニュースである。
 私より年若の人の死は、本当に悲しい。
 また、松平健さんの奥様の死は、いじめ自殺同様、他人事ではない、と私は思う。   
 いじめ問題もそうだが、決していい加減などではない生真面目過ぎる人ほど、生きにくい時代となっているからだ。   
 かつて、私の小・中学校の頃には、
「一日一善」
 等とい言う標語があったが、この言葉も、今では死語となった。
 せめて、一日にたったひとつでもいいから、人の喜ぶ善いことをするんだという思いで生きてくれたなら、いじめ自殺の被害者は、この10年間で減少したであろうに、そうではない。
 むしろ、ますます住みにくい、生きにくい日本社会と成っている。
 そうしてきたのは、大人もさることながら、「一日一善」という思いすら持たないで生きてきた、かつての小・中学生、つまりは今の20歳代なのだ。
 そして今現在の小・中学生たちも、まるで自分たちの首を絞めるが如くに、いじめ問題に立ち向かうことなく、見て見ぬふりをすることで自分たちが今後生きるであろう5年後、10年後、15年後の日本社会を、今以上にますます生きにくくしているのである。
 幸せになりたい、未来を、今以上に住みよい日本社会にしようと思うのなら、今現在、勇気を出して、1日に一度でもいいから、思いやりを発揮するように努めて、生きるしかないのだ。
 いじめに加わり、あるいはいじめを見て見ぬふりすることは、自分たちの未来を、ますます閉じているのだ。
 私たち大人や、教育行政を預かる官僚や政治家に、大いに責任があることは言うまでもない。

 上村明子さんの記事は、我が家とまるで同じ状況なので、本当に他人ごとではないし、怒りと悲しみが湧きあがって仕方がない。

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「学校行くなら死にたい」小6女児、母親に訴え
読売新聞、11/17 00:02

 学校でのいじめを苦にしていた群馬県桐生市立新里東小6年の上村明子さん(12)が自殺した問題で、明子さんが先月23日に自殺する直前、母親(41)に
「学校に行くなら死んだ方がまし」
 と話していたことがわかった。

 母親によると、同日朝、子ども2人で留守番するよう頼んでおいたところ、明子さんは、1人で遊びに出かけようとした妹(10)と口げんかになった。
 母親が
「一緒に遊びに行けばいいじゃない」
 と2人の仲裁に入ると、明子さんは
「学校を休んでいるから、外に出るとずる休みをしていたと思われる」
 と話した。
 その後、明子さんは
「学校だといつもひとりぼっち」
 と訴え、母親が
「私たちがいる」
 と慰めても、
「学校に行くなら死んだ方がまし」
 と強い口調で話した。
 母親が
「死ぬという言葉は言ってはいけない」
 とたしなめると、明子さんは黙ったままだったという。

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中3少年?焼身自殺、公園トイレ燃える…兵庫
読売新聞、2010年11月16日23時32分

 16日午後7時10分頃、兵庫県加古川市上荘町国包の公園内で、少年が倒れているのを通りかかった男性が見つけた。
 少年は全身に大やけどを負っており、病院に搬送されたが、約1時間後に死亡した。
 加古川署は、同市内の中学3年の男子生徒(15)とみて確認を急いでいる。
 119番で駆けつけた消防隊員の問いかけに対し、少年は自殺しようとしたなどと話していたという。
 公園内の公衆トイレが燃えており、同署は、トイレで焼身自殺を図ったとみている。
 同市教委によると、少年は中学1年の2学期に転校してきた。16日は通常通りに登校していたという。

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松平健さん談話…ただただ残念な気持ち

 妻で元女優の松本友里(本名・鈴木友里子)さん(当時42歳)が死去したことを受け、夫で俳優の松平健さん(56)が16日、所属事務所を通じて、談話を発表した。談話の全文(原文のまま)は以下の通り。
          ◇
 関係者各位
 この度は、私事でお騒がせ致しまして誠に申し訳ございません。
 亡き妻・友里子とは、五年という短い結婚生活ではありましたが、その間、懸命に家庭を守ってくれた良き妻でございました。
 出産後、その一途な性格で子育て、母の介護など、日々完璧にこなそうと取り組んだ結果、友里子はしだいに体調を壊すこととなりました。
 パニック障害・不眠症・うつ状態を引き起こし、この三年はいろいろな病院にもかかりましたが、結局、心通じ合う医師とはめぐり合うことができませんでした。
 また今年六月には、ずっと苦楽を共に過ごしてきた姉妹のような最愛の母を亡くし、深い悲しみにも襲われ、友里子は自分のからだの一部を失ったかのようでした。
 それだけ、友里子にとって母の存在は大きかったのだと思います。その後も、手助けをしてくれる人達とできる限りのことはして参りましたが、今回このような結果となりましたのは、偏に私の力不足かと悔やんでおります。
 俳優という留守がちな仕事ではありますが、私が居りながら亡き母の穴を埋めきれず、愛する母のもとへ旅立たせてしまったこと、今はただただ残念な気持ちでいっぱいでございます。
 友里子のファンの皆様、支えて下さった皆様、親交のあった方々にも申し訳なく思って居ります。 

 只今私は、九州・博多座公演中でもあり、博多座様はじめファンの皆様・各方面の皆様にはたいへんご心配・ご迷惑をおかけしました事、ほんとうに申し訳なく心よりお詫び申し上げます。
 また、温かいお励ましのお言葉を頂戴致しました皆様、本当に有難うございます、深く深く感謝致しております。千穐楽まで、心をこめて勤め上げますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 葬儀に関しましては、十二月に入りましてから、近親者のみで執り行うつもりでございます。何卒、ご理解賜ります様お願い申し上げます。
 また、マスコミの皆様には、自宅周辺及び劇場周辺での取材は、近隣や皆様にご迷惑となりますので、誠に勝手ではございますが、どうかお控えいただきますようご協力の程お願い申し上げます。
 2010年11月16日
                         松平 健
(2010年11月16日18時54分 読売新聞)


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