米CIAのワールドファクトブックによると、2013年の 世界の 職字率ランキングは、リヒテンシュタイン、ノルウェー、バチカン市国、フィンランド、ルクセンブルグ、北朝鮮、アンドラ、グリーンランドが100%で 第1位。最下位の217位は 南スーダンの 27.0%であるが、日本は、なんと99.0%で、アメリカ、スイス、カナダ、と並んで 28位タイに甘んじている。

長年、9年間の義務教育を(基本的には無償で)実施してきての99%である。

日本では、学校へ行きたくても 行けない児童 がいる後進国では ありえない「登校拒否」が100%を満たさない理由らしい。


つまり、職字率では 北朝鮮の後塵を拝しているのである。

日本では、義務教育が終了した者の98.8%が高校へ進学している。

高校を卒業した者の54.8% (現役進学率) が、大学・短大へ進学している。

つまり 日本人のほとんどは、小学校5年から 高校卒業までの8年間、英語を勉強してきたことになる。


しかし、かなりの日本人が 社会に出てから 再び 英語学習を余儀なくされている。


MMD研究所が 3年前に行ったアンケートによると、過去の英語学習の経験については、

「特に何もしていなかった」と 回答したのは6.2%で、

全体の93.8%が、何らかの英語学習を行っていたことがわかった。


それら英語学習経験者のうち、「現在も継続している」と 回答したのは、わずか5.8%で、断念した理由として 最も多かった回答は、「通うのが面倒になったから」で46.1%だった。


また、「オンライン英会話」の認知度は29.2%で、利用率は15.6%に留まっている。

これは 逆に 認知した人の半分は 受講していることになり、認知度が100%に近づけば 普及率も50%に達する可能性を示しているかもしれない。


次に この15.6%の「オンライン英会話」利用者が、業者を選ぶ際に重要視したのは、

     「料金の安さ」            68.7%

     「講師の質」               53.0%

     「予約のしやすさ」     30.1%

となっており、利用者の96.0%が、今後も継続して利用したいと回答した。



「オンライン英会話」は、今後も 成長し続けるマーケットに違いないが、現在 営業している英会話サービス事業者は、すでに300近く実在する。

そして トップ10社が 全利用者の90%以上を擁している。

後発の業者として、上記 利用者の選定ポイントを重視するのはもちろんのこと、独自の特徴をもつことが、事業として成り立つための必須条件になる。