二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう
二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう
二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必ず
書くことにしよう
二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいの不思議を思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう
二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一遍でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書きつづけてゆこう
二度とない人生だから／坂村真民
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たとえば君に
名前なんてなくっても
たとえば君に
星座なんてなくっても
思い出す 忘れない
僕はずっと君のこと
考えているところ
この恋がいつの日か
表彰台にのぼる時
君がメダルを
受けとってくれないか
たとえば千年
千年じゃ足りないか
できるだけ長生きするから
僕が眠るのは
君の夢を見る時
僕が歩くのは
君に会いに行く時
僕が何も聞かないのは
答えなんかない方が
その方がいいから
この恋がいつの日か
表彰台にのぼる時
君がメダルを
受けとってくれないか
たとえば千年
千年じゃ足りないか
できるだけ長生きするから
千年メダル／ザ・ハイロウズ
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先日マザーズにIPOを果たしたクックパッド社。
低迷が続く新興市場において市場予想を上回る初値を形成し、その起爆剤として新興市場が再び盛り上がる要因となった。
そんなクックパッド社が何故世の中から支持されているのかが本書で解説されている。
まず驚くべきは、創業者の信念とも言うべき企業理念の追求が徹底されていること。
「毎日の料理を楽しみにすることで、ココロからの笑顔を増やす」
この理念こそが、同社の最上位に根付いていて、全ての活動がこの理念に紐付いている。
逆に言うと、その活動が「ココロからの笑顔を増やす」ことができないのであれば、どんなに利益が上がろうがそれをやることはないということだ。
この一見シンプルすぎるとも言えるフロントサービスにも彼らの想いがいくつも込められていて、全てのテクノロジーはユーザのためのものであるという考えに基き、ユーザの使いやすさを実現するためにのみ最新のテクノロジーが搭載されている。
最近のWEBサービスに散見されるのは、ユーザの視点を全く無視したかのようなインターフェース、あるいは技術先行型ともいうべき技術者視点でのサービスが多いことだ。
どの時間帯にどんなユーザがサービスを利用するのか。
どんなニーズに応えるべきものでなければならないか。
蓄積したデータを徹底的に分析し、それをユーザ視点でサービスに落とし込む。
ここにはユーザエクスペリエンスという視点で見習うべき点が多くある。
創業から7年もの長期に渡って全く利益が上がらない状況にも関わらず、現在の同社をカタチ作っているもの。
それは間違いなく「ココロからの笑顔を増やす」ことを追求し続けてきた一貫性の賜物なのだと思う。
余談だが、これからはやはりRubyが良いのかとの思いがさらに強くなった。