こんにちは。
今日は風が吹き荒れています。

昨日書いたおじさんが出していた光の玉とは・・・
オーブと言われる物によく似ているもの。

私の写真にも白い丸い物がよく写り込むんです。
白くて丸くて模様が入った不思議なモノ・・・。

 

肉眼では見えませんが
実際目にしたら、驚くでしょうね。
 


また機会があったら、そんな写真もアップしたいなと
思いつつ本題へ・・・。





21歳の夏・・・よく一緒に峠で走ってた友人が

ダムへ行こうと言い出した。

オレは嫌な予感がしたんだ。
この手の予感は当たる事が多い。

「やめようぜ、今日は大人しくしてた方がいい。」

そう言ったのに、ヤツは聞き入れてくれなかった。

16歳の時の嫌な記憶がオレを襲う・・・。
レース場での友人との接触事故・・・。

その嫌な予感は的中し、ヤツは事故を起した。

オーバースピードでガードレールに激突。
ガードレールに足を挟んで切断してしまった・・・。

幸い命は助かったけどしばらくは危険な状態が続いて

気が気じゃなかった・・・。

オレはそのショックから、バイクのレースをやめた。
ヤツの前ではバイクの話しさえ出来なくなってしまった。


暗い気持ちのまま、みーに会いたくて東京へ行った。

みーの会社のビルに入ってるとんかつ屋さんで
お昼を一緒に食べる。

みーはゴマをすって、そこにソースを入れて
つけて食べるんだよって教えてくれた。

とんかつを食べながら・・・ふと黙り込んだ。

みーには新しい彼もいる訳だし・・・
会いに来たのはいいけど、何を話したらいいんだ?


あいつの事故の事はみーには話していない。
オレがどうして暗い目をしてるのかなんて
わからなかったはずだ・・・。

そんなオレを見かねたのか、みーは友達を呼んで
カードゲームをやろうって言い出した。

ゲームは楽しかったけど・・・
本当は言いたい事が山程あって・・・。


あの、オヤジの話。

オレ達は一緒にいなきゃ駄目なんだって事。

でも、またしても話を切り出せないまま
みーの休憩時間は終わってしまった。

最後にもう一度「夕方二人で話せないか?」
って聞いたけど、駄目だった。

みーはどうして真剣な話をしようとすると
オレを避けるんだろう・・・。

帰り際、店の階段を駆け下りながら

「ありがとう。身体に気をつけて仕事頑張ってね!」

っていうのが精一杯だった。




そしてオレはいよいよ音楽を中心に活動する為

会社を辞める事にした。

その頃オレは営業成績が良くて
給料を倍にしても辞めないでくれって頼まれたよ。

でも、断った。
音楽をやるには拘束時間が長すぎる。

オレは空いた時間を使ってひたすらいい音楽を聴いて
気持ちを入れ替えた。

音楽さえ続けていたらみーと繋がっていられると言う
確信のない未来・・・。


それにしても・・・。

・・・誰かがオレに憑いてる・・・

あのオヤジの言葉がずっと頭から離れない。

オレが見た未来はもう変わってしまっている・・・。
どうやったら、みーと再び一緒になれるのか・・・。


その後、曲が認められて仕事が増え始めた。




22歳の春になって、ヤツはやっと義足をつけて

歩けるようになった。

そして、

「もう一度だけでいいから、走りたい。」

と・・・。

あまりに切実な願いだった。

ヤツの家族には内緒で、一度だけツーリングに出掛けた。
そしてバイクには一つの区切りをつけた。

オレにはもう音楽だけ・・・。


6月になるといよいよ音楽活動も忙しくなった。

それでも時間の合間を縫って、みーに電話をしたり
録音したテープを入れた手紙を送ったりしていた。



あの頃は海外で録音することもあった。

カリフォルニア、ロサンゼルス・・・愛のある場所。

オレは60年代の音楽を中心に聴いていたから
ヒッピーに憧れ、ヒッピーのように生きたいと思ってた。

ヘイト・アシュベリーはヒッピーの聖地。
いまだに60年代のテイストが街のあちこちに残っている。
お香、音楽、メディテーション・・・

でも一歩裏に入れば、地獄を見るような有様だった。

これがオレの憧れた世界なのか・・・?



夏にみーが地元に帰って来ると聞いて、会いに行った。
一緒にお祭りに行って、お昼を食べた。

もう暗い顔は見せないようにしてた。
ただ、一緒に過ごす時間を楽しんでいたかったんだ・・・。

まるで違う世界に生きてる二人・・・。


どうやったらこっちの世界にみーを連れて来れるんだ?


その後も、グァム、ハワイ、わずか一年半で

5回も海外へ行った。

一度エアメールを送ったね。

「帰ったら、会おう!お土産買っていくから。」

みーは

「ほらね、生きてて良かったじゃん!
 色んな所に行けて、仕事も上手く行って。
 S君が元気になってくれて、安心しました。」


って言ってくれた。

実際にはストレスで体調を崩して
入院する羽目になってたんだけど。



日本に戻ると、一旦地元に帰り
それからすぐに東京へ向かった。

新宿で、二人で飲もうって事になって・・・。
 

二人で酒を飲むのは初めてだったね。

この頃、初めてみーをただの友達じゃなく
「女性」として意識しはじめた・・・。

それまでは不思議なくらい、みーに対して
よこしまな気持ちを抱いた事がない。



新宿で待ち合わせ。


みーの顔を見ると・・・ほっとする・・・。




手を繋いだ時にホッとする人が本物かも?

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