とあるド田舎の集落で生まれ育った。
物心ついた時から母親から
殴られる事が当たり前だった。
父親は熱心な宗教家で外面がよく、
仕事や地域の手伝いや付き合いで
殆ど家にはいなかった。
母親は酒乱でアルコール中毒で元ヤンだった。
酔ってない時は気の小さい人間だった。
私は三姉妹の長女として産まれ落ちた。
1番母親から忌み嫌わていた。
次女は要領のいいお調子者。損な役回りの多い子だった。
三女は母親から溺愛されて育った我儘娘。
母親は何故か三女だけ溺愛していた。
近所でも有名な厄介家族だったと思う。
集落にはあまり馴染めていなかった
虐待されていた事は毎晩響き渡る鳴き声で
周知の事実だったと聞かされた。
大人は皆厄介事を嫌がり見て見ぬふりだったが
学校では残酷な程に純粋な子供達には弱者だった私は虐げられた。
幼心にさめざめと人間の醜さを見せつけられて育った。