はい黒鳥です🐓
学生時代は社会福祉士を取得するために
夏休みには実習受けてました。
今回は、そんな私が
大学生夏休み時代に感じた
実習生は家畜以下実習クソエピソード
について、お話したいと思います。
社会福祉実習って何?
社会福祉士になるためには、
必ず
社会福祉実習
を受ける必要があります。
大学を卒業するための単位と同じで
これをしないと、
社会福祉士を受験するための資格を
得ることができない…というものです。
そしてタチの悪いことに、
大学生が受ける社会福祉実習は、
なんと基本的には
夏休み
にあるんです。
え?????
大学生の青春は?
夏休みには、
海行ったり
花火見たり
海外旅行したり…
できません。
実習です。
ちなみに私は、
お盆の期間も普通に実習ありました。
社会福祉士を目指している学生の夏休みは、
ほとんど丸1か月実習で潰れます。
しかも、
実習前は、
実習先について調べて、
実習計画を立てたり。
実習中は、
1日8時間 (休憩込9時間拘束)
無償労働してるようなものだし。
帰宅してからは、
毎日「日誌 (その日の実習記録のようなもの) 」
を付けたり。
※これがまた1,2時間ほどかかる!
実習が終わったら
実習を経て学んだことをまとめて発表したり。
こんな感じなので、
夏休み?お盆?
ナニソレ、おいしいの?笑
って状態です。
「実習」の大変さは、
なにも社会福祉士だけではなく、
看護学生や介護福祉士を目指す学生、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師…
保健・医療・福祉を志す学生なら
すべての人に共感してもらえるはずです。
そして、実習中のしんどさは、
実習先施設の
アタリ or ハズレ
によっても大きく変わります。
ちなみに私は、
大学2年生の頃の実習は
未来の福祉現場で
活躍してくれる人に対する指導
といった感じで、
とても懇切丁寧に、
そして私を学生として、
もっと言えば人間として、
きちんと指導をしてくださって、
学びになったことが多かったです。
ただ、
3年生の頃の実習先施設が
💩あまりにも酷すぎました💩
今回は、
ハズレを引いたときの実習のヤバさを
(守秘義務があるのでフィクションを混ぜながら)
私の実体験に基づいて
お話したいと思います。
私の経験した実習エピソード
私が悲しくもハズレを引いた
実習先施設は、
母子生活支援施設
というところでした。
母子生活支援施設
とは…
児童福祉法に定められた施設。
配偶者がおらず
金銭的に余裕のない母子や、
DVなどの被害から逃れて
非難してきた母子の
シェルターのような場所で、
児童と保護者(母親)を保護し
自立のための支援をする。
簡単に説明すると、
そんな場所です。
基本的に、
社会福祉実習に行く前には、
「どの分野に興味があるか」
のアンケートがあります。
例えば、
高齢者施設とか、
障害者施設とか、
児童分野 (児童養護施設など) とか、
そういった感じです。
当時私は、
児童福祉分野に興味を持っていました。
ただし、
児童養護施設となると、
宿直 (泊まり) もありの実習となります。
私は、
高校生の頃から不眠症に悩まされていました。
また、
1日中ひとりになれる時間がないと
とてもしんどくなってしまう、
という特性があります。
だからこそ、
「泊まりがない児童分野」
ということで、
母子生活支援施設を選択しました。
母子生活支援施設での実習は、
児童養護施設と違って、
実際の親子が
施設(アパート)で生活しており、
職員も定時になると帰宅する、
宿直のある職員はいるけれど、
実習生は基本的な就業時間だけ
そういった場所だと聞いていたから、
選びました。
そうして希望が通り、私は
母子生活支援施設への実習配属が決定しました。
しかし。
蓋を開けてみるとなんと
子どもたちは夏休み中だから
あなたたちが実習中に
1泊2日でキャンプに行きます
実習生も、当然来るよね?
などと言われたわけです。
私は非常に混乱しました。
「泊まりはない」
と聞いていたのに。
だから選んだのに。
ということで、当然抗議しました。
実習には、当然真面目に参加します。
ただ、泊まりだけは、難しいです。
聞いていた話とも違います。
実習の日程が延びてもいいので、
通いだけの実習にさせていただけませんか。
と。
すると返ってきた返事が
泊まりができないなら
実習来なくていいよ✋
それが何を意味するかわかりますか?
実習先施設は、
一度決定してしまって、
ある程度計画を立ててしまうと、
変更することが (基本的には) できないのです。
つまり、
泊まりが無理なら
諦めて留年しな笑
来年別の場所で実習したら?笑
こういうことです。
留年などもってのほか。
仕方がないので、しぶしぶ受け入れ、
実習に行くことになりました。
ただ、「泊まり」の詳細は
何度聞いても
まだ未定だから
といって、教えてもらえないまま。
そうして始まった実習。
実際、子どもたちは可愛かったです。
トラウマやつらい経験を抱えながらも
嫌々夏休みの宿題をやっていたり、
学校での楽しかったことを教えてくれたり。
ただ、
職員の方たちは忙しそうで、
疑問に思うことがあっても質問する時間はなく、
ひたすら毎日、
夏休みで、元気で、
はつらつな子どもたちの遊び相手をする
そんな時間を過ごしていました。
質問したいことも聞けないし
毎日書いてる日誌にも
コメントがないし
これってちゃんと「学び」に
なっているのだろうか…
そんな風に思いながらも
真面目に実習に通っていたある日
子どもたちが、日帰りで
みんなで遊びに行く日がありました。
その行き先には、
他校の実習生がついていきました。
私の大学の実習生は、留守番でした。
今日は子どもたちがいないから
いろいろ質問できるかな?
と思っていたところ、
私たちが
やらされたこと。
それは
草むしり
でした。
季節は8月。
真夏の炎天下のなか、
屋根もない庭の草むしり。
職員はもちろん子どもたちに
ついて行っているため、
残ったのは1名しかおらず、
その1名の職員も、
遊びに行かなかった子どもたちのお世話で
バタバタしており、
いつ休憩を取っていいのか
水分補給のために施設内に入っていいのか
このまま丸1日草むしりなのか
何もわからないまま、
ゴミ袋が何袋もパンパンになるまで
草をむしり続けました。
実習終了時間の少し前になって
子どもたちが帰宅し、
結局その日は草むしりや
プールの掃除、
外廊下の掃除などだけで
1日が終わりました。
当然、
学びなど何もなく
実習日誌にも書くことがありませんでした。
そのときから、
内心ブチギレそうだったのですが…。
ついに発表された「お泊り」の内容。
山奥の山小屋のような場所で
1泊2日でキャンプします。
川でも遊ぶので、
濡れてもいい服や着替えが必要です。
あ、そういえば
ドライヤーがついてないそうなので
実習生さんたち
家からドライヤー持ってきて
子どもたちに貸してあげてね。
それから、子どもたちを
お風呂に入れるのも
任せるね。
お部屋はいくつかあって
部屋割りはこっちで決めるから。
夜は22時くらいまで
職員会議があるけど
朝は4時くらいに起きてね。
子どもたちも同じ部屋だから
起こさないように。
圏外だから
スマホは使えないよ。
じゃ、よろしく。
そうして決められた部屋割りを見てみると、
私が割り振られた部屋は、
少し特性が強く
関わるのに難しさを感じる
低学年の子2人と
実習生もう1人の4人部屋
一方で職員は、
心身ともに安定している
高学年や中学生と同じ部屋
…いやいやちょっと待て。
そんな馬鹿げた話があるか、と。
どこの国に、
大変な子どもたちを実習生に任せて
自分たちは楽をする職員がいるか、と。
しかも、
私物(ドライヤー)を実習生に持参させて、
まだ幼く、
危なっかしさももつ子どもたちに貸し出して、
万が一破損しても責任は取らない、と。
無給の実習生たちに対して
4時に起きて22時以降に寝る生活を
1泊でも強いるのか、と。
当然、またここでも抗議です。
そして当然、返答はこうです。
嫌ならやめれば?笑
ただし、
来なかったら実習中断。
当然単位も出せないし、
全部無駄になるけどね~?
あ、代替措置とかないからね。
泊まりが無理ってんなら
実習もう来なくていいから笑
留年?受験資格?
知らね~笑笑笑笑
まぁ、こんな感じだったわけです。
めちゃくちゃイライラしましたが、
1泊だけだ…
行こう…
そう思って、なんとか行きましたよ。
そんなこんななクソ施設だったので、
キャンプ中にも、いろいろありました。
生い立ちが生い立ちなものですから、
多少手首に傷だってあるのを隠しながら、
コンプレックスでいっぱいの体を
同級の実習生に晒すことを耐え忍びながら、
お風呂に入ったり、
子どもたちが滑らないように
ずっと周りに気を遣ったり。
真夏の暑い中、
当然日傘など許されるわけなく、
山の中を歩き回ってクイズ大会したり。
しかも、なぜか私は
5人以上の男の子たちのみのグループになり、
(※他の実習生は女の子のみのグループだった)
職員もついてきてくれず、
蜂が飛び回っている危ないゾーンに
小学生が侵入しようとしているのを見て
私だって虫とか蜂とか無理なのに
子どもたちを守るために身を粉にして
なんとかゴールさせました。
そんな、
四六時中気が抜けない
暑くて集中している時間を
過ごしているうちに
元々体力がない私は
そのキャンプ中に倒れてしまい…。
お手洗いで倒れているところを
子どもに発見され、
その子が職員さんを呼んでくれました。
女性職員1名は
心配してくださりましたが、
他はほとんど知らん顔。
そんなことがありながらも
キャンプは終わり、
帰宅しても次の日からは
また普通に実習だ…と思うと
朝から吐瀉物が
こみあげてくるのを抑えられず
吐いて吐いて
首に人生を終わらせる証まで
縛り付けたところで
なんで私がこんなことしてるの?
と我に返り、
その実習施設での実習を
中断することにしました。
とどのつまり、留年確定…
その実習施設で耐え過ごした時間は
パァになってしまう…
と思っていたところ。
私が2年生のときに、
実習に行かせていただいていた
施設の方が、
事情を聞いて、
残りの実習期間
受け入れてあげるよ
黒鳥さんは
去年すごく真面目に
実習頑張ってくれてたの
覚えてるよ
と、言ってくださったのです。
おかげで私は、
無事にその施設で実習を終え、
同級生と同じ学年のまま、
留年することもなく卒業し、
社会福祉士になることができました。
さすがの私も、
そんな優しいお声かけをいただいて
涙ちょちょぎれてましたね。
看護学生の実習エピソードを
聞いていても、
なかなかエグいものがありますが…。
意外と、看護以外の実習生も
大変な思いをしているのですよ。
最後に
社会福祉士を目指す君。
社会福祉士ではなくても、
実習必須な資格を目指す君。
こんなクソ実習先もあります。
いいですか?
自分の命なくして
他人にできる支援なし
です。
実習生を、
無給で都合のいい使い捨て要員
として考える施設も、あります。
まるで奴隷のように、
まるで家畜のように、
あるいは、存在しない空気のように、
扱う施設も、少なくありません。
実習施設は、
学ぶ場所であり、
耐え忍ぶ場所ではありません。
4月から、大学生活が始まるみなさん。
くれぐれも、
実習先選びには失敗せぬよう、
実習先の情報を流してくれる
先輩とのつながりは大切にしてくださいね。
以上、黒鳥の
ヤバすぎる実習エピソードでした。
うーん、
やっぱり次は、
もっと楽しい話しようね👋












