5/18This is チェコアニメ!上映作品紹介! | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

 

アップリンク渋谷の名物企画

チェコアニメの上映とトークのイベント

「This is チェコアニメ!2019」

~超ディープな世界への誘い~

https://shibuya.uplink.co.jp/event/2019/53855

↑すでにチケットを発売しております!

 

 

今年も開催します

「This is チェコアニメ!」

 

今年で6年目のイベントです!

今年は5月18日(土)、8月17日(日)、11月16日(土)と
3日開催します!
https://shibuya.uplink.co.jp/event/2019/53855

「This is チェコアニメ!」は

80分ぐらいの上映のあと、休憩をはさみ

そのとか

私、チェコチェコランドが

70分ぐらいのトークをさせていただきます。
おそらく世界で唯一、

チェコのコンテンツだけでビジネスをしている

私は日ごろ、チェコの権利元や作家、作家の遺族と
壮絶な交渉を行っております。

そんな私だけが知っているチェコアニメの舞台裏を激しく、
そして大爆笑の内容でお届けします。
初めてチェコアニメをご覧いただく皆様も
チェコアニメの深い理解と面白さを楽しんでいただけます!
(※11/16は上映時間が長いためトーク時間は
30~40分ぐらいになります。

今年も

1日に2回のイベントです。

 

①16時の回と

②19時30分の回を行います。

(※両回とも同じ内容です。)


今年第1回目は

☆5/18(土)①16:00~ ②19:30~
「ズデニェック・ミレル・ベストセレクション」
~チェコで最も成功した男の詩と儚さの世界~

クルテクの作者ズデニェック・ミレルの特集です!

 

クルテクで有名なズデニェック・ミレルですが、

ミレル作品の

繊細さ、芸術性、儚さ、

クルテク以外の作品にあります!

 

今回は私の選ぶ

ミレル作品の

ベストセレクション

お送りいたします!

 

本日は上映作品のご紹介をいたしましょう!

 

ミレルは

戦後まもなく

若くして

アニメ監督のチャンスを得ました。

高い評価を得、

いきなり”巨匠”扱いをされました。

 

でも、ミレルは

大きなチャンスを与えられている自分だからこそ

出来ることを模索しました。

 

戦後、これからの時代が

明るく、希望が持てるような

二度と戦争が起こらないような

未来になるような

子どもたちへの

大きなメッセージを

アニメで届けたいと思っていました。

 

1948年にデビュー作

「おひさまを盗んだ億万長者」から

1957年の

クルテクの第1作の

「もぐらくんとズボン」が誕生するまでの

9年間、ミレルは

たくさんの試行錯誤を重ねました。

”自分がやるべきことは…?”

さまざまな作品にトライしました。

 

≪上映作品≫(上映時間76分)
全作ズデニェック・ミレルの監督・美術作品。

1.知りたがりワンちゃんとこいぬ(1960年/11分)

ワンちゃんが池で卵を発見!

 

卵からひよこがかえる様子を見て

お母さん心が芽生えたわんちゃん

 

卵の世話を一生懸命するわんちゃんですが…

 

かえったのは、ひよこじゃないですね!(笑)


2.アオネコとともだち(1959年/14分)

 

かわいいアオネコのお話!

 

もはや

ミレル作品で

一番人気かもしれません!

 

毛の生え変わりで

青くなってしまった

中国のネコのシャウチン

 

青いネコは珍しいので、

からかわれてしまうのです。

 

でも、素敵な仲間たちが守ってくれます。

 

シャウチンがとても可愛すぎます!

 

これまで数限りなく

可愛いチェコアニメを見てきましたが

シャウチンの可愛さは屈指かも知れません!

 

落ち込んでいる表情も

シャオチンには失礼ですが、

可愛いくてたまりません!

 

早くみなさまに

ご覧頂きたいです!

 


3.コオロギくんとバイオリン(1978年/5分)


  

クルテクと並ぶ、ミレルの人気アニメシリーズ
「コオロギくん」のシリーズのひとつ。
コオロギくんもクルテク同様、
優しくて、友達思いです。
クルテクと違うのは、コオロギくんは、
ミュージシャンなのです。
 
   


得意のバイオリンで素敵な音楽を奏でます。
そして、クルテクも泣き虫ですが、
コオロギくんは、ワンワン泣きます。
クルテクより、少し幼いですかね。
 
 今回は壊れたバイオリンを

カミキリムシのおじさんが

修理してくれますが、

うまくいくかな?
 


4.クマのクブラとクバ・クビクラ(1955年/16分)

 

おそらくミレル作品の中で

もっとも陽気で明るい作品です。

 

 

怠け者でどうしようもないクマのクブラと

 

クマ使いのクバ・クビクラのお話。

 

クバ・クビクラは

クブラがあまりにも

だらしないので、

 

少し驚かせて

懲らしめようと思いました!

 

とっても雰囲気のある

鍛冶屋で泊めてもらい…

 

その夜…

 

悪いクマを襲う

おばけの”バルブハ”の話を

クバはクブラにしました。

 

クブラはおびえます!

「ひどいよ、クバ!

小さなクマを驚かすなんてひどすぎる!」

 

でも、クバも…

 

クブラも寝静まった夜…

 

本物のバルブハが

現れたのです!!

 

どうする、クブラ!?

このままでは大変な目に会いますよ!

 

でも、おばけのバルブハ、

大きくもないし

あまり強そうでないですね(笑)

 

とってもとっても陽気で

トホホな結末が待っています。

 

底抜けの明るい作品、

ご覧になったあとは

元気モリモリになります!

常時、明るく

楽しいお話です。

 

明るく楽しいお話が

自分のやるべき仕事だと

ミレルもこの作品から

思い始めたのかもしれません。

 


5.月のおはなし(1958年/14分)

1957年に

ズデニェック・ミレルは

クルテクの第1作

「もぐらくんとズボン」を

発表し、

世界中に大きなセンセーションを起こしました。

 

しかし、ミレルの

挑戦は留まるところを知りません。

 

この頃

ミレルがこだわったのは

”画家”としての存在感…

 

当時、トルンカの人形アニメが

”芸術品”と世界が高い評価をしていましたが…

 

それに加え、

”絵のアニメ”が

”マンガ的”と思われる風潮に

我慢ならなかったのかもしれません。

 

そんな中、生まれたのが

1958年

クルテクが誕生してから

1年後の作品

 

「月のおはなし」

ジャンルで言うと

平面のアニメですが、

 ”絵のアニメ”ではございません。

 

氷の結晶を使ったのようなアニメです。

 

月からやってきた

妖精が…

 

絵の中に住む女の子と出会います。

 

絵の中で

さみしそうにしている女の子を

月の妖精は外の世界に連れ出します。

 

氷の結晶に

絵の具の色が

混じり

美しい世界が誕生しました。

 

”氷の世界”と”絵の具の色彩の世界”

 

見惚れてしまいます…

 

小さな恋のお話…

 

でも、ラストは

悲しい結末が待っています…

 

初めてご覧になられる方は

見たこともない映像に

驚かれると思います。

 

何の経験もないところから

スタートしたチェコアニメ…

数々の大きなチャレンジが

大きな栄光を産み出してきました。

 

ミレルもまた

大きなチャレンジを

続けました。

 

類まれな才能が

取り組んだ

奇跡の名作です。


6.イモムシくんは大スター(1967年/16分)

 

イモムシくんは大スター(1967年/15分)
監督・美術ズデニェック・ミレル

クルテクの作者ズデニェック・ミレルの作品です。

 

私は、これまで

700本ぐらいのチェコアニメを見てきましたが、

私の中のベスト5に入る作品です。

 

男の子がハーモニカを吹くと…

 

なんとイモムシくんが踊ります!

 

それを見た紳士が

イモムシくんをメディアに売り込むと

イモムシくんは

瞬く前に大スターになるのです!

 

でも、イモムシくんが

どんなにスターになっても

少年とイモムシくんの

友情は変わりません。

 

ラストのお別れのシーンは

油断していると

涙が出てきますよ!

 

何気ない

そして、さり気ない

友情です。

 

押し付けることも

気を遣いすぎることもない

優しい友情のお話です。

 

 

以上の

珠玉の6作品を上映…。

 

そして、

上映後の

トークショーでは

ズデニェック・ミレルの一族について

お話させていただきます。

 

私とミレルさん、そして、

ミレル家との関係は

浅くありません。

 

ミレル作品やクルテクを
日本に持ってくるにおいて

物凄い年月を費やしております。

 

その間の、

激動を

お話させていただきます。

 

≪第1章 ズデニェック・ミレルとの出会い≫

 

≪第2章 ミレルを激昂させた私≫

 

≪第3章 ミレル一族との出会い≫

 

≪第4章 ミレル家から出来になった私≫

 

≪第5章 大挽回≫

 

≪第6章 ミレル家にいた”女王様”≫

 

≪第7章 女王様の孤独≫

 

≪第8章 女王様との邂逅≫

 

≪第9章 はっきり言えます。著作権ビジネスとは…≫

 

ざっくり

上記のような

進行で70分(で済むかな…)

お話させていただきます。

 

楽しみにしていてください!

 

前売り券販売中です!

https://shibuya.uplink.co.jp/event/2019/53855


≪2019年のThis is チェコアニメ!≫

☆5/18(土)①16:00~ ②19:30~
「ズデニェック・ミレル・ベストセレクション」
~チェコで最も成功した男の詩と儚さの世界~

チェコのアニメの歴史は“人形アニメ”の歴史。
それは戦後、世界を席巻していたディズニー作品に対抗するため
同じ“絵のアニメ”ではなく、“人形のアニメ”を構築したのです。
しかし、“絵のアニメ”でディズニーに対抗し、
全く違う世界観で世界をうならせた男がズデニェック・ミレル。
クルテクで有名なミレルですが、彼の本質はその他に作品にこそあります。
ミレルの描いた“詩”と“儚さ”の世界を存分にご覧頂きます。

≪上映作品≫(上映時間76分)
全作ズデニェック・ミレルの監督・美術作品。
1.知りたがりワンちゃんとこいぬ(1960年/11分)
2.アオネコとともだち(1959年/14分)
3.コオロギくんとバイオリン(1978年/5分)
4.クマのクブラとクバ・クビクラ(1955年/16分)
5.月のおはなし(1958年/14分)
6.イモムシくんは大スター(1967年/16分)


☆8/17(土)①16:00~ ②19:30~
「チェコアニメ史上“本当の天才”ミロスラフ・シュチェパーネクの世界」
~歴史に名を残さなかった稀代の天才の正体~

チェコアニメにはキラ星の如く巨匠がいます。
トルンカ、ポヤル、ティールロヴァー、ゼマン、
シュヴァンクマイエル…。
でも、チェコアニメの関係者は口を揃えて言います。
「本当の天才はシュチェパーネクだ。」
その意味は彼の作品をご覧頂くとわかります。
そして、それほどの天才がなぜ、名を残していないのか?
それは上映後のトークショーで全てお話します。

≪上映作品≫(上映時間84分)
1.ふしぎな庭シリーズ~動物がすきな男~(1974年/15分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
2.ぼくらとあそぼう!~セイウチのはなし~(1970年/13分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル/ミロスラフ・シュチェパーネク
美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
3.ネコのお絵描き(1960年/13分)
 監督ブジェチスラフ・ポヤル 美術ミロスラフ・シュチェパーネク
4.親方とカナヅチ(1958年/10分)
監督 ヴァーツラフ・ベドジフ 美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
5.おじいさんは40人(1962年/8分)
監督ヴァーツラフ・ベドジフ 美術ミロスラフ・シュチェパーネク
6.剣の結末(1967年/4分)
監督 イヴァン・レンチ 美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
7.ブラックアンドホワイト(1983年/3分)
監督 ヴァーツラフ・ベドジフ 美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
8.シューティングギャラリー(1969年/5分)
監督・美術 ミロスラフ・シュチェパーネク
9.復讐(1968年/13分)
監督 イジー・ブルデチカ 美術 ミロスラフ・シュチェパーネク




☆11/16(土)①16:00~ ②19:30~
「シュヴァンクマイエル最大のホラー『ルナシー』とシュヴァンクマイエルの素顔」
~引退を表明してから1年後のシュヴァンクマイエルの毎日~

(上映時間123分)
ついに“This is チェコアニメ!”にシュヴァンクマイエルの最大のホラー
「ルナシー」(2005年/123分)が登場。
観れば必ず元気を失くすこの映画…。
シュヴァンクマイエルのイデオロギーが全て詰まっています。
人生に“幸せ”を求める方は絶対に観ないでください。
…でも人間の”真実“が描かれています。
そして、シュヴァンクマイエルとなれば
上映後のトークは必聴!
シュヴァンクマイエルと10年以上の付き合いがあり、
シュヴァンクマイエルの作品以上に“シュールな日常”を知る
眞部の話は作品以上に興味のある方も多いと思います!
昨年に8月に引退を表明したシュヴァンクマイエルですが、
彼は今、どういった生活を送っているのでしょうか?
そんなシュヴァンクマイエルの現状のお話もお楽しみに!
※この回は上映時間が長いため、
上映後のトークショーが30分~40分ぐらいになると思います。
ご了承お願いいたします。

≪上映作品≫
ルナシー(2005年/123分)
監督・美術 ヤン・シュヴァンクマイエル

 

以上の3日の開催!

 

今年もディープな世界に

浸りましょう!

トークもお楽しみください!

https://shibuya.uplink.co.jp/event/2019/53855