夏ドラマを振り返る4  「うぬぼれ刑事」 | 西の魔女をめざすブログ

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静かだけれど1日1日を大切に生きるため、日々の出来事や好きなドラマや映画のことを書いていきます。

各局で秋のドラマの放送が始まったというのに、


強引に、夏ドラマを振り返ります(^▽^;)




TBS 金曜10:00~ 「うぬぼれ刑事」


脚本:宮藤官九郎


主演:長瀬智也


ときたら、「池袋ウエストゲートパーク」以来の

クドカン&長瀬コンビのファンとしては、期待せざるを得ません。



長瀬智也、西田敏行、荒川良々、中嶋美嘉、森下愛子・・・と、

クドカンファミリーを揃えられたら、ますます期待が膨らみますラブラブ



長瀬智也演じる“うぬぼれ”

女に惚れっぽく、それが容疑者、犯罪者であっても変わることなく(笑)

逮捕状と引き替えに、結婚を迫り、

毎回振られては、大泣きするという、お決まりのパターン。

回を重ねるごとに、泣きの演技がエスカレートしていき、

長瀬の壊れっぷりを見るのも楽しみでした(笑)



“うぬぼれ”の父親 葉造役、西田敏行。

元福島県警刑事で、定年退職し、息子のマンションに転がり込むという設定。

その理由が、愛する妻のために、押しボタン式の信号を設置し、

退職金を全て使い果たしてしまったため、

妻(竹下景子)の怒りを買ったというエピソードがドラマ後半で判明。


今回の「うぬぼれ刑事」で、西田さんの凄さを改めて感じさせられました。

福島弁でまくし立て、

たぶん、ほとんどがアドリブではないかと思われる、

西田さんの力量に、もう、感服です。

それでいて、「あの女は、クロだな。」と、元刑事らしく、するどい推理。


毎回振られる“うぬぼれ”を慰めるシーンも

西田さんと長瀬の掛け合いが楽しめて好きでした。





もう一人、最高!だったのが、荒川良々(≧▽≦)


“うぬぼれ”の相棒で警視庁捜査一課の敏腕刑事。

絶対、良々さんのキャラじゃないと思っていたら、

案の定、おもしろキャラで納得!


“うぬぼれ”の元カノと結婚(最後は、事実婚だったと判明)

妻を愛し、事件の捜査もさすが敏腕刑事!っていう一面もあり、

酒を飲むと、性格が変わってしまう冴木刑事。

捜査会議で誰も読めないメチャクチャな字をボードに書き、

事件の確信に迫ったり、

署内での婦警たちとの絡み、

“うぬぼれ”に対するイヤミなんかも笑えました。




そして、バー「I am I」に集まる“うぬぼれ5”もおもしろかったです。


今をときめく生田斗真くんを、

あんなお馬鹿キャラで起用するとは(°д°;)

さすがクドカン(笑)


板東三津五郎さんも、要潤も、矢作兼も、

マスターの少路勇介さんも、筆談ホステスをパロッた森下愛子さんも、

それぞれに面白かったです。



世田谷通り署の刑事、ムロツヨシくんや小松和重さん、

二人の婦警さんも個性があってグッド!




第1話 初恋編  ゲスト 加藤あい


第2話 癒し系  ゲスト 蒼井優


第3話 野心派  ゲスト 樋口可南子


第4話 地元流  ゲスト 戸田恵梨香


第5話 甘党    ゲスト 薬師丸ひろ子


第6話 くされ縁  ゲスト 小雪


第7話 マラカスの詩  ゲスト 小泉今日子


第8話 大物感  ゲスト 三田佳子


第9話 強火  ゲスト 光浦靖子  そして、“うぬぼれ”の母親 竹下景子


第10話 姉妹坂  ゲスト 石田ゆり子


最終回 赤い彗星  ゲスト 中村七之助


・・・と、クドカンファミリーが多く、本当に楽しめました。




“うぬぼれ”はじめ、“うぬぼれ5”、

“うぬぼれ”の両親、世田谷通り署の刑事たちも、

キャラ設定がはっきりしているのがよかったです。


バー「I am I」での“うぬぼれ5”のシーン、

長瀬と良々の飲みのシーンなど、毎回のお決まりシーンは、

ドラマファンには、楽しみのひとつでもあります。

毎回、ドラマ後半で“うぬぼれ”が、白いスーツを着て踊り、

犯人の女に告白するお決まりシーンは、

水戸黄門のようでもあり、シリーズ化もありですかね~




クドカンのドラマは、好き嫌いが、はっきり分かれるとは思いますが、

ファンとしては、クドカンワールドを十分に楽しませてもらった作品でした。