- ¥680 Amazon.co.jp
- 賭博師は祈らない (電撃文庫)/KADOKAWA
周藤 蓮 (著),
【第23回電撃小説大賞《金賞》受賞作品!
十八世紀末、ロンドン。
賭場での失敗から、手に余る大金を得てしまった若き賭博師ラザルスが、仕方なく購入させられた商品。
――それは、奴隷の少女だった。
喉を焼かれ声を失い、感情を失い、どんな扱いを受けようが決して逆らうことなく、主人の性的な欲求を満たすためだけに調教された少女リーラ。
そんなリーラを放り出すわけにもいかず、ラザルスは教育を施しながら彼女をメイドとして雇うことに。
慣れない触れ合いに戸惑いながらも、二人は次第に想いを通わせていくが……。
やがて訪れるのは、二人を引き裂く悲劇。
そして男は奴隷の少女を護るため、一世一代のギャンブルに挑む】
(アマゾンから引用)
喉が、
■ 感想とかネタバレとか
焼かれてるってのがいいよね。
「どうでもいい」が口癖の賭博師が うっかり目を付けられそうなくらいに勝っちゃったので
賭博場の利益に還元するように買った奴隷がリーラ
決まりごとと養父と、賭博師の最期と奴隷のこれから、偽造紙幣とスケープゴート。
常にセリフの最後に「!」がつくジョンと女の子と仲良くなるのがはやいキース。
フランセスはそのうち出てくるだろうなとは思ったがそっちかい て感じだった
というか同居? 同棲? してたのには驚いた、です、カインドは同棲には向かなそうだし、そもそも「恋人」のくだりでぶはって笑ってすまんな。すまんな!
基本は賭博をしつつ交流会なので、
仕事をしたり、教会に行って勉強道具そろえたり、服を買ったり、見世物見に行ったり。
リーラかわいいよリーラってなればたぶんたいていのことは切り抜けられる(笑)
自分的にはもっと胸小さくてガリガリがよかった。
喉が焼かれてるってのがいいよね、に付け加えると、土壇場の見せ場で声が出るようになる、がないから。
それで好きな作品も、それが好きな作品もきっとあるにせよ、主軸は「声が出せるようになること」じゃないし。
のでリーラは最後まで声が出ませんし、きっと筆談をがんばることでしょう。だんだん、表情が出てくるようになってカインドがそれを読み取れるようになったのでいいと思います。
服を買うときのカインドさんはいい性格をしているなと思いました。
教会とかキースとかのかろうじてあった人脈を投げてほかの町行っちゃうのかな。
大丈夫かなあ(人付き合い的意味で)となったけど大丈夫かな。
続きがあれば読んでみたい、と書くと自分に対してもプレッシャーになるのであまり書きたくない。出るのかな。
フランセスとカインドの関係がしっくり納まらないのはなんでかな…
「最低ね」「知ってるよ」のやり取りがわからんかった…あれ… なんで「最低」がそこで出てくるの
素直に考えてわからな… え? 「惚れた女を助けに来た」? 賭博場(フランセスの仕事先)をぶっ潰してやろう?
前者かなって一瞬思ったけどその言葉を「最低」とする前提って
フランセスがまだカインドを好きだってことと、そのことをカインド知っている、が必要なんだけど、
あそこまで潰しといて、てなるし、ならなんで別れたし、ともなる(作中にカインドが何回か…2回かな、未練ありげなシーンがあった)
あとこのふたりで好きなのは「勝利の条件」! これ好き!
捕まったリーラを助けることが目的のカインドと、賭博で負けさせることが仕事のフランセス
キースのちゃっかりっぷりと、さっくり冷静なジャンには吹いた
お前たまに急にそうやって正論いうのやめろよ
イラストレーターはニリツさん!
胸……胸あんなに……なくていい……