殺意と調和のダストシャングリラ (角川スニーカー文庫)/KADOKAWA/角川書店
¥648Amazon.co.jp
【魔女vs騎士vs能力者vs半獣vs現代の高校生。
修学旅行のバスが事故に遭い、見知らぬ孤島で目覚めた高校生・小鳥遊颯真。
鬼の半獣に襲われた彼を救ったのは、リゼットと名乗る少女だった。
彼女は、自分たちは魔女狩りを逃れてきた魔女で、この島で自衛している騎士団と抗争状態にあるというのだが…。
獣化して自我を失ってしまった半獣、彼らと戦う能力者の陣営も巻き込んで展開する、廃棄された少年少女たちのバトルロイヤル。 】
(アマゾンから引用)
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■ 感想とかネタバレとか
とりあえずソーマが嫌いだってことはわかった
読み終わったあとにあらすじを読むと「えー???」てなる。
バトルロイヤルって全員参加の殺し合いの意味じゃなかったのな。
俺もう殺し合いどーん☆の話だと思っていたので平和に至る道の話っぽいのでげんなり。
平和の構成要素って愛と対話じゃねえよ? なので(ではなんだと言われるとなんだろうな、我慢と薄氷を渡りつないでゆく辛抱強さか?)、「話し合えば解る」のは話し合えば解るだけの土台があるからですのよ!!
ソーマは幼馴染のキッカとの会話も素敵に気持ち悪かったので最初っから評価は底辺彷徨ってたけど
化け物に攻撃されて毒喰らってる協力者で恩人の魔女を敵味方かグレー(暫定的味方)のとこにひとり置いて行ったのでその時点でのめり込みました。浮上はしない。
そこでアウトだし能力的にもアウトだし思考的にもアウトです三連ちゃん。
あのおにーさん途中で「わたしはお前を必要としてるぞ?」「俺の能力だろ、それは俺本体ではなく付加価値だ」みたいな話してて、もうもう個人的ににっこり「で?」なので「で?」だ。
おま、お前、じゃあ「本体」ってなんだよ。突き詰めれば「男」だって付加価値だろーよにいさん、それ込みでお前だ。うんまあ大丈夫わたしお前の付加価値ごと嫌いだから。
〝本体〟嫌いだと〝付加価値〟まで嫌いに…あ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い精神か。
まあいいや!
改行多いしリズム感ないし言葉の組み立てが下手なので読みづらいったら!
ナナちゃん出て来ないとキツかったわ。あの子出て来ると台詞が多かったのでなんとか乗りきれた。
ナナミちゃんはフルネームで 仮名 七海 っていう男の子でうさみみ?女の子と知り合うのだけどナナちゃんでいい。ナナちゃんは主役にはならないし脇役人生の性格っぽいけど、本人が文句言う割にはそこそこ人生上手くいくタイプだと思う(笑)
ソーマと同じクラスでバス墜落に合わせて同じ場所にはいるんだけどソーマと合流するのは後半。
未来人のアイトもいる。でもアイトの能力がチートすぎてなんであいつ出すのか謎。
魔女っ子リゼット
半獣はゼロとジューゾー
能力者カウントのはずのアイト
騎士は名前なんだっけ? クロエ・ホワイトだ! 白か黒かどっちだよって名前だった。
現在の高校生は農作業に従事していた(笑)
なぜ問題児ばかりを集めたクラスまるっとひとつ落としたのかな。
ひとりひとりに救済措置でもくれてやるのかな。
書きたいことはわかるし言いたいこともストレートでいいのだけどそれをあのフィールドでやるのか? という話だ
必要とすることと必要とされること
不必要とされたことと不必要とすること
デボラちゃん可愛い。
幼馴染モノで好きな話やカップルやペアがすぐ出てこねーのだけど基本的に幼馴染っていう関係性は好きよ! なにより、あらゆる意味で、楽だしね! でも楽なことにあぐらかいてるよーな(〝幼馴染〟といえばすべてが解決したような)ものは大嫌いなのだな。
穂高明さんの「かなりや」は好きだったような気がする。
角川スニーカー超久し振りすぎて我ながら怖い。
心の中でのスニーカーの代表作ってアルティメット・ファクターとか精獣戦争なんだもの。
イラストレーターはしぐまさん!