白の鳥と黒の鳥 (角川文庫)/角川グループパブリッシング
¥500Amazon.co.jp

【たとえば某日。
ねじまわしに導かれ、太ったひとばかりが住む村に行く。
某夜、上野の立ち飲み屋台で国民的作曲家のよた話をきく。
またある日、謎の珍味“こぎゅんぱ”に随喜し、獰猛な巨大モミジをみんなで狩りに行く―いしいしんじが聴き取った、ちょっと奇妙な世界の消息をお届けします。
生きていることの不思議さと不気味さ、そして愛しさがくるくるときらめく、万華鏡のようなショート・ストーリー集。 】
(アマゾンから引用)

■ 感想とかネタバレとか

肉屋おうむ
肉屋とオウムとラしか話せない息子の話

しろねずみ
ゴルフに行ったらしろねずみがいた話

せみ子の黄色い傘
え? 黄色いかなさをなくす話

カラタチとブルーベル
好きー
おまじないと仲のいい姉妹
片方は体が弱く、片方は演じる

薄い金髪のジェーン
カラオケ大会?
ホームレス?

オールド・ブラック・フォスター
アメリカインディアンの誤解とか
アラバマ・ジョーと大阪弁

青と赤の双子
いびつな家族のいびつな双子
会話をするのは母親とだけ
家を出たがる自分に、片方ずつしか会えない双子

魔法のリコーダー
ちょっと可愛かった
妹の腕がうまいだけさ!

紫の化粧
紫って。紫って。紫って…。

紅葉狩り顛末
獰猛で凶暴な紅葉を狩りに行く話
仕留められたようでなによりです。

すげ替えられた顔色
少しゾッとした。いいな、あれ。顔だけぶら下がってるの、いいなあ。
地域に溶け込もうとする駐在さんのところに持ち込まれた相談事

ボウリングピンの立つ所
結果的に自殺者を運んでしまったタクシードライバー
がたがたぴしゃん! が好き
どうでもいいけどボウリングのあのボウルって重いと思う
彼らなりの褒め言葉。家に帰る。

緑 春
好き!
いいなーこれ。桜も上手かった。
大丈夫お花見のときに誰も桜見てないよ!
青は緑の愚痴を言いに桜の下へ。茶も参加して、最後には一仕事。

わたしの千夜一食―第百二十三回―ひらめ、アオヤギ、こぎゅんぱの巻
一行目「北朝鮮から潜水艦に乗って」にびっくり。北朝鮮に(運用可能な)潜水艦ってあったんだ! いや知らんが!
ひらめが食べたい人がアオヤギを買って帰る話

白黒の鳥の声
鳥の毒(?)を吸い出すおじさんの話

おっとせいを飼う
おっとせいを飼う話
報われないは報われないんだけど、目を反らし続けてもいるからなんとも言えん
逃げた奥さん

薄桃色の猫たち
毛をそられた猫たちの話
息子も一緒だったよね

透明に関する四つの小話(コント)
短い話が4つ。
迷惑な客を追い出す宝石屋さんが好きだった(笑)

太ったひとばかりが住んでいる村
これ好きー
いいなー
「約束のひとつは守った」んだ。
天国のような村での滞在記

カバーは池田進吾さん!