昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)/入間 人間
¥578Amazon.co.jp

【小さな離島に住む僕。車いすに乗る少女・マチ。僕とマチは不仲だ。
いつからかそうなってしまった。そんな二人が、なぜか時空を超えた。
はじめは二人はどこにいるのかわからなかった。
島の景観なんて、十年やそこらじゃ変化しないから。
『過去』に来たと分かったのは、向こうから自分の足で走ってくる、『小さいマチ』を見たからだ。僕は驚き、そして思いつく。
やり直すことができると。ずっと後悔していたことを、この、過去という『現在』で。
『明日も彼女は恋をする』との上下巻構成。 】


■ 感想とか色々

本土に行ったマチは車椅子に乗って島に帰ってきた
呆け始めて孫のことも解らなくなったニアのおばあちゃん
かつて一緒に島内を走り回ったはずの幼馴染
本土から来た変人科学者の松平(タイムマシンは車型)

松平さんのタイムマシン(軽トラ)に乗って助手の2人が9年前に戻るよー
マチは自分の足で走り回っている、ニアも一緒にいて、おばあちゃんはまだニアのことを孫だと認識している9年前
島民は本土の人には厳しいが、小さいニアとマチは大きいマチとニアを気に入って、ちょこまかと構ってくる
自転車レースを二週間後に控えたある日のこと


大きいマチと小さいニアはもう少しくっついてくれててもよかった
なんでマチこんなに体力担当なの(小さいニア膝に乗っけて車椅子)
大きいニア役得だなあと思いつつ、なんだかんだいってこいつ幸せっぽそうでギリギリしたくなる(笑)
間違った瞬間に戻って、間違ったことをやり直せるのって役得だと思う、しかも「言えなかった言葉」と「言いたかった言葉」両方なんだから
タイムトラベル、壊れた軽トラはその時代の松平さんに直してもらう、二週間の間
とりあえず未来の僕たちが過去の僕たちに会ったその場は特に崩壊しなかった
頭の隅っこで歴史改変はちらついていたし、ニアは変えたかったのだろうけど。
マチは…どうなんだろ、小さいマチに自転車やめなよって言うくらいか


自転車レースに負けた方が秘密を言う
戻って来たのは自分の足で立てるようになったマチだけ
林の中で呼んだ声にこたえた剣崎さんはニアの死を告げる
というわけで下巻に続く、借りるか買うか迷ってるんだけど買うならせめて3カ月以内に買った手持ちの読んでから買う
松平さんが主に胡散臭い、「見限るな」発言とか。

イラストレーターは左さん!