“呪肉”の徴―グウィノール年代記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)/縞田 理理
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【下町で暮らす少女メルには気がかりがあった。
左腕に突然現れた謎のできもの。もしこれが“呪肉”だとしたら、畸端審問官に腕を切り落とされてしまう!
ひた隠しにしていたが、審問官に目を付けられ連行されそうに。
寸前で大公家の有名な変わり者の姫アラストリナに助けられて、彼女に一生を捧げる決意をする。
女官としてお城にあがったメルは、そこで奔放に振る舞うアラストリナにも秘密があることを知り…。 】


■ 感想とか色々

話がどんどか進むぞ!

呪肉憑きは忌み嫌われる
審問官にバレそうになった所を助けてもらい、ある人に隠し方を教わる
きっとあの人(アラストリナ)も呪肉があるに違いない! あの人の役に立とう!
侍女になる身分を得るためトレガーさん(没落豪士)の養女として修行するぞ!

めでたく じじょに なった!

じゃじゃ馬お姫さまに仕える利かん気の侍女として大活躍
体に呪肉があるような人間が結婚などできるはずもないし、バレたら最悪殺される。
謀反とか同じ呪肉憑きの人達とか他いろいろ
ガウアー(帝国の呪いを受けたあと2年くらい生きてる人)がカッコいい所かと思ったら全くそんなことなかったぜ…(笑)
トレガーさんはいったいどこへ行ったのか、それにしてもあの人天涯孤独なのか、家は名家らしい、だからこそメルが養女になったのだが親類縁者いたらさすがに怒られてるだろ。多分。

メルはアラストリナに忠義を誓い(?)、「一生護ります」っていっているので護るんじゃないでしょうか
出会い~信頼までがはやいのだ、そうしないと話進まないしなあ、信頼せざるを得ない状況とはいえやっぱり戸惑う、みんないい人
地の文にも「!」が多いのが苦手、「……!」とかもあるし。
一応魔法もあった、しかしあの謡い手はいったいなんだったんだ、どっかでまた出てくるのか。謎。
メルの幼馴染でそこそこいいとこのお坊ちゃんがいたんですが、あの子も結局なんだったのか(笑)
「僕、メルのために頑張るよ!」て頑張ってたのに最後メル達ご一行は外に行っちゃうし


途中でダルマになってる公妃やそれを見させられて叫んでる夫とかまるごと殺したあと自害した弟とかいた
オルウィナ意外とやるなあ、でも顔出しした時点でアウトだろ詰めの甘いおばさん
あの人楽しくなさそうなので倦厭してる
しかしそんな殺しよりも嫌いだったのは逃走するメルとメルの養い親の「もっと話し合っていたら違ったかも…」みたいなアレですよアレ、悪が最後改心して正義に着いたり、新しく来た転校生が主人公と主人公の好きな人に妨害する高飛車で嫌な奴なのに最後だけ良い奴になって主人公も苦笑しながら赦しちゃうようなの。
なんなのアレ。
所々「悲鳴あげてたり悔やんでる暇があったら逃げろ逃げろ」と思ったり思わなかったり
なんかもっとガツガツパッパッと非情に動いてほしい!

「きれいなおねえさんは、すきですか」ってパナソニックのCMだったのか!
へえ~ 知らなかった

イラストレーターは春乃壱さん!
Calling の人か、ということはわたし地味に好きなのかこの人