傭兵代理店 (祥伝社文庫)/渡辺 裕之
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【各国の傭兵たちを陰でサポートする――それが「傭兵代理店」である。
東京で密かに運営される代理店に、藤堂浩志が訪れた。」元刑事の彼は、ある殺人事件の犯人を追い傭兵部隊を渡り歩いていた。
あれから十五年、事件はすでに時効だが、彼の帰国を待っていたかのように異常殺人が再発、謎の刺客が現われた!
やがて背後に浮かび上がった、防衛省と政府要人の陰謀とは。 】


ピーチ姫はいつだって攫われ役さ!

■ 感想とか色々


「元フランス外人部隊」と「元空挺」
元陸自(空挺)のにーちゃんは真面目そうな奴だった
空挺の挺が好きだなあと今思いました今、「挺」の字には「ずば抜けている、進み出る」(byコトバンク)っていう意味があるらしい! なんだかカッコいいな。あ、身を挺しての挺か。
ランクの低いにーちゃんが面白くて好きだ!
あいつなんかけっこーいい加減なのになんだかんだいって生き延びてる(笑)、いいなーあいつ楽しそうに仕事するな
「外人部隊」で検索かけたらスペインも出てきた
スペインの外人部隊のマスコットは現在ヤギで、式典やパレードにも出るらしい、意味解らんがヤギすげえ


タイトルまんまの話だったりする
汚名着せられて警察退職
「犯人はフランス外人部隊」という奇怪な手紙が送られてきてそれを追う兄ちゃん
兄さんの名前は藤堂浩志
15年後、時効となったので帰国
兄さんは基本単独プレイ、武器や助っ人といった補助を頼みたいときは「傭兵代理店」を使う。
個人と団体の楽しさはまた別なのでいいんだけど、傭兵の小説は基本単独なのが多いイメージ
「傭兵かつ団体(小隊)行動」で覚えてるのは漫画「天使祝詞」の3巻くらいです、あれ可愛い絵をしてほぼ全滅だったので好き
政治的圧力だとかまあいろいろ
ビーチに行ってたりもする、大佐すげーな
兄さん自身もイギリスの特殊部隊?SAS?かなんかに講師として行ったことがあるらしい
そういえば組織編制と駐屯地には興味があるけど装備あんまり興味ないし解らん、トカレフとかAKも聞いたことあるだけで解らん、ミグ長生きだなあ(よく出るなあ)とは思う、ソ連や中国のコピー品(粗悪率高そう)はちょこちょこ出てくる


女性が出てきます、美香さんです
その女性の出生も話に関わってきますが、正直戦闘要員ではないのでピーチ姫です
なかなかピーチ姫なんねーなと思いながら読んでたので、「あれこれもしかしてならない?」と思ったあたりでなりました、ピーチ姫
添え物程度っぽい。兄さんは大切にしてるかもしれんが基本そういう話ではないので(笑)
続刊もあるみたい、でも読まないかなあ、面白くなかったとかではなく多分兄さんが普通だったからだと思う
情報収集役のお姉さんもやっぱり戦闘要員じゃないし。華は足りないくらいならいっそない方がいい
刑事側と傭兵代理店側
途中でこんがらがったけど読み終わった直後はなんとなく解ったような気になれる本でした
そのうちこの兄さん死にそうだなあ、と思ってたんだが、公式ホームページに掲載されてる続編のあらすじ読む限りは死んでないっぽい
名前で検索かけたら同姓同名の俳優が出て来てビビった