ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫)/大槻 ケンヂ
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【十八歳で夏でバカだった!
バイト暮らしの耕助は、仲間のザジ、バンとパンクバンド「野原」を組み、生まれて初めてのライブツアーへ出かけた。
行く先々でグルーピーを引っかける予定が、謎のゴスロリ娘のヒッチハイクで旅は思わぬ方向へ。
彼女、七曲町子の正体は? ツアーファイナルは成功するのか? 耕助と町子の恋の行方は?
爆笑と感動、大槻ケンヂの青春ロック長編小説。
忘れることなんて絶対にできない最高に熱かったあの季節。 】

十八歳で夏でバカだった!

■ 感想とか色々

とあるのでその通りです、少なくとも「十八歳で夏」はその通り。バカかどうかは知らん。バカでも(私が)楽しけりゃそれでよい。
全然全く好みではない、あらすじを読んだら九分九厘手に取らないと断言できる人間でそこそこ楽しかったので、たぶんそこそこ面白い。
勝ち組か負け組か? の話でもあったけど。搾取する側とされる側。
悪役がものすっごい悪役なので胸糞悪いです、しかもなんか物語の最後良い側になってるし(笑)
どうせだったら落ちぶれてくれたほうが楽しかった! 手段としてのお金は大事ですよ!!!
でもお金は一番大事ではない、引き換えて手に入るものがほしいわけだし。お金あると安心するけどねっ。
ペンは剣よりも強いのか?
書く側が崇高であればよいけど下劣な場合は心底 死にさらせ☆ と思わないでもない、今回は後者です、いやまじうぜえ。
作中ではやってないけどセックスセックス煩かったので、うるさいんじゃー! てなった(笑)
いや別にどうでもよいので好きにすればいいんだけど、すっげー「若者」って感じで嫌いだった、馬鹿な男に馬鹿な女
いやわたし若者好きよたぶん。頭の良い若者は好き、バカになりきれない若者も好き、さいきんで言えば(大分前だが)高校生クイズの浦和高校が好きだった! あれはすっごくよかった。
でも“若者”って同じくらい嫌い(笑)

ロッキン・ホース・バレリーナにそこまでこだわる理由が解らん
評価されて、評価されて、評価されて、評価されて、死ぬまでずうっと評価されて、それでもいいけど、それだけじゃ息苦しいよ
最期の顏が晴れやかであるのが好き、別に幸せじゃなくたって思い描いた通りの人生じゃなくたって呆気ない最期だっていいけど、笑顔がつくれる最期がいい、なので無理矢理でも笑って死んでくれると嬉しい
今までで最も好きな最期は緋色の椅子のドリィ、未だあの人を超える最期は読んだことない、いつか読めるかな、読めなくても彼だけで十分しあわせ

メールの相手が予想外でした……出てこないなあ、あの女の子、とは思ってたが…!
あの子の存在は結構すくわれると思うんだ、テンションたけーし。
お互い地雷踏みまくってるので修正効かないかと思ったら意外に効いてた、わたし地雷踏まれたら大体もう無理って諦めるので。ていうか覚えてるし。うんこれもうちょっと根性出せよって話だな。
わかいなあ わかいねえ でもこんなのだけが若さであるのは嫌だねえ て感じ。
むしろおっさんのが波乱万丈だった気がする、病院内での演奏とか! あれもよかった、ちょっとイッちゃってて好き。
てめえの勝ち負けくらいてめえで決めろっつー話だなあ
ゴスロリは好きだけど似合ってないゴスロリは地獄です、ツインテだって好きだけど人を選ぶんだ よ!!

イラストは浅田弘幸さん!