ベティ・ザ・キッド(上) (角川スニーカー文庫)/秋田 禎信
¥680Amazon.co.jp


【荒れ果てた大地と砂漠、点在するレインスポットに暮らす人々。
その過酷な世界を戦車で旅する少女がいた。名はエリザベス・スタリーヘヴン。
素性を隠し“賞金稼ぎのキッド”として名を馳せる彼女だが、実は1年前まで銃を触ったこともなかった…。
謎の協力者ウィリアムや不思議な能力を持つ少女フラニーとともにベティは旅を続ける。
父の仇ロングストライドを追い詰め、決着を付けるために。秋田禎信、待望の新作。】

少女小説的ななにかの成分割合がスニーカーっていうかルルル

■ 感想とか色々~

中公のノベルスでもあり。……あーノベルスかも。ノベルスかな。ノベルスでも作品による
父親の敵を取ろうとする男装の少女、エリザベス・スタリーヘヴン
彼女を補佐するウィリアム・ブレイク
先住民族(シヤマニ)と入植者(ペオポルス)との子供、フラニー・ベリーズ
天国に休憩に小さな果実。
ブレイクってどっちだ?(知ってるのは「流行」か「休憩」)と思ったら同姓同名がいらっしゃった。
ウィリアム・ブレイク(William Blake, 1757年11月28日 - 1827年8月12日)は、イギリスの画家、詩人、銅版画職人。

引用までしといて非常に言いづらいですがウィリアムさんのイラストの髪と目は黒いです

ウィリアムの命の価値分はキッドにあるのかな
この人の存在がどうも少女っぽくてむずがゆい。
父親の仇っつってもロングストライド(以下ロング)はさんざ「殺す奴に息子がいたらそいつごと殺してる、仇うちがうぜえから」です
相棒のビリーが良い味出してる。自分が馬鹿とわかっている馬鹿。命令には忠実。
ロングはロングで良い奴そうなんだがなあ。だって息子もきっちり殺してるんだから。
まさか、娘だから殺し忘れた(対象範囲外)オチはないよね、殺す奴の兄弟いたらそいつらも殺してるよね?
もしそうであれば物語の順当としてはウィリアムがお父さんに関わってそう(勘)
この人無口な割にフォローはぴかいちなのでキッドでも安心して読んでいられる。
シヤマニがちょっとアレ。お前…
メルカバってなんだ? と思ってたら戦車だそうです、「施設科」って言われると解るんだけど「工兵」って言われると「?」てなります。だからって特科は逆に解らないがな。


追いかけて逃して追いかけて逃して追いかけて追いかけて捕まって て感じ、別にだからどうということもない、
口径とかちょっと興味が無かったのでメモってないです
銃火器わかんねー 機関砲もミリの違いでどこがどう違うのわかんねえ
主人公に持たせるので銃と日本刀だったら日本刀、そういえばるろ剣のゆたろうの声がルフィらしい、聞いたらルフィってかきりまるだった(声優は一緒)
さいしょ、薫の弟のゆたかってやつ、と言われたので、こいつの脳内で平行世界広がってね? と思った

この夜に、ひとつだけ、守れるものがある
が好きだった! 好きだなああそこ。いいよねえ。死んじゃうの好きだなあ。
講談社ホワイトハートの「神話の子供たち」の部族の戦士を思い出した。
意味のある死でも意味のない死でも構わない、ただあまりにも多すぎるとただの統計になってしまう


そんなに男っぽいのか。
このイラストで女とわからなかったら逆にすげぇよ 
話は逆だが女装のなにが嫌いって男の骨です。あの骨っぽさ。同じ「脚細い」でも女とは内訳違ーんだよ! と大声で言いたくなる。言わないけど。
男装は可愛いからおっけー。だぶだぶの学ラン着てる女の子って可愛いよね? 可愛いよね? 素材が残念な場合を除き。

この中では砂ペンギンが好き
ふてぶてしいなこいつ
下巻読むかなあ ちょっと解らん
わーお魔術師オーフェンの人だった 道理で聞き覚えのある…

イラストレーターは山田外朗さん!