龍族(ドラッケンハイト)―創世の契約〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)/花田 一三六
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【この地にはかく伝わる。
至高は最初に龍族を創り、その翼を鳥族に与えた。
その牙は犬族に、その爪は猫族へ。―人族には何も与えられず、と。
以来1500年。序列の最下層に置かれ、迫害されて大陸の片隅に追いやられた人族。
その彼らと大陸との唯一の接点、地峡にある国境の町に「一生に一度会えたら幸運」とまでいわれている龍族が現れた。
ここから、『世界』を揺るがす事件は始まった―。】




ベルネ(1番手前の人間)が主人公ぽかった!

■ 感想とか色々~


第一話
入国管理局特別管理官のヒルファーさん視点。

至高(リヒター、或いは「かみ」)
龍族(ドラッケンハイト)
鳥族(フォーゲルハイト)
犬族(フンターハイト)
猫族(カッツェンハイト)
人族(メンシェハイト)


異族間に子は出来ないが例外として人族の女と他族の男だと子が出来る。
混血だと子が出来ない。
ヒルファーさんは人。奥さんもいます、奥さん若いらしい! お弁当いいな!
出てくるのは猫と人の混血マルセル(外見ほぼ猫)
記者のベルネ(人)とドラッケンさん。
ドラッケンさんは龍です、名前がめちゃくちゃ長い。
学術目的で来たとか。80年前にも来てる。
マルセルとヒルファーさんはこれを一緒に探します。お友達です。
マルセルのお母さんも探します。
輸入雑貨の飴。
ベルネさんは記者です。なので記事を書きます。若いそうです。
これ表紙の手前がベルネさんなら若いってもんじゃねーぞと思うんですがこの人お幾つでしたっけ。
乱暴な混血排斥派。やむをえない事情と状況を除いて暴力は嫌い


全体としてこのドラッケンさんとベルネさんだったりします。
排斥派や混血でもあると思う、ただドラッケンさんの「学術調査」と「80年周期」がまだ分からないのでなんとも。
後者は単純に人間の寿命かな? と思うが80年プラスαって結構な長生き。



第二話
酒場の親父がたり
親父がまだ「傭兵を夢見る息子」だった頃のお話
師匠はロンベルク、仲間に誘ってくれたハインツ、親切な鳥族の混血
春豆を作っている(作っていた?)農夫が聞き手
「死なないで、傭兵を辞めることができたからだよ」p72 が好き
親父さんの場合は「傭兵」が手段だったからな。



第三話
好き!
犬の混血・ジャックと堅実な生活を送るマチルデ
いいなー いいなー 
「お引取り願いなさい!」も好きだったけど雇い主第一のジャックもよかった!
ベルネさんも巻き込まれてます、マチルデさんはとばっちり、とばっちりっていうか業務遂行上致し方ない
だからそれ(拉致監禁暴行と強姦未遂)はどうなの排斥派
混血の住居七番地、共存派と排斥派。
ロンベルクさんと酒場の親父(初代)もちょこっと出てくる

「決してこちらを脅かさない穏やかな声」p112がすき
ジャックはいいよ、いい人だ、でもジャックもいい人と出会えてよかったねえ
(雇い主が女性だったから夜の相手もさせられると思っていたし、混血は子が出来ない安心からそれがまかり通っていた)
でもマチルデは違った
マチルデさんは半ばまでマチルダだと思ってたんだ(小さな大天才)、すまん。


第四話
ベルネさん昔話!
犬との混血のデッカーさん。元漁師。付きまといます。
デッカーさんのこだわりはレニ。排斥派の「人」です。
ノイマンさんは鳥との混血で、捨て子だったらしい。デッカーさんの「息子」さんです
しかしこの話書き出すと混血多いな、他意はないんだがハーフの方がいいのか? まあいいや。
そして混血が多い割に外見が人間寄りはいねえ、多いのは排斥派と共存派の話でもあるので致し方ない
崖下にあるという洞窟。むかしむかしのできごと。



第五話
「喜んでくれるかな?」のお父さんが可愛い!
ベルネさんの名前を決めるとき。
「名前は親からの最初の贈り物」って誰かが言ってたんだ!
養母と養父。ベルネの昔話。ドラッケンさんを調べます。
会社はお父さんが興したものらしい。奇特な人だ。
お母さんもいい人だ、この人すげえいいお母さんだ。
ベルネ少年が熱で倒れたとき、倒れたこと自体を謝ったのをみて、距離を置いた。
夕飯だけ一緒ね ていうのがまたいい。いいお母さんだ。
今と昔を行き来する。

ヒルファーさん、駆けつけるが一歩届かず。
80年ごとにくるドラッケンハイト、80年ごとに起こる事件。

第六話
どっか飛んだ
とゆわけでベルネさんです。
3話でベルネさんが出張ったあたりで あら? と思って、4・5で私の中で確定、多分主人公。
2巻読んでないので2巻でいきなり知らない人出てきてたら知らない
猫族! 女の子!! 
トーニさん。巻き込まれます。トーニさんはいい人です。でもベルネさんもいい人です。
犬との闘い。

「一兵卒が、そんなことまで考えちゃ駄目だ」が好き
ベルネさんはどうやら頭がいいらしい

イラストレーターは金田榮路さん!
5巻で終わるらしい とりあえず借りてきた
裏表紙にコクーンがいた! あれは繭じゃなくてコクーンだった。