和菓子のアン/坂木 司
¥1,890Amazon.co.jp

【デパ地下の和菓子屋で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)。
プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれた、忙しい日々が始まります。
謎めいたお客さんたちの行動の真相をさぐるミステリー的面白さと、青春小説の瑞々しさが同居した、著者待望の最新作!】

乙女心のわからない乙女がいた。

■ 感想とか色々~


和菓子のアン
始まり。

「女子だったでしょ」
「はい、女子でした」が好き! 笑った。
女性的な男性と男性的な(雄叫び)の女性。
知識豊富な男性店員と美人な店長。元ギャルも加えてのお店「みつ屋」。
厄落としとか役員会とかお茶好きな上役のお話。
懲りすぎててなにがなにか解らなかった。言葉遊びに近い。


一年に一度のデート
台湾人へ贈るお話。かささぎ。
旧暦ってズレるからなあ。今頃? て時に中国の爆竹パーンが日本に届くし。
店長の失った人もあったがあからさま過ぎて好きじゃない。
台湾なら近いよすぐいけるよ!
しかし台湾の漢字って見れば見るほどなにを言いたいか解らなくて笑える、台は画数多い方が好き!(湾とのバランスが取れて)
化粧とメイクの腕と売り物のお話。3分で別人。

萩と牡丹
長い時間が過ぎているとエピソードがたくさんあっていいよね、というお話。
消防訓練で鳴るお腹。
「人を傷付けるための道具で儲けているんだ」は好きじゃない、梅本さんと私にそれが必要なかったのはただの幸運に過ぎない。
大納言は貴族だから切腹はしない。
なるほど、としか言いようがない、遊び心を忘れないっていいなー
師匠が来るよ。


甘露家
師匠がお詫びをするよ。
別に師匠はそこまで重要でもないんだがセンスの悪い師匠と乙女のやり取りが好きかもしれない。
お酒担当の楠田さんが聖夜に向かうところ。
兄と大兄とロスの少ない店長。

辻占の行方
めんどくさ!! と正直思う。
ろまんちっく、すぎてちょっとかゆい。まるくおさまったのでよしとしたい!
遠い恋人からのメッセージ。
店長の「失った人」と中国と「型風」のエピソード。
青空骨董市で手に入れた木型。
テディベアはよくて大福はダメなのか。みにょーんてのびる感じが好きですが大福。美味しいよね。

装画は石川絢士さん!

文庫!

和菓子のアン (光文社文庫)/光文社
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