兵士を追え (小学館文庫)/杉山 隆男
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【海自最高機密の塊・潜水艦に長期同乗取材!

深海に身を沈め、敵艦の音を探る潜水艦。
空から海の守りにつく哨戒機。
自衛隊で働く隊員たちの姿をみつめ、声を拾い集める「兵士」シリーズ第三弾は、急増する領海侵犯に日夜眼を光らせる、海上自衛隊の潜水艦および哨戒機部隊に鋭く迫る。
一隻四百五十億円を越す“最高機密の塊”に乗り込んでの密着取材。
逃げ場のない鉄の檻の中で、海の防人たちは何を思うのか。さらに、哨戒機P3Cへの同乗取材も敢行!
ソナーマン、センサーマン、武器員、戦術航海士……海自の「兵士」、孤高の職人たちの姿を追う。 】


柏倉二佐可愛いよ柏倉二佐!

■ 感想とか色々~

なんだかほとんどよく解んなかったけど凄いことだけはわかったよ! 職人多すぎだろ!! え、のうのうと生きててすみません。
護衛艦じゃなくて潜水艦だった、P3C超頑張ってた。

1回通しで読んで、時間おいたらどこがどこだか解んなくなっちゃったから読み返した。
「え、そうなの?」「可愛いな!!」「アメリカざけんな」「中国うぜー」あたりを書き留めておいた。
韓国は書いてなかったなそういえば、米中だけで露も出てこなかった気がする。(多分)
p131 山本五十六さんの遺髪があるらしい!! です。三種の神器並だな。(確かあれも蓋あけないって聞いたような)

ので引用多いです。
アマゾンのランキングのひとつに軍事入門があった。これ軍事入門なのか…?
読みやすかったしエピソード多いから好きだけど技術<人間な印象。
そして三弾から読んだのはただ単に、1番速く確実に取り寄せられるのがこれだったからです。
次は空(購入済)、陸は手に入るかな…。

p39 ドルフィンマークのこととか。
捕鯨国であったノルウェー、てあったから おお? と思った。(「捕鯨国であるノルウェー」なら気にしなかった)
ノルウェーノルウェー。北欧て「北欧」でひとまとめな気がする、あんまり(わたしの中で)見分けがつかないわけでもないがほぼつかない。

p58,59
「潜水艦では、階級は関係なく、艦長が一番なんですよ」

「防衛庁長官や、あるいは首相が乗りこんできても、上座のひとり掛けは艦長で、首相はこのソファに座るわけですか」
司令はあらためて大きくうなずいてみせた。

これ関連はp62ににも。
優秀な潜水艦乗りはしばしば老獪で狡猾な「狐」に例えられる。
そのうち九尾にでも進化するんじゃないかなこの人達。

p77,78
バルブ。バルブ。バルブすげーよ超すげー、凄いの突き抜けてアホかと思いました 四 桁 叩 き込むってなんだ。四桁……? 四桁ってなに。
すれ違いざまにも聞くんだって。そしてそれに答える実習員。
挨拶代わりに「このバルブは?」。

p103
「いま頃、うしろから、舵をとってるのは誰だ、って、どやされてますよ」

「目元に笑いを滲ませている」若い隊員たちが可愛い。


p112
16人の艦長が守る範囲のこと。
北から南までホントもう……お疲れ様です……。
「北からの脅威」=ロシアなんですね、わたし「北」=北朝鮮だった。
外務省の北朝鮮がノースコリアだった、韓国(大韓民国)はRepublicだった。

p152~154
「おかえりなさい」は反則。おかえりなさいは反則。反則。
でも可愛い、なんかここでこう来ると、お帰りなさいっていい言葉だなあとしみじみ思ってしまった。
給養員さんの1日のお仕事をお手紙にしたためました。
予告なしの破局も、自分から申し出ての破局も、結婚したあとのあれこれもあった、みんな可愛い。可愛いけど予告なしに消えた彼女さんに ちょっ おま と言いたくなってしまう。
ここらへんセルフで冬原さんと聡子さんでお送りされる残念なわたしの脳内。


p217
日本列島を四、五百キロの幅でぐるりと取り囲んだ防空識別圏というエリアがある。

1999年3月23日からのお話。おお、生きてる生きてる。(わたしが) 爆弾の投下。

p316
「すいません。もう一回、お願いできますか」

写真を撮るらしい。危ないよー 怖いよー……! 
でも(予算不足もあるみたいだが)道具を大切に扱っていた。好き。 
予算が潤沢にあっても大切に使うんだろうなあと思う。

p331~が可愛すぎる!!
身内自慢。いやもうわたし陸海空身内自慢大会でも開けばいいと思う、可愛いー。
柏倉二佐。P3Cを侮ってはいけません。
中国の不審船(?)が増えてるんだって、紙芝居するんだってー。

p377
P2Vネプチューン
PJ2
P3C
PS1
事故率のお話。


p399
「海上自衛隊の潜水艦部隊では、毎年定期的に十六隻の潜水艦がお互いの戦闘技術を競い合う戦技競技会を行っているが、~」
おやしおのお話。優秀艦。


もうめんどうくさくなった。のでテキトーに。
ジュース・トランプのお話(数字が1番小さかった人が買出し、ここでも忘れない潜水艦乗り)
学習院の大学出のお兄ちゃん、彼女さんの素敵っぷりはこの人が1番かも。惚気すぎだもっとしろ!! と思った、いいお人を見つけたねえ。
運動嫌いな人もいるらしい。でもサイクリングは別なんだって。
どうせやらなきゃいけないから小さく小さく頑張るって、水泳が1番嫌い。
この人と杉山さんのやり取りに少し笑った。
くるくる踊る人とか。彼女さんの一刀両断っぷりが素晴らしい!! そしてめげずに頑張るお兄さん!!
バイク好きな人とか。
ソナーマンの「音」の違い。この人交わすの上手いな。
映画とかのは「全部違う」らしい。
玄関すら入れない(入れてもらえない)海洋業務群。
確かに名前が大仰だとそっち行くな、中央即応集団、なんてかっこよすぎてどうしようかと思った。
政府の高官も言葉少な。
中国のストーカー(or空き巣の下見)っぷりが気持ち悪い。
カメラマンさんがいないと探し回るんだって。あーうん、それは解るぞ。
潜水艦vsP3C。
お参り。
伝統的な教育。「儀式」があるらしい。いいな全力でああいうことするの結構好きだ。
横須賀ではもうやってない……(なんていうか、善意なのかもしれないけど……善意なのか? それは。)
「ハッチの蓋は入らないように撮ってください」
ご飯の食べ方。ご飯事情がよすぎて危ない。

600ページくらいあるよ、正直メモりすぎて途中から諦めたよ。
海の事故は(最近のなら)知ってるのも1・2個あるけど、空の雫石は知らんかった。